【比較レビュー】TIMEMORE「栗子C2」中挽きの目安・微粉量を徹底検証した結果…

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こまめ

どうも!TIMEMOREのミル買い過ぎて信者と思われがちなこまめです!

たろ

え、信者ちゃうん?

コーヒーミルのラインナップが多過ぎて紹介する機会は多いですが、基本的にフラットな目線で評価しています。

こまめ

価格のバランスやメンテナンス性が高いので、自然と候補に挙がるんですよね

そんなタイムモアが一躍人気となったキッカケは、恐らくC2の存在が大きいはず。

2022年ではC3やXliteの登場で少し影が薄くなりましたが、そのコストパフォーマンスの高さは健在。

未だに、この価格帯では最強クラスと言われています。

こまめ

では、新しいミルが出てきた現在もC2の性能は本当に通用するでしょうか?

今回はそんなC2を最新の方法で再検証し、他のミルとも比較していこうと思います。

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タイムモア
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目次

検証方法

今回行う検証方法は、中挽き・微粉量測定の2通りです。

中挽きの目安については下記の記事で定義化してるので、ご参照下さい。

み〜ま

こんな感じで粒度分布の右欄に目安を書いてるから参考にして~

また下記の検証結果から、常に同じ豆を使用するようにしています。

たろ

何でこまめ家はマイルドカルディ使ってるん?

こまめ

カルディが優秀な業務用ミルのDittingを使っていて、その挽き目を目安に検証したいからですね

中挽き検証結果・目安

検証の結果、下記の数値を得られました。

表・グラフから読み取れるポイント
  • 425μm以下の粉量は基準値に近い
  • 「22」の最大粒径の量が基準値に近い
  • 601~1180μmにおける粒量の比率は「22」が最も高い

上記の点を鑑みると、挽き目「22」あたりがオススメです。

そしてC2の挽き目をC3と比較すると、全体的に601~1180μmの比率が優っています。

こまめ

一段階毎の粒度の変化もC2の方が小さく、C3より微調整が利くことがわかりますね!

挽き目の範囲はエスプレッソ挽きもできるC3が圧倒的有利ですが、ドリップにおいてはC2を採用する価値は高いでしょう。

また、1万円台後半の1Zpresso「Q2」の分布と比較しても、C2の性能に遜色が無い事がわかります。

たろ

ミドルクラスのコーヒーミルに匹敵するというのは、大袈裟ではないって事やな

微粉量検証

下記の検証結果から300μm以下の粉を微粉とし、当サイトでは数値化しています。

C2を検証したところ、下記の数値が得られました。

特定のミル以外の数値は似たり寄ったりで、C2も例に漏れず平均的な性能という事がわかります。

こまめ

0.1g単位で分かりづらいですが、実はこれだけの差があるんです!

たろ

値段も鑑みると、納得の順位やな

コーヒー粉の形状

コニカル刃はコーヒー粉が多面体になりやすいと聞きますが、C2はどうなのか電子顕微鏡でチェックしました。

たろ

言われてみれば、表面が凸凹しているような…

こまめ

栗子Xliteを見比べてみると、断面に違いがあるようにも思います

ご覧頂いているあなたは、どう受け取ったでしょうか?

み〜ま

良かったらコメント下さい~

挽き心地検証

C2は手挽きミルの中でも、握りやすく挽き心地に優れた部類です。

そんな挽き心地を、同じ豆で強度測定機を用いて検証します。

み〜ま

これで、グラインド時のハンドルにかかる負荷の最大値を測定できるんですね~

挽き目「10」と「22」を検証した結果、下記の通りになりました。

たろ

あれ?挽き目細い方が軽いのはなぜ?

これは、C2の挽き目を細挽きにした事で豆の噛み込み量が減ったためです。

おおよそ、感触通りの数値と言って差し支えありません。

手挽きミルの中では最も挽きやすいコマンダンテより少し重い程度。

グリップ力の高さもあり、挽き心地のバランスはトップレベルと言えるでしょう。

グラインド時間検証

中挽きにおけるグラインド速度を、回転数と時間でチェックします。

み〜ま

C2の挽き目「22」の検証結果は下記の通り〜

コマンダンテは挽き心地が良い代わりに噛み込み量が少ないため、C2より30回転ほど多いです。

他のミルとの比較も増やす予定ですが、長く使用している経験上、速度がトップレベルなのは間違いありません。

コーヒー粉の摩擦熱検証

中挽きにおける、コーヒー粉の温度上昇幅を測定します。

こまめ

「コーヒー粉に熱が入ると風味が飛んでしまう」と聞いた事はありませんか?

という事は、熱はコーヒーの味を左右する要素になる可能性があるという事になります。

中には30℃を超えてしまう場合も・・・
たろ

実際にどれくらいコーヒー粉の温度が上昇するか気になるしな

ミルにおける風味変化の要因として、ご参照下さい。

結果、C350のような大きな温度変化は見られませんでした。

切断やコーヒー粉同士の摩擦により多少熱は発生するのは仕方ないので、許容範囲と言えます。

TIMEMORE「C2」まとめ

C2は挽き心地・グラインド速度が早い点で、手挽きミルの中でも快適な使用感が強みです。

細挽きは苦手ですが、中挽きにおいては平均よりも優れた力を発揮します。

ハンドドリップが中心の方であれば、C2だけで十分コーヒーを楽しめるでしょう。

これがポーレックスコーヒーミルと殆ど同じ値段と考えると、とんでもないクオリティです。

こまめ

あらゆるコーヒーミルを評価するにあたり、C2との対比は避けられませんね

コーヒーミルを購入する際、比較検討の候補としていかがでしょうか。

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み〜ま

今回の検証は以上で~す

他にも収集して欲しいデータ・検証リクエスト等承りますので、何かあればコメント欄や各種SNSにご連絡下さい。

たろ

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それではまた次回の検証でお会いしましょう。

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