【比較レビュー】Varia「VS3」中挽き目安・粒度・微粉量を検証!

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こまめ

どうも!久々に電動ミル買いまくったこまめです!

そろそろ2022年末、もう面白いミルは出ないだろうと思ってました。

2022年に登場したエグいラインナップ
  • TIMEMORE「C3」シリーズ
  • TIMEMORE「Xlite」
  • MAZZER「OMEGA」
  • COMANDANTE「C40 MK4」
  • 1Zpresso「X-Pro」
  • 1Zpresso「K-ultra」
たろ

いやもう財布が終わるって!(笑)

何この高級ミルラッシュ。

なんとなく手挽きミルがそろそろ頭打ちなんじゃないかなって思い始めてきました。

となると、次にやってくるのは電動ミルでしょう。

しかし現在日本で扱われる電動ミルの市場は、正直寒いかなと思います。

こまめ

海外では次々とイケイケなミルが出てますが、100V対応が無かったり10万円以上だったり壁が多いんですよね

たろ

家庭用で丁度いい感じの価格帯で電動ミル出ないかなぁ

そう思っていた矢先、ついに現れました。

Varia「VS3」

たろ

あれ?Variaってなんか見た事あるな…

それもそのはず。

漏れなくハンドミル検証をしてました。

こまめ

めちゃくちゃエスプレッソ向きなミルでしたね

そんなVariaからいきなり登場した「VS3」ですが、実力は完全に未知数。

代理店であるKiguさんが大々的に宣伝し、2022年の電動ミルの中でも話題沸騰の製品となりました。

たろ

定期的に販売されてるけど、すぐに売り切れてるよな

み〜ま

それだけ、皆さんの期待が大きいのね~

とは言っても、やはり5万円台の電動ミルを購入することに躊躇している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

こまめ

折角買ったのに「自分には合わなかった」なんて悲し過ぎますよね

という事で、今回は期待の電動ミル「VS3」の中挽きに焦点を当てて検証結果を確認しましょう。

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目次

検証方法

今回の検証方法は、中挽き・微粉量測定の2通り。

こまめ

中挽きの目安については下記の記事で定義化してるので、ご参照下さい。

み〜ま

こんな感じで粒度分布の右欄に目安を書いてるから参考にして~

また下記の検証結果から、常に同じ豆を使用するようにしています。

たろ

何でこまめ家はマイルドカルディ使ってるん?

こまめ

カルディが優秀な業務用ミルのDittingを使っていて、その挽き目を目安に検証したいからですね

Varia「VS3」の挽き目設定の定義

VS3の挽き目の設定方法や定義について、こまめ家で独自のルールを設けました。

VS3は数字を記載した目盛り間に10段階の細かい目盛りが割り振られています。

しかも「カチカチ」と挽き目の段階を音で把握できるクリック式ではありません。

また、締め切った際の挽き目が個体ごとに僅かに異なるという報告も伺っています。

こまめ

僕の持っているVS3は締め切った際の挽き目が「0」より2目盛り分右にズレました

たろ

正直どんなミルでも挽き目の個体差は必ずあるから、破損に繋がらなければ許容範囲やな

上記の内容を踏まえ、検証にあたって以下の定義を設けました。

  • 最大まで締め切った時点を0点とする
  • 挽き目の表記は1目盛りを「1」と数える
  • 挽き目の表記は0点から数えた数値とする

例えば、こまめ家が扱うVS3は挽き目の0点が表記の「0」より右に2段階ズレているため、挽き目「22」であれば表記上の「2」にダイヤルが止まります。

み〜ま

ダイヤルの数字はあくまで簡単に挽き目を把握するための目安として考えてね〜

中挽き検証結果・目安

VS3の中挽きを検証した結果、以下の数値を得る事ができました。

表・グラフから読み取れるポイント
  • 1段階毎の粒度差が非常に小さい
  • 「110」の最大粒径の量が基準値に近い
  • 851~1000μmの粉量が少ない

5目盛りずつ飛ばしても変化が非常に小さい事がわかります。

たろ

エスプレッソ挽きの微調整も余裕やな

また、最大粒子径の量と601~1180μmの比率を鑑みると「110」付近が中挽きの目安となりそうです。

み〜ま

この分布、ちょっとCores「C350」に似てない~?

比較してみると、細挽きを得意とするC350と特徴が似通っている事がわかります。

たろ

つまり、VS3が得意とする挽き目は極細~中細かもな

こまめ

その上で、分布の整い具合はVS3の方が優れていますね

微粉量検証

下記の検証結果から300μm以下の粉を微粉とし、当サイトでは数値化しています。

VS3を検証したところ、下記の数値が得られました。

こまめ

やはり、Cores「C350」と近い数値になりましたね

最大粒径は他のミルと同じなので、挽き目を粗くすると粒度差が開きやすい傾向があります。

そのため、中粗挽きあたりの粒度帯は少し苦手かもしれません。

たろ

微粉が通過しやすいフレンチプレスやメッシュフィルターは控えた方が良さそうやな

グラインド時間検証

VS3の速度を検証するため、20gの豆を中挽きでグラインドしました。

旧検証の挽き目ですが、他の電動ミルの速度とも比較してみましょう。

グラインド速度比較一覧
  • Ode(Fellow) :8秒
  • C330(Cores) :22秒
  • G2(ocean rich):1分44秒
  • ECG71(Melita):21秒
  • KG-79J(Delonghi):32秒
  • ネクストG(Kalita):42秒
  • svart aroma(Wilfa):16秒
  • svart nymalt(Wilfa):17秒
  • BM-250N(Bonmac):14秒
  • R220 (フジローヤル):8秒
  • ナイスカットG(Kalita):22秒
たろ

ナイスカットよりも少し遅い感じやな

家であれば問題ありませんが、素早いオペレーションを求められる場面で少々不利かもしれません。

こまめ

イベント等で使用する場合は、2台稼働やサブ機としての用途が良さそうですね!

