1950年にイタリアで創業したエスプレッソグラインダーを製造する企業です。
販売されるマシンは軽く20万円を超え、多くのコーヒー店に導入されています。
そんな最強のマシンを販売するMAZZERから、なんとハンドミルが登場しました。
MAZZER
「OMEGA」
![](https://seikatu-goods.com/household/wp-content/uploads/2022/06/649AC73E-C548-4361-AAE7-78CB89F3AA8C-300x225.jpeg)
刃の大きさは47mmと手挽きの中では大型な部類に入ります。
しかし、最近はFlair pressoなど手動式の簡単なエスプレッソ器具が増えてきました。
という流れと、MAZZERブランドが相まって注目度は非常に高いです。
挽き目の目安・分布検証
同一の豆を用いて、最小粒度とそれぞれの抽出方法に適した挽き目を検証します。
▪︎C2(TIME MORE):T.M-C2
・通常版:N
・ロイヤルブルー:RB
・シャンパンゴールド:CG
▪︎C3(TIME MORE):T.M-C2
▪︎栗子X(TIME MORE):T.M-X
▪︎slim+(TIME MORE):SLIM-P
▪︎栗子G1(TIME MORE):T.M-G1
▪︎ポーレックス:PORLEX
▪︎Barista Pro(Zassenhaus):Z,H-BP
極細挽き・細挽き
▪︎豆量:10g
▪︎目開き:600/700μm
OMEGAの最低粒度はダイヤルの「3」です。
数字の間にピンが5つ刻まれているので、例えばこの場合は「3-2」と表記します。
上記を踏まえて挽き目を記載していきます。
浅煎りエスプレッソの抽出も難なく可能で、MAZZERに相応しい性能と言えます。
後程、エスプレッソ検証でどこまで抽出適正か確認しましょう。
中挽き
▪︎豆量:20g
▪︎目開き:500/800/1100/1400μm
![](https://seikatu-goods.com/household/wp-content/uploads/2022/06/4610B439-4F69-452D-8D30-6BF71FCF9073-300x161.jpeg)
その他のミルと比較すると、挽き目の変化に対して大きく変動していないことがわかります。
粗挽き
▪︎豆量:10g
▪︎目開き:1400/1600μm
![](https://seikatu-goods.com/household/wp-content/uploads/2022/05/589D9648-A04E-4593-A911-234C353A27C0-300x192.jpeg)
微粉量検証
▪︎豆量:20g
▪︎目開き:400μm
▪︎スクリーニング時間:3分
当サイトでは、400μm以下を微粉として扱います。
![](https://seikatu-goods.com/household/wp-content/uploads/2022/03/CF076097-9702-4EB9-AB81-1D7041F44812-300x225.jpeg)
上記を踏まえてOMEGAの中挽き・粗挽きの性能をチェックしましょう。
![](https://seikatu-goods.com/household/wp-content/uploads/2022/05/52CA3E91-2103-454F-8030-A335BF48F144-300x266.jpeg)
高級ミルに相応しく、OMEGAはコマンダンテやJPproに並ぶ性能であることがわかります。
エスプレッソ抽出検証
▪︎機材:Francis Francis X3
▪︎粉量:16g
▪︎圧力:9気圧以上
▪︎抽出時間:20秒以上を目標
▪︎タンピング圧:10~15kg
▪︎バスケットサイズ:49mm
![](https://seikatu-goods.com/household/wp-content/uploads/2022/02/21F171CF-657E-4950-8132-FD35733F4CDA-300x225.jpeg)
機材自体は優秀ですが、相応の性能を持つミルでないと抽出はできません。
中煎りで23秒なので、浅煎りなど比重の重い豆は「4-5」以下をオススメします。
グラインド速度比較検証
▪︎豆量:20g
▪︎挽き目:10-3
上記内容でOMEGAの回転数とグラインド時間を測定します。
刃は大きいですが、一つ一つ丁寧にグラインドしている感じです。
挽き心地が軽くハンドルも長いため、どんな豆でもサクサクと挽けます。
ドリップ検証
今回は以下4種をブラインドで味比較しました。
▪︎JPpro(1Zpresso):80
▪︎OMAGA(MAZZER):10-3
▪︎C40(COMANDANTE):30
▪︎栗子X lite(TIME MORE):15
今回検証して1番わかりやすかったのはX liteでした。
MAZZER「OMEGA」の評価
■挽き目の範囲:◎(極細~粗挽き)
■微粉量 :◎(非常に少ない)
■挽き心地 :◎(非常に良い)
■メンテナンス:×(分解非推奨)
■粉砕速度 :×(遅い)
■持ち歩き :△(重い/収納面◎)
ハンドミルの中でも最高価格のOMEGAは、高級ミルとして妥当な性能と言えます。
![](https://seikatu-goods.com/household/wp-content/uploads/2022/06/3392E47E-E174-461D-993A-6B0B13BC2A1C-300x225.jpeg)
現在ESPRESSO STOREで販売されているので、ご興味あればチェックしてみて下さい。
栗子X liteをチェックする
2022年に登場した次世代のコーヒーミルがX liteです。
値段ではOMEGAの半分以下という驚異のコスパ。
粒度の範囲はOMEGAの方が広いですが、ドリップ中心であればチェックしておきたい器具です。
![](https://seikatu-goods.com/household/wp-content/uploads/2022/05/2644421F-8918-4172-867C-B55502CBB5B8-300x225.jpeg)
■挽き目の範囲:◎(極細~粗挽き)
■微粉量 :◎(非常に少ない)
■挽き心地 :◎(非常に良い)
■メンテナンス:◎(非常に簡単)
■粉砕速度 :△(やや遅い)
■持ち歩き :△(やや重い)
栗子Xをチェックする
X liteの前モデルにあたる高級ミル。
値段相応の価値があると考えれば、比較対象として丁度いいかもしれません。
![](https://seikatu-goods.com/household/wp-content/uploads/2021/05/栗子X4-300x300.jpg)
■挽き目の範囲:◎(極細挽き~粗挽き)
■微粉量 :◎(非常に少ない)
■挽き心地 :○(良いが滑りやすい)
■メンテナンス:△(機構が複雑)
■粉砕速度 :×(遅い)
■持ち歩き :△(重い/収納面は良好)
C40をチェックする
手挽きミル界隈に衝撃を与えた最高峰の器具コマンダンテ「C40」
C40にしかない独特の魅力は、8年以上経過した今でも世界に愛される至高の存在です。
世界最高峰クラスの違いを、是非チェックしてみてください。
![](https://seikatu-goods.com/household/wp-content/uploads/2021/09/コマンダンテ33-300x225.jpg)
■挽き目の範囲:◎(極細挽き~粗挽き)
■微粉量 :○(少ない)
■挽き心地 :○(良いが滑りやすい)
■メンテナンス:◎(簡単・綺麗)
■粉砕速度 :△(やや遅い)
■持ち歩き :△(やや不向き)
JPproをチェックする
JPproは、OMEGAと同じく外側に粒度調整ダイヤルがついた革命的なミルです。
![](https://seikatu-goods.com/household/wp-content/uploads/2022/05/575195E9-26BB-40A9-82B8-FCB342C165DE-300x225.jpeg)
■挽き目の範囲:◎(極細~粗挽き)
■微粉量 :○(少ない)
■挽き心地 :○(挽き方に工夫必要)
■メンテナンス:△(複雑・コツが必要)
■粉砕速度 :◎(速い)
■持ち歩き :△(やや重い)
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