皆さんは手挽きのミル電動ミルどちらがお好きですか?
もし一台でどちらも楽しめるとしたら、お得だと思いません?
そんな贅沢を叶えるコーヒーミルがコチラ。
HARIO「モバイルミルスティック」+「スマートG」
なんで別々なんや?
スマートGは前から発売されていて、モバイルミルスティックが2019年に発売されたからですね
つまり、モバイルミルスティックはオプションパーツと言えます。
これが上記のようにセットになって販売されているという事です。
このセットを電動スマートGと呼ぶことにします。
そんな電動スマートGについて僕はこんな疑問を抱きました。
- ミルの性能はどうなのか?
- 電動にする意味はあるのか?
- 浅煎り豆でも挽けるのか?
上記について触れながら、電動スマートGについて詳しく検証・解説していきます。
電動スマートGとは?
製造会社はHARIO
電動スマートGはHARIO株式会社の製品です。
HARIOは「V60」という円錐型ドリッパーで有名だね〜
そんなHARIOのミルは、透明で中が見えるのが特徴的。
他で同様の製品を見ないので、特許があるのかもしれません。
HARIOが作ったグラインダーなら、一定の品質が期待できそうですね!
電動スマートGの寸法・大きさ
- 幅 :59mm
- 奥行:53mm
- 高さ:332mm(本体は150mm)
スマートGとスティックはそれぞれ20cmに以下なので、分解すると収納しやすいです。
ペットボトルと比較してみるとこんな感じ!
細くてスッキリしてるなぁ
電動スマートGの重量
- 本体:187g(ハンドル44g)
- 電動スティック:305g
- ペットボトル:532g(500ml)
モバイルミルスティックが重いイメージでしたが、セットで合計してもペットボトルより軽い。
これなら外に持ち出しても負担になりにくいな!
電動スマートGの材質
スマートG本体は、ほぼプラスチックで出来ています。
感触はスマホのプラスチックケースに似てるかもな
フローリングなら大丈夫ですが、アスファルトなど硬い地面に落下したら割れそうですね
ミルスティックも樹脂製ですが、作りが堅牢なので落としても心配ありません。
電動ドライバーのようなイメージだね〜
電動スマートGの口コミ
- アウトドア向き
- 手動より電動の方がいい
- 静電気が気になる
- パーツが破損した
スマートGの気になる評価は上記の通り。
中でもパーツの破損報告と、手挽きは辛いという意見が多いように感じます。
いずれも後述しますが、特に手挽きの辛さについてはとても共感できます。
電動スマートGの特徴
ミル刃が水洗いできる
スマートGのミル刃はセラミック製です。
全体的にザラついていて細かい溝が多いです。
- 錆びない
- 豆をすり潰す挽き方に向いている
- 衝撃・接触に弱い
- 摩耗しにくい
錆びず水洗いできますが、衝撃に弱いので落とさないよう注意してください。
ちょっと持ちにくい形やから落としやすいんよね
ボディが透明
HARIO製品ならではの透明ボディのお陰で、豆の状態を目視で確認できます
電動で挽くとみるみる豆が減っていくので見応えあるよね〜
受け皿の着脱が容易
HARIOのスマートGは、受け皿の着脱が嵌め込み式で楽に着脱ができます。
簡単なのに、しっかりカチッとハマるんよな
まどろっこしさを感じないので、ストレスフリーですね
電動・手動どちらも選べる
電動・手動どちらでも豆を挽けるのは電動スマートGの特徴です。
他の携帯電動ミルはバッテリーが切れると使えませんが、手動にすることでカバーできます。
ちなみにフル充電で20gを25回も挽けるから、そうそう電池切れは起こさんけどな
スペアパーツがある
スマートGはパーツが破損しても、スペアがある点が素晴らしいです。
他の同価格のミルでは、刃の摩耗などで使用不能になるケースが多いです。
その度に買い直すとハイコストですよね
騙し騙し使えますが、摩耗が激しい状態で挽くと粉が詰まり熱が発生しコーヒーの風味が揮発する可能性があります。
その点、スペアがあるスマートGは安く長く使えるミルってことね〜
電動スマートGの検証・比較
スマートGは手動と電動で使い勝手が全く別物です。
なので今回は、電動・手動それぞれに分けて評価していきます。
挽き目の調整幅
HARIO公式によると、スマートGの粒度は以下の基準があります。
- 細引き:5クリック
- 中細挽き:10クリック
- 中挽き:15クリック
- 粗挽き:20クリック
粒度調節ネジを動かすとカチっと音がするんですが、これを1クリックと表現します。
この目安がどの程度正確なのかを検証しました。
検証したところスマートGは細引き~粗挽きに対応可能ですが、10クリック目では他社の中粗挽きに該当します。
中挽きの目安は以下の粒度を参照にしているので、皆さんもお試しください!
