世界最高峰と言われるコーヒーミルを開発するドイツのブランドです。
2013年に「C40」を発売して9年以上経過しましたが、未だに最高峰の座に居ます。
というくらい愛されに愛される名器です。
そんなコマンダンテの検証は過去に沢山行っていました。
挽き目の目安・分布検証
同一の豆を用いて、最小粒度とそれぞれの抽出方法に適した挽き目を検証します。
▪︎C2(TIME MORE):T.M-C2
・通常版:N
・ロイヤルブルー:RB
・シャンパンゴールド:CG
▪︎C3(TIME MORE):T.M-C2
▪︎栗子X(TIME MORE):T.M-X
▪︎slim+(TIME MORE):SLIM-P
▪︎栗子G1(TIME MORE):T.M-G1
▪︎ポーレックス:PORLEX
▪︎Barista Pro(Zassenhaus):Z,H-BP
▪︎C40 MK3(comandante):C40-MK3
極細挽き・細挽き
▪︎豆量:10g
▪︎目開き:600/700μm
C40の0点(原点)の確認方法は独特。
自重でハンドルが回らなくなった時点を0点とし、そこからクリック数を数えます。
試したところ、1~3クリックまでは豆を中々噛み込みません。
「4」や「5」は非常に細かいので、トルココーヒーも作れます。
後程、エスプレッソ検証でどこまで抽出適正か確認しましょう。
中挽き
▪︎豆量:20g
▪︎目開き:500/800/1100/1400μm
中挽きの定義は様々ですが、当サイトはカルディの挽き目「8」を基準にします。
コマンダンテが登場して以降、この分布を指標にミル製作が行われたなんて話も‥
他のミルの分布と比較すると、数値上はかなり似通った結果になります。
粗挽き
▪︎豆量:10g
▪︎目開き:1400/1600μm
▪︎1601μm~:3.3g
▪︎1401~1600μm:2.2g
特にX liteは優れた粒度分布を持ち、その差は歴然。
味の検証については、改めて別の検証で確認していきましょう。
微粉量検証
▪︎豆量:20g
▪︎目開き:400μm
▪︎スクリーニング時間:3分
当サイトでは、400μm以下を微粉として扱います。
上記を踏まえてC40の中挽き・粗挽きの性能をチェックしましょう。
エスプレッソ抽出検証
▪︎機材:Francis Francis X3
▪︎粉量:16g
▪︎圧力:9気圧以上
▪︎抽出時間:20秒以上を目標
▪︎タンピング圧:10~15kg
▪︎バスケットサイズ:49mm
機材自体は優秀ですが、相応の性能を持つミルでないと抽出はできません。
逆に「9」では極端に時間がかかるため、調整幅に少し難があるように感じます。
グラインド速度比較検証
▪︎豆量:20g
▪︎挽き目:27
上記内容でC40の回転数とグラインド時間を測定します。
少し噛み込みが甘く、豆によっては半カケラ程度残ってしまう事があります。
回転数が少し多い栗子Xと比較すると、随分と早く感じます。
COMANDANTE「C40 MK3」の評価
■挽き目の範囲:◎(極細~粗挽き)
■微粉量 :◎(非常に少ない)
■挽き心地 :◎(非常に良い)
■メンテナンス:◎(非常に簡単)
■粉砕速度 :△(やや遅い)
■持ち歩き :△(やや重い)
C40は様々な挽き目に対応した万能ミルですが、特にドリップに向いています。
手挽きミルの進歩は著しいですが、未だに性能で遅れは取りません。
栗子X liteをチェックする
2022年に登場した次世代のコーヒーミルがX liteです。
■挽き目の範囲:◎(極細~粗挽き)
■微粉量 :◎(非常に少ない)
■挽き心地 :◎(非常に良い)
■メンテナンス:◎(非常に簡単)
■粉砕速度 :△(やや遅い)
■持ち歩き :△(やや重い)
栗子Xをチェックする
X liteの前モデルにあたる高級ミル。
挽き目の範囲・挽き心地は似ているので、比較対象としてチェックしてみて下さい。
■挽き目の範囲:◎(極細挽き~粗挽き)
■微粉量 :◎(非常に少ない)
■挽き心地 :○(良いが滑りやすい)
■メンテナンス:△(機構が複雑)
■粉砕速度 :×(遅い)
■持ち歩き :△(重い/収納面は良好)
JPproをチェックする
JPproは、外側に粒度調整ダイヤルがついた革命的なミルです。
■挽き目の範囲:◎(極細~粗挽き)
■微粉量 :○(少ない)
■挽き心地 :○(挽き方に工夫必要)
■メンテナンス:△(複雑・コツが必要)
■粉砕速度 :◎(速い)
■持ち歩き :△(やや重い)
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コメント
コメント一覧 (2件)
現在タイムモアc2を使用していて、ミルのグレードアップを考えています。
現在、Comandamte C40 mk4かタイムモアの栗子X liteで迷ってます
自分はエスプレッソはしないので基本、ドリップで、粕谷さんの4:6メソッドを、C2では24クリック程度の粗挽きで挽く事が多いです。
また、自分は酸があまり得意ではないので、中煎りから深煎りを飲むのですが、どちらがおすすめとかありますか?
情報量が少なくてすみません
コメントありがとうございます!
浅煎り中心でなければ、圧倒的X liteをオススメします。
中煎り・深煎りのコクを維持しつつ、同じクオリティのコーヒーを安定して淹れられます!