騒音・静音性検証

多くの据え置き型の電動ミルでは、豆を挽くと周囲1m程度で80db以上の騒音が発生します。

遮蔽物等で減衰しますが、何もない場合だと5mで10dbほどしか下がりません。

人間は平均的に60db以上をうるさいと感じるため、電動ミルのグラインド音は確認することをオススメします。

騒音の計測方法としては、ミルの中心から約30cmに騒音計を設置し、中挽きで豆をグラインドしました。
み〜ま

結果はこちら〜

たろ

蓋が開いた状態のVS3の騒音はポータブル電動ミルと同程度なんやな

過去の検証方法ですが、他の電動ミルと比較してみましょう。

至近距離での測定のため、5~10db大きい数値で表記されています。

比較対象一覧
  • C330(Cores):94~95db
  • Ode(FELLOW):85~87db
  • ECG71(Melita):90~93db
  • KG79J(Delonghi):86~88db
  • ネクストG(Kalita):88~90db
  • svart aroma(wilfa):87~90.db
  • svart nymalt(wilfa):93~96db
  • BM-250N(Bonmac):90~93db
  • R220 (フジローヤル):93~94db
  • ナイスカットG(Kalita):92~94db
たろ

明らかにVS3の音が静かやな

VS3は振動も少なく、マンションでの使用等で理想的なパフォーマンスを発揮できます。

こまめ

性能も大事ですが静音性も大事だと改めて気付かされましたね

コーヒー粉の形状

コニカル刃はコーヒー粉が多面体になりやすいと聞きますが、VS3はどうなのか1000μm以上の粉を取り出して電子顕微鏡でチェックしました。

こまめ

全体的に角の取れた丸みがあり、凸凹が目立つ形状ですね

み〜ま

コマンダンテ、栗子Xliteと比較してみよ~

コマンダンテ
栗子Xlite

どちらも平らな面のコーヒー粉が多く、VS3とはやや違う印象を受けます。

たろ

粉の状態も抽出効率に影響を及ぼすから、これはまた別の機会に味比べしたいな

コーヒー粉の摩擦熱検証

中挽きにおける、コーヒー粉の温度上昇幅をします。

こまめ

「コーヒー粉に熱が入ると風味が飛んでしまう」と聞いた事はありませんか?

という事は、熱はコーヒーの味を左右する要素になる可能性があるという事になります。

たろ

実際にどれくらいコーヒー粉の温度が上昇するか気になるしな

あくまでミルにおける風味変化の要因として、ご参照下さい。

結果、VS3は手挽きミルと同程度の温度でした。

一方、グラインドに時間がかかるC350はVS3よりも温度が2℃以上上昇するため、風味に影響を与える可能があります。

たろ

分布は近くても、こういったところで差が出るかもしれんな

Varia「VS3」検証まとめ

VS3は同社のハンドグラインダー同様、本領は極細・細挽きなのかなと思いました。

細挽きについては検証するまでもないくらい細くなります。

指で軽く押すだけで粘土みたいに固まります
たろ

案外家庭用でドリップに特化した電動ミルって少ないよな

海外ではエスプレッソが主流で、ドリップ向きのミルが少ないのは必然かもしれません。

こまめ

数々の検証の中で、エスプレッソ挽きも可能なミルは中挽きの分布が細めに寄る事が多いですね

み〜ま

マルチブリュワーの宿命ね~

という事から、VS3を一言で例えると「中挽き・粗挽きも対応できるエスプレッソグラインダー」かなと。

既に細挽き・エスプレッソ検証も完了しており、個人的にはエスプレッソでの用途がしっくりきました。

しかし、これはあくまでもノーマル刃での話。

何とVS3にはノーマル刃以外に3つも刃があり、挽き目に大きな影響を与える可能性があります。

こまめ

Lagom「P64」にもブリュー用などの刃があり、付け替えるだけで劇的に性能が変化するんです!

これからの時代、簡単にカスタマイズできて自分好みの性能にできるミルが増えそうな予感がします。

【2023年2月更新】super nova・hyper novaの刃についての検証を公開しました。

み〜ま

というわけで、今回の検証は以上〜

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他にも収集して欲しいデータ・検証リクエスト等承りますので、何かあればコメント欄や各種SNSにご連絡下さい。

こまめ

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それではまた次回の検証でお会いしましょう。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 検証ありがとうございます。ハンドドリップでの味はどうでしょうか?絶賛されているので気になります。

    • コメントありがとうございます!
      ハンドドリップでの味検証は改めて別の記事で検証予定です^_^
      しばらくの間、お待ち頂けますでしょうか?
      よろしくお願いしますm(_ _)m

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