どうも!初めて買った高級ミルはZpro!こまめです!
今回は検証リクエストが非常に多かったX-Proの分布・微粉量をチェックします。
X-Proは1Zpressoが2022年新たに開発した手挽きミルです。
1Zpresso(イージープレッソ)が正しい読み方らしいな
最近社名の難しい会社が出てきて、名前を口にするのが怖いよ~
そんな難しい名前が印象的な1Zpressoのコーヒーミルは、一言で言えば超精密機器。
軸と内刃を一体化し、ボディパーツと外刃を一体化させる事で、あらゆるブレのリスクを極限まで抑えています。
勿論精度も優秀で、ほとんどのモデルがエスプレッソからプレス用まで対応可能。
中には400段階の超微細な挽き目調整が可能なミルもあり、1Zpressoの技術力の高さが伺えますね
その分、値段もそこそこなんやけどな
そんな超高級ミル揃いの中で、実はX-Proは安い部類になります。
値段的にはJPProの半分以下だもんね~
という事は、安いなりの性能なのでしょうか?
全然そんなことはありません!
寧ろ「こんな値段でいいのか!?」と疑いたくなるような高性能機です。
軽く紹介した記事でも、X-Proの機能性の高さがよくわかるな
今回はさらに突き詰め、X-Proの性能を粒度分布と微粉量からチェックしていきましょう。
X-Proの挽き目表記について
X-Proはダイヤルに1~6の数字が割り振られ、その気になれば200段階以上の範囲で粒度を設定できます。
数字の間は10段階分の挽き目が設定できるため、1周で60クリック分に相当します。
1段階ごとにカチカチと音が鳴る事をクリック音と呼び、これを挽き目の段階に当て嵌めて単位として呼称しています。
X-Proの説明書に目安が書いているので、今回の検証の参考にお役立てください〜
- ターキッシュ:20~40
- エスプレッソ:40~70
- マキネッタ :70~110
- ハンドドリップ:120~160
- フレンチプレス:160~190
1Zpressoは説明書に細かく記載してるからありがたいよな
こまめ家の検証結果が、目安の範囲に収まるか気になりますね!
検証方法
今回行う検証方法は、中挽き・微粉量測定の2通りです。
中挽きの目安は下記の記事で定義化してるので、ご参照下さい!
こんな感じで分布の右欄に目安を書いてるから参考にしてね~
また下記の検証結果から、常に同じ豆を使用するようにしています。
ちなみに何で検証にカルディの豆を使ってるん?
- 誰でも買いやすい
- 中挽特化型の業務用ミルを指標にできる
- カルディの推奨挽き目の粒度分布が優秀
上記の理由から、見た目でも参照できる目安として採用しています。
中挽き目安・粒度分布検証
X-Proの粒度分布を検証した結果、以下の数値が得られました。
やっぱり挽き目の調整段階が多いな
また、X-Proの特徴として851~1000μmの粒度が他のミルより多いです。
大抵は粗くしても一定量に収束しますが、X-Proの場合は段階に応じて増えますね
分布の結果から、こまめ家におけるドリップ用の推奨値は「120」~「145」程度となりました。
ちゃんと推奨目安通りに収まったね〜
COMANDANTE「C40」との比較
X-Proとコマンダンテ「C40 MK4」の分布を比較しました。
C40と違い、X-Proは粒度が粗くなる毎にグラフに大きな変化が見られます。
「こまめ家」の基準値で揃えると、ハッキリ違うな
ただ、細かい粉に関してはC40よりやや多めでした。
X-Proがコマンダンテの値段の半分と考えると、十分過ぎる性能ですけどね
Kingrinder「K6」との比較
X-Proと構造が近いKingrinder「K6」の分布を比較しました。
600μm以下はほぼ同じ軌道ですが、601μm以上の粒度には大きな違いが出ました。
やっぱりX-Proは851~1000μmの量が特に多いんやな
粒度だけで言えば、K6よりも明るい風味に適しているのではと推測できます。
金額的にもほぼ同じなので、メインで使う豆によって選択が変わるかもしれませんね!
微粉量検証
今回はX-Proの挽き目「145」で微粉量をチェックしました。
最近の高性能ミルとしては平均的やな
K6と比較すると少ないため、プレスや金属フィルターを使うならX-Proが有利です。
1Zpresso「X-Pro」検証まとめ
粒度分布の結果を見ると、X-Proは特徴的な分布を持つ手挽きミルといえます。
挽き目を上げる毎に粒度全体が比例して変化するため、均一性は非常に高いレベルと評価できますね
正直、X-Proは細挽きよりも粗挽きの方が本領を発揮する可能性が高いです。
粗挽きで均一性を保持できるミルは少ないため、X-Proはその貴重なポジションに属するかもしれません。
粗挽きの検証については後日行うので、気長にお待ち下さい~
X-Proは今まで僕が出会ったミルの中でも、価格以上の価値を感じた珍しいミルです。
逆になんでこんな安いんか謎やわ
X-Proの使い勝手が良くて触り続けてきましたが、特筆して悪いところが見つかりません。
今1Zpressoのミルを触るなら、超高級シリーズよりX-Proを1番推したいです。
1Zpressoの良さが全て詰まった、人を選ばない優秀さがX-Proの魅力ですね
というわけで、今回の検証は以上です。
X-Proは動画コンテンツも既に複数用意しているので、興味が湧いた方はチェックしてみて下さい。
良ければ、チャンネル登録・高評価もお忘れなく~
リクエスト・質問があれば、サイトやSNSからお気軽にご連絡ください。
ACCESS
それではまた次回の検証でお会いしましょう。
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