1Zpresso「K-ultra」の評価は?中挽き目安・微粉量を比較レビュー

  • URLをコピーしました!
こまめ

どうも!1Zpressoのミルが一気に2台も増えたこまめです!

たろ

X-ProとK-ultraやな

どちらも1Zpressoの主力を担うコーヒーミルで、圧倒的な精度の高さを誇ります。

特にX-Proは浅煎りに強く、メンテナンス性の高さも相まってハイレベルなミルです。

こまめ

X-Pro然り、1Zpressoは他のメーカーにはない独特な着想で素晴らしいミルを作り続けていますね

今回ご紹介するK-ultraも精度の高さはもちろん、従来のモデルより使い勝手が向上しています。

K-ultraの推したいポイント
  • マグネット式の粉受けが非常に優秀
  • グリップゴムが改善された
  • ハンドルをつけたまま収納できる
み〜ま

K-ultraはハンドルが折り曲げられるらしいね~

たろ

素早くは変形できひんけど、蓋を付けたまま保管できる点がええな

最近は折り畳み式ハンドルが増え、コーヒーミルのステータスとして重要な役割を担うようになりました。

↓折り畳みハンドルを採用したミル一覧↓

こまめ

収納時の異物侵入を防ぐ役割としてもメリット大きいですからね

そんな折り畳みハンドルまで手に入れてしまったK-ultraは、一体どんな性能なのでしょうか?

コマンダンテC40やX-Proと粒度や微粉量を比較して、どのような違いがあるかチェックしましょう。

目次

K-ultraの挽き目表記について

K-ultraはダイヤルに1~9の数字が割り振られており、100段階以上の範囲で粒度を設定できます。

数字の間は10段階分の挽き目が設定できるため、1周で100クリック分に相当します。

クリックとは?

1段階ごとにカチカチと音が鳴る事をクリック音と呼び、これを挽き目の段階に当て嵌めて単位として呼称しています。

ちなみにK-ultraはK-proと同系列のシリーズとして、下記の通り挽き目の目安が設定されています。

挽き目の目安
  • ターキッシュ:20~35
  • エスプレッソ:30~45
  • マキネッタ :50~70
  • ハンドドリップ:80~90
  • フレンチプレス:90~100
たろ

1Zpressoは説明書に細かく記載してるからありがたいよな

こまめ

こまめ家の検証結果が、目安の範囲に収まっているかも気になりますね!

検証方法

今回行う検証方法は、中挽き・微粉量測定の2通りです。

こまめ

中挽きの目安は下記の記事で定義化してるので、ご参照下さい!

み〜ま

こんな感じで分布の右欄に目安を書いてるから参考にしてね~

また下記の検証結果から、常に同じ豆を使用するようにしています。

たろ

ちなみに何で検証にカルディの豆を使ってるん?

マイルドカルディを採用する理由
  • 誰でも買いやすい
  • 中挽特化型の業務用ミルを指標にできる
  • カルディの推奨挽き目の粒度分布が優秀

上記の理由から、見た目でも参照できる目安として採用しています。

中挽き目安・粒度分布検証

K-ultraの粒度分布を検証した結果、以下の数値が得られました。

み〜ま

分布としては、比較的平均的な性能だね〜

思っていたよりも細かい粉が多めな印象で、1Zpressoの系列としては少し意外な結果となりました。

分布の結果から、こまめ家におけるドリップ用の推奨値は「80」~「90」程度と考えます。

たろ

バッチリ公式の推奨と一致したな

こまめ

タイムモア然り、各社挽き目の推奨値の認識が近くなってきたのかもしれませんね

COMANDANTE「C40」との比較

K-ultraとコマンダンテ「C40 MK4」の分布を比較しました。

たろ

分布の軌跡は結構近いな

ただ、細かい粉に関してはC40よりやや多めでした。

こまめ

分布だけで言えば、C40よりもボディ感のある仕上がりになるかもしれませんね

1Zpresso「X-Pro」との比較

同社の主力クラスのミルX-Proとの分布を比較しました。

X-Proは金額的にK-ultraの半分以下で、簡易構造によるメンテナンス性の高さも相まって費用対効果に優れたミルです。

たろ

分布並べて比較しても、性能で見劣りする部分はないな

寧ろX-Proの方が分布的には独特で、挽き目に沿った均一性を出す事に優れます。

こまめ

均一だから良いではなく、スッキリとした表現に長けたのがX-Proと言えそうですね

微粉量検証

今回はK-ultraの挽き目「90」で微粉量をチェックしました。

み〜ま

意外にも細かい粉が少し多めな印象だね〜

実際に飲み比べでも、K-ultraは1Zpressoの中で味の強度が高くフレーバーもよく立っています。

たろ

微粉が多いからといって悪いわけではないって事やな

ただ、プレスやステンレスフィルターなど微粉の透過しやすい器具では気になるかもしれません。

こまめ

どちらかというと、ペーパー向きかなと

1Zpresso「K-ultra」検証まとめ

K-ultraは粒度分布上では、平均的な性能である事がわかりました。

こまめ

分布として大きな特徴というのは見つけられませんでしたね

たろ

となると、気になるのは味の違いの方やな

粒度分布では、味の強度は予想できるもののコーヒーの味そのものを決定できません。

み〜ま

粒度分布を合わせるだけで味が同じになったら苦労しないよね~

なので、今後はコマンダンテとの検証だけでなく他のミルとも対決させていきたいと思います。

たろ

ってことで、今回の検証は以上やで

K-ultraやX-Proを含めた1Zpresso関連の動画コンテンツ一覧は、下記のリンクからチェックできます。

み〜ま

良ければ、チャンネル登録・高評価もお忘れなく~

こまめ

リクエスト・質問があれば、サイトやSNSからお気軽にご連絡ください♪

それではまた次回の検証でお会いしましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

記事が良かったと思ったらシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (3件)

  • はじめまして。
    興味深く記事を拝見させて頂きました。
    コマンダンテと1Zpresso k-ultraと悩んでおり、こまめ家さんの本記事のデータは特に勉強になりました!
    そこで質問なのですが、本記事内のコマンダンテとk-ultraの粒度分布を示す表中の値について、挽き目毎の横列の和が20gを超える値になるのはなぜでしょうか。
    具体的な値としては、上から、20.2、20.6、20、20、20.2、19.9、19.9、20となっています(計算間違いでしたらすみません)。
    ご回答の程宜しくお願いいたします。

    • コメントありがとうございます。

      当検証内容が旧版の検証である事を前置きした上で説明します。

      当初使用しているスケールにおいてそれぞれの粒度における重さで0.1g以下は四捨五入されます。

      つまり、0.15gは0.2g扱いで計算されるため少しずつ誤差が発生します。

      これらの問題は、粒子径を小分けにするほど発生するため、検証方法をより綿密にした現在でも0.1g単位の誤差が発生しますので、誤差としてご理解頂けますと幸いです。

      また最新の検証方法については順次更新しますので、何卒よろしくお願いしますm(__)m

      • 丁寧なご回答をありがとうございます!
        最新の検証方法では軽量値がより正確になっているということで承知いたしました。
        今後もこまめ家さんの記事を楽しみにしております!

コメントする

目次