【コーヒーミル★レビュー】Zproとポーレックスを比較検証!プロオススメの理由とは?

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皆さんはコーヒーの味を
調整する時にどの条件を変えますか?

▪︎温度
▪︎時間
▪︎湯量
▪︎挽き目
全部とても大事ですよね!その中でも、挽き目はどれだけ大事だと思いますか?

挽き目は濃さだけでなく、コーヒー豆が持つ成分をどれだけ出すのかにも大きく影響します。

例えば水っぽくて渋苦い。青臭いコーヒーを飲んだ事ありませんか?

それは豆そのものだけではなく、挽き目にも原因があるかもしれません。

その挽き目を決めるのがコーヒーミル(グラインダー)です。

今回はその中でも特に優秀な手挽きミル「Zpro」に注目したいと思います。
僕はこのZproとイベントや出張バリスタをして1年以上一緒に活動してきました。

決して安くはないですが、「買ってよかった!」と思える素晴らしいミルです。

長い時間を一緒に過ごしたからこそ、その感想をまとめて、皆さんにZproの魅力をお伝えします♪
目次

この記事をオススメしたい人

▪︎コーヒーを美味しく淹れたい
▪︎手挽きの引っ掛かりが気になる
▪︎お手頃価格のミルとの違いを比べたい
▪︎Zproの挽き目の目安を確認したい
▪︎出張バリスタをしたい
▪︎プレゼントを探している
一緒にZproの素晴らしさを確認しながら、検討してみてくださいね!

Zproの特徴

①台湾発!プロが認めるグラインダー

Zproは1Zpresso社から2019年に発売された革新的なミルです。

1Zpresso社ってなに?
★1Zpressoとは?
1Zpressoは世界的にも有名な精密機器生産工場出身の設計者が開発している台湾発のブランドです。このコーヒーグラインダーは、設計者がコーヒー好きで理工の経歴を生かして使用者の視点から開発致しました。
【引用】
https://ecos-scaj2019.tems- system.com/eguide/details/KuaPys0LTIjHuqpboSvw3Q?lang=ja
台湾のブランドなんか!
知らんかった!
販売代理店は(株)ロジックといいます

バリスタ日本チャンピオンが認める最高峰のミルという触れ込みで華々しいデビューを飾りました。

★ZproのPR
コーヒーを愛するすべての方へ、より上質なコーヒーを届けるために生まれたハンドグラインダー「Zpro」。コーヒーの研究を専門とするプロのコーヒー会社1Zpresso(ワンゼットプレッソ)と、「作り手様の想い」を大切にする製品を協力開発する株式会社ロジックがコラボした逸品です。
その製品力は、コーヒーバリスタ日本チャンピオンの尾籠 一誠(オゴモリ イッセイ)氏も驚くほど。「簡単に言うと超高性能グラインダーがコンパクトに持ち運びが出来るようになった感じ。プロの領域のコーヒーを誰でも簡単に味わって頂ける様設計されている。本当に革命的で驚きました。」と評価しています。
【引用】https://sakidori.co/article/647863
ちなみに尾籠さんはどんな人なん?
尾籠 一誠とは?
サザコーヒー勤務時代に、コーヒー競技会(ジャパン ハンドドリップチャンピオンシップ2013、ジャパン ブリューワーズカップ2014)で史上唯一、ダブルチャンピオンとして日本一に輝いた実績を持ちながら、独自のネットワークで生豆生産・仕入れ~抽出提供までを担える世界でも貴重なコーヒーマンのひとり。
【引用】https://moneykit.net/visitor/sbg/pj/20190008/story.html
ダブルチャンピオンってカッコいい!そんな人が認めたグラインダー。一体どんな性能なんでしょうか?