- カルディコーヒー:挽き目「8」
- ポーレックス:9クリック
- Zpro:挽き目40
- JPpro:挽き目80
スマートGの粒度を当てはめるとしたら、7クリックが中挽きになります。
ちなみに細引き対決だと、ポーレックスが圧倒しています。
さすが極細挽きができるミルですね!
比較して気づいた点は、中挽きの時点で粒度にバラツキがあることです。
中細挽き(5クリック程度)なら粒が揃うので、挽き目に合わせた抽出ができると美味しいコーヒーが楽しめそうです。
レシピあるので、ご興味あればお問い合わせください。
スマートGの微粉量
【2023年4月】当情報は古い検証方法のため、改めて再検証の予定です。
今回は7クリックで他のグラインダーと微粉量を比較します。
使用する豆はお馴染みマイルドカルディ。
セパレーターを使い、以下の内容で微分量を確認します。
- 豆量:60g
- 分離時間:30秒
ミル刃の質や値段を考慮すると、ポーレックスより微粉多いかも?
そう思って検証した結果がコチラ!
- スマートG:18.2g
- ポーレックス(旧):21g
- Zpro:10g
- JPpro:8.9g
意外とポーレックスより微分が少ないやん
2000円台のミルにしてはいい感じかも〜
豆を挽く速さ
20gの豆をグラインドするのに、どれだけ時間が掛かるかを他のミルと比較しました。
手動と電動を両方試した結果がコチラ。
- スマートG(手動):2分30秒
- スマートG(電動):1分15秒
- ポーレックス:1分37秒
- Zpro:50秒
- JPpro:30秒
手動おっそ!
まぁ2000円台ですから‥こんなもんです
ただ注目頂きたいのは、電動にすると1分以上も早く挽けるという点です。
ボタンを押すだけなので、手も疲れずいつの間にか豆を挽き終わっています。
挽きやすさ
結論を言うと、以下2つの理由で手動は挽き辛いです。
- ハンドルが外れやすい
- グラインド時間が長い
一度に挽ける豆量が少ないので、回す回数が多く疲れます。
早く挽こうとハンドルを急いで回すとすぐに外れるので、どうしても時間がかかります。
この問題を解決するのが、モバイルミルスティック。
補助パーツのおかげで支える力も不要やで!
メンテナンス性
メンテナンス自体は単純ですが、いくつか注意が必要です。
- 小さなパーツがある
- 留めネジの向きが逆だと破損する
ミルの軸にあるワッシャーは小さいので無くしやすく、忘れやすいパーツです。
特に破損報告があるのは、挽き目を調整するネジ。
間違えて逆向きにはめ込むと、ネジの溝が破損するという報告があります。
説明書をしっかり読んで、方向を間違えないよう注意してください。
電動スマートGの評価まとめ
電動スマートGのメリット
- 電動、手動どちらも使える
- 浅煎り豆も挽ける
- ペットボトルよりも軽い
- 一度に20g以上挽ける
- スペアパーツがある
- 通常の電動ミルより静音性が高い
- 電源が不要
小型で収納性も優れ、
浅煎り豆を挽くパワーも魅力的。
手動は、電動ミルの充電が切れた際の緊急手段として考えておくといいかもしれません。
スマートGのデメリット・工夫点
- ミル内の豆の残留しやすい
- ハンドルが外れやすい
- グラインドに時間を要する
構造上の特徴で、豆がミル内に残留することがあります。
ミルを斜めに振ると残留した豆が臼の中に入り、しっかり挽くことができますよ!
グラインド時間やハンドル問題は、モバイルミルスティックがあれば全て解消できます。
寧ろ手挽きに拘るメリットはないんちゃうかな
電動スマートGをオススメしたい人
- マンションで電動ミルを使いたい人
- 既にHARIOのミルを持っている人
- 外で手軽にコーヒーを淹れたい人
携帯性の高さ、スマートGの欠点を解消できている点がモバイルミルスティックの優れた点です。
電動スマートGの総評
個人的な意見ですが、スマートG単体よりもモバイルミルスティックのセットが圧倒的にオススメです。
既にスマートGなどHARIOのミルを持っている方は、モバイルミルスティックのみ購入できます
電源を使わずワンタッチで簡単にコーヒーが挽けて、メンテナンス性も優れたミルは他にはありません。
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