
どうも!再検証が積もりまくってるこまめです!
正直赤ちゃんの手も借りたい。





検証内容が大幅にバージョンアップしたからしゃーないな
今回再検証するコーヒーミルは、MAZZER「OMEGA」


↓旧検証はコチラ↓





この時はKRUVE Sifter(クルーヴ・シフター)だったもんね~
グルーヴ・シフターは、セパレーターと呼ばれる粉を振るい分ける器具です。



多くの粉を一度に2段階振り分ける事ができ、安価である事が魅力ですね
しかしJIS規格ではなく穴も円形のため、検証には不向きである事が判明しました。


その差は粒子径が粗くなる毎に顕著で、大きくて400μm以上の差異があります。



あくまで微粉を振るい分けるお手軽器具って事なんやな
「粒度を揃える」という目的で使用は可能ですが、SCAカッピングプロトコルのような公式的な基準には使えないという事です。


また手動のため、機械のような微細な振るい分けが厳しく、長時間丁寧な作業をしても結果がズレる事があります。



長年の検証でわかったんですが、粒度を正確に出すには複数のマシンを組み合わせて使うのが最も効率的なんですよね



それでも1目盛り30分かかるんやけどな
というように、大きく検証内容を刷新したので、OMEGAのような細かい目盛りのミルまで正確に分布が出せるようになりました。


以前はコマンダンテとほとんど粒度は同じと評価しましたが、今回の検証で変わる大きな違いを発見できるかもしれません。
それでは改めて、MAZZER「OMEGA」の中挽き・微粉量を検証し、目安や性能評価を修正したいと思います。
検証方法
今回行う検証方法は、中挽き・微粉量測定の2通りです。



中挽きの目安は下記の記事で定義化してるので、ご参照下さい!





こんな感じで、粒度分布の右欄に目安を書いてるから参考にしてね~


また下記の検証結果から、常に同じ豆を使用するようにしています。



何でこまめ家はマイルドカルディ使ってるん?



カルディが優秀な業務用ミルのDittingを使っていて、その挽き目を目安に検証したいからですね
中挽き目安・粒度分布検証
OMEGAの粒度分布を検証した結果、以下の数値が得られました。




1目盛り毎の粒度が細かく設定されており、精度の高さが実感できます。



せっかくやから、コマンダンテとも比較してみようや




コマンダンテは1段階毎の挽き目の変動がOMEGAより大きく、挽き目「24」では少し浮いた感じになっています。



他の分布を見てみると、OMEGAとそこまで大きな差は無さそうですね
以前の検証と同様、分布は近いと見て良さそうです。





「こまめ家」基準の挽き目としては「10-3」~「10-5」が中挽きって感じの分布やな
微粉量検証
今回はOMEGAの挽き目「10-5」で微粉量をチェックしました。





高性能ミルらしい、いい感じの数値に落ち着いていますね
最近微粉量が少ないミルが増え過ぎて感覚が麻痺しますが、OMEGAも十分優秀です。





MAZZERはエスプレッソグラインダーのイメージが強いから、多いかと思ってたわ
MAZZER「OMEGA」検証まとめ
OMEGAは性能面ではコマンダンテに並ぶ手挽きミルであると言えます。





有名企業のミルというだけあって、性能も作りもちゃんとしてますね
手挽きミルとしては後発ですが、外ダイヤルやハンドル収納などの欲しい部分を網羅している点はやはり魅力的。


シンプルでありながらマシン感もある見た目も、メカ好きにはたまりません。



あと肝心なのは味やな
粒度分布がほとんど同じでも、味が違う事は十分にあり得ます。





YouTube LIVEにてコマンダンテと味比べを予定しているので、改めて記事を更新しますね!
【2023年2月3日】18:30〜飲み比べ検証を公開



良ければ、チャンネル登録・高評価もお忘れなく~
というわけで、今回の検証は以上です。



また次回の検証で会おうな〜
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