②コーヒーの旨味を引き出す刃

通常の手挽きミルは、きな粉を挽く臼(うす)のように豆を潰して粉砕するのが一般的。

Zproは豆を切る事に特化し、他のミルと違ったアプローチで豆を粉砕できるようになりました。
★砕くではなく「切る」!Zproの刃の秘密
Zproは豆を砕くのではなく「切る」仕組みを採用しており、最大の特徴は刃のキレ味にあります。特別なキレ味の刃を使っているため、コーヒー専門店が使用する業務用グラインダーのなかでも、最高クラスの機種に劣らない均一な粒度でコーヒー豆を挽くことが可能です。
浅煎りの固めの豆でも手に強い力を入れることなく、スムーズに挽けます。刃のキレ味は、雑味やエグ味の原因となる微粉を極めて少なくすることに繋がり、コーヒ本来の味を引き出すのに重要なポイント。均一化された「粒度」を実現する仕組みが Zproの魅力でもあります。
【引用】https://sakidori.co/article/647863

↓キレッキレの刃がコチラ↓

ステンレス製で頑丈かつ切れ味抜群!
「切る」と「潰す」だと何が変わるんや?
▪︎挽き目を均一にできる
▪︎豆をスムーズにカットできる
▪︎微粉が発生しにくい

これによって、よりクリアにコーヒーの特徴を引き出せます。

③幅広い挽き目

Zproは60段階も挽き目調整ができます。

普段ならそこまで細かい調整は必要ないですが、多いほど豆の状態に応じた抽出がしやすくなります。

例えばコーヒーは、その日の湿度や温度によって微妙に抽出成分が変わります。

いつもと味が違うなと思ったら、ダイヤルを1ずつズラして即座に対応できます

④挽き目の調整が簡単なダイヤル

Zproの素晴らしい点が、外側の挽き目調整ダイヤル。

手挽きミルの悩みで多いのがダイヤルの問題です。

こんな事で悩んだ事はありませんか?
▪︎挽き目が何段階目かわからなくなる
▪︎強く締めすぎて回すのに苦労する
▪︎一々粉受けを取り外す必要がある
僕は豆毎に挽き目も変えたいので、当時はダイヤルを0に戻して調整を繰り返してました。
調整に時間がかかったり、回しながら喋ると忘れたり、飲んでもらう人を待たせるので悩んだ記憶があります。

Zproのダイヤルは外側で目盛りもわかりやすいため、誰でも簡単に調整する事ができます。

これにより時間短縮や、都度都度の微調整が手軽にできるようになりました♪

⑤軽やかな挽き心地

手回しミルで気になる点といえば、挽き心地ではないですか?
錆びた鉄の扉を「ギギギ‥」と開けるような挽き心地だと、何度も挽くのは辛そうや。

Zproなら3つのベアリングと寸分の狂いのない精巧な作り、そして刃のコンセプトによって別格の挽きやすさを実現しています。

女性でも中煎り豆なら軽々と挽けるほど負荷の少ない構造です。

↑これがベアリング
僕がZproをイベントで使いまくるのは、挽き心地が良くて何度挽いても疲れにくいからです♪

⑥メンテナンスが簡単

超高性能なミルでありながら、Zproはメンテナンスも簡単。

細かいパーツが少なく、慣れれば1分30秒程度で全部分解できます。
毎日美味しいコーヒーを淹れたいから、日々のメンテナンスが楽なのは嬉しいな!
組み立て時は、挽き目調整のために六角レンチがあると楽ですが、マイナスドライバーで代用しています。

組み立てのコツや困った事があれば、お気軽にご連絡下さい♪

Zproをポーレックスと比較検証

Zproは決して安いミルではないので、購入するならしっかり考えたいですよね。

そこそこ性能が良く手頃な価格のミルと比べて、選ぶ価値があるのかどうか一緒に確認していきましょう。

今回はセラミック万能ミル「ポーレックスミニ」と比べてみたいと思います。

↓ポーレックスの特徴はコチラ↓

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ポーレックスは手頃で必要な性能を網羅した優秀なミルなので、Zproの比較にうってつけです。
似たミルでも金属臭が気になったり、作りが簡素で扱いが難しいので、安定感のあるモデルを選びました。

挽き目の幅広さ

ポーレックスもZproも、ターキッシュ~フレンチプレスまで幅広い挽き目に対応できます。

ただ、豆を粉砕する方法が違うので粉の形状に違いがあります。

ポーレックスとZpro挽き目1で観察すると意外な発見がありました。

ポーレックス(右)はザラッとした感触。一方Zpro(左)は雪のようにフワフワです。
すり潰す方が細かくなりそうやけど、感触はZproの方が微細に挽けてるな。これが「潰す」と「切る」の違いか!

中挽きの粒度

豆の砕き方が変わると、中挽きでも違いが出るのか挽き目を揃えて比較します。

今回はカルディコーヒーの挽き目「8」を基準に粒度を合わせます。

挽き目「8」はペーパーフィルター推奨で、中挽きの目安になっています。

多くのメーカーが標準にしている挽き目に近く、粒度も均一なので参考にしやすいです♪
Zproの挽き目をカルディの挽き目に合わせると「39」が最も近い粒度になりました。
Zproの推奨粒度はペーパーフィルターなら「40~45」あたりなので、ちょうどいい感じです!

ではここの粒度にポーレックスの挽き目を合わせてみましょう。

ポーレックスは、ネジを回したカチカチ音(クリック)で挽き目を調整します。一番締めた状態を「0」として反時計回りに回すと挽き目が粗くなります。
ちょっと悩みましたが、ポーレックスは「9クリック」が1番近いかな?

カケラっぽいものや、細かいものがチラホラ‥。粒度にムラが多くみられます。

細かい挽き目ではムラは目立ちませんが、中挽きになると性能差が顕著です。

挽き目を合わせられたので、次に微粉量の差を確認しましょう!

微分量の比較

微分はコーヒーの香り・味を構成する要素なので「無ければ良い」ではありません。多すぎれば挽き目が同じでも味が違う原因になります。
今回は以下の方法で簡易的に検証しました。
【検証の方法】
▪︎マイルドカルディ60gをグラインド
▪︎#30のふるいにかける

「#30」は1インチ(2.54cm)四方に30個の穴があるという意味です。

つまり#の数値が多いほど細かくなります
検証した結果、以下のようになりました。
▪︎Zpro:10.5g(全体の約17%)
▪︎ポーレックス:21g(全体の約35%)

ちなみに4万~6万円の中挽き特化の電動ミル「カリタ ネクストG」も17%の微粉が発生します。

幅広い粒度で挽けて、かつ均一な挽き目を実現できるZproがいかに優秀であるかわかりますね!

逆にポーレックスは臼のような挽き方なので、どうしても微粉が多く発生します。
微粉が2倍も違うとなると、挽き目を合わせても味は全然違うだろうなぁ。
ミルを変えるとコーヒーが美味しくなる理由は、微粉量も大きく影響していそうですね!

メンテナンス性

どちらも簡単ですが、ポーレックスは特にネジを締めるだけなので特別な器具もいりません。

Zproも分解は非常に簡単ですが、最後のネジ締めだけ少しテクニックと力が必要です。
電動のミルと違ってどの程度締めればいいか明確なので、メンテ毎に挽き目調整に苦労することはありません♪

初心者でもミルのメンテが簡単にできるというのは非常に優秀だと思います。

Zproの評価・レビューまとめ

Zproのメリット

▪︎分解清掃が楽
▪︎粒度が程よく均一
▪︎誰でも驚くほど軽い力で挽ける
▪︎どんな用途でも対応できる
▪︎挽き目の再現性が高い
▪︎挽き目調整が簡単でわかりやすい
▪︎長く使っても切れ味が落ちにくい
電動ミルでこのクオリティに相当するものを求めると一体幾らになるのやら‥。
可能性としてはバラッツァの10万くらいするグラインダーとか?
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それくらい出すなら、
最早EKを買った方が
いいかもしれません。

マルケニッヒ EK43S グラインダー 電動コーヒーミル

S型がカッコいいしめっちゃ欲しい。

というくらいに、Zproは使い勝手も性能も申し分ない一級品です。

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Zproのデメリット

▪︎組み立て時のみ工夫が必要
▪︎手持ちミルにしては大きめ
▪︎受け皿が20gでいっぱいになる
僕は大きさは気になりませんが、手の小さな方は持ちにくいかもしれません。
一応シリコンの滑り止めがあるし、気にならんかもね。

ポケットに入るほどスリムではないので、小さいものをお探しならポーレックスミニかタイムモアがいいかもしれません。

また、受け皿の量はデメリットというより個人的な要望です。

一応2杯分くらいまでは取れるけど、30gくらいは欲しいなぁ。

と、思っていたところ出ました。

その名もJPpro

容赦なく買いました!

JPproのレビューとZproとの比較もしているので、合わせて検討してみてください。

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