【タイムモア/栗子X】4種の手動ミルと比較検証!メリットとデメリットを解説

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【2021年10月27日更新】新たな検証方法を用いてタイムモア栗子Xの情報をバーションアップしました。
↓最新の検証記事はコチラ↓
珈琲器具研究室「こまめ家」
404: ページが見つかりませんでした | 珈琲器具研究室「こまめ家」 コーヒーグラインダーを30種類以上所持する元バリスタによる検証サイト。粒度分布・微粉量等を数値化、メンテナンス方法解説など他では得られない詳細なレビュー情報を手に...
 
コマンダンテとも比較しているので、ご購入の参考にどうぞ!

皆さんは「栗子X」という
コーヒーミルをご存知ですか?

中国のコーヒー器具メーカーTIME MORE(タイムモア)が2020年末に発売した高級ミルです。

ミル刃、ハンドルなど
至る所に特許技術を詰め込み
今までにない斬新なデザインは
グッドデザイン賞を受賞するほど。

 
メタリックなボディに遊び心と利便性を追求したギミック。ロボットのようなメカメカしさが印象的!

めちゃくちゃカッコいいんですが、
決して安いミルではありません。

 
性能が伴わんと、ただの置物になってまうからな

タイムモアは今までも
安くて高性能な栗子C2を始め
素晴らしい製品を出しているので
期待が膨らみます。

↓コスパ最強!栗子C2とは?↓

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今回はそんな栗子Xの
ぶっちゃけた性能を
徹底的に比較検証します。

 
意外な発見も盛り沢山!コーヒーミルの選び方が変わるかもしれませんよ♪
目次

比較ミル一覧

今回は栗子Xを含めて、
5種類のミルで検証を行います。

①1Zpresso/Zpro

2019年発売。台湾発祥の高性能ミル。外側からダイヤル調節できる独特の構造を持ち、コマンダンテと比較されるほど優れた性能です。

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②1Zpresso/JPpro

2021年にZproの発展型として登場。日本向けに改良された1Zpessoの最高級品。値段もコマンダンテと並び、微粉量やグラインドのスピードが大幅に改善されています。
 
特にスピードはコマンダンテの2倍早く、微粉量もZpro より少ないという最高級品の名に恥じないクオリティ!

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③ポーレックス/コーヒーミル ミニ

手挽きミルといえば必ず名前を目にする名品。セラミック刃なので錆びず、軽いのが特徴。

スペアパーツもあり、
永く使えるアウトドア向きミルです。

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④TIME MORE/栗子C2

メイドインチャイナの印象を覆す良品。ポーレックスと同じ価格帯なのが不思議なほど精度が高く作りも頑丈。

微粉量・挽きやすさ
どれもバランスが良く、
個人的にオススメのミルNo.1。

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栗子Xの携帯性の比較

大きさ・寸法

栗子Xは手挽きミルの中で
少し大きめのサイズ感。
 
持ち歩くには少し嵩張りそうやな
 
ペットボトルと比べると小さいんですけどね〜

ハンドルを一々外さず
収納ができるので、
家庭用のミルとしては
使い勝手が良いです。

 
高さが低くて凹凸がないから、スマートでスッキリ!
 
本棚に入れるとかでもカッコええかもな

重量

▪︎ポーレックス:239g
▪︎Zpro:663g
▪︎JPpro:691g
▪︎栗子C2:466g
▪︎栗子X:761g

栗子Xは見た目の印象通り、
紹介したミルの中で最重量。

 
ポーレックスの3倍以上重いんか!?
 
この中で500mlのペットボトルより軽いのは、ポーレックスとC2だけですね

そこそこの重さなので、
家庭の中で大切に使う事に
特化したミルといえます。

栗子Xの性能比較

挽き目・粒度の幅

栗子Xは極細〜粗挽きまで
自在に対応できます。

 
最近は全部対応できるミルが当たり前になってきたので、今回注目したいのは以下の3つ!
・微粉量
・グラインドの所要時間
・挽き心地

微粉量

各ミルでマイルドカルディを
60g挽いた微粉量を測定します。

 
微粉量が多いと成分が出やすく味に大きな影響を与えるので、コーヒーミル選びの重要なポイントです!

粒度はカルディコーヒーの中挽きにあたる挽き目「8」に合わせて、以下の通り調整しました。
▪︎Zpro:35
▪︎JPpro:70
▪︎ポーレックス:8
▪︎栗子C2:19
▪︎栗子X:14

今回は細かく微粉量を測定するため「#30」「#50」の篩(ふるい)を使います。

「#30」は1インチ(2.54cm)の中に
穴が30個あるという意味です。

 
つまり数字が大きいほど細かいんやで!
 
ちなみに「#50」は極細挽き。「#30」は細挽き程度の粉が取り除かれます。

測定の順番は
「#50」→「#30」の順で
微粉量を確認していきます。

▪︎Zpro            :(#30)11g      (#50)4g
▪︎JPpro           :(#30)13.9g  (#50)3.8g
▪︎ポーレックス:(#30)28.9g  (#50)6g
▪︎栗子C2         :(#30)13.8g  (#50)4.5g
▪︎栗子X           :(#30)18.3g  (#50)2.6g

栗子Xは他のミルと比べて
目の細かい微粉は少ない
という事がわかりました。

 
逆に#30の粉量が少し多めやな

何度やり直しても微粉の総量は
1Zpressoシリーズよりも多めです。

 
味に大きな影響を与える#50の微粉が少ないので、一概に濃くなるとも言えませんね。

微粉の研究は今後も行うので、
新しい事がわかれば更新します。

グラインドの所要時間

グラインド終了までの時間から
豆を挽く速度を検証します。

 
グラインド速度が速いほど短時間で豆を挽けるので、腕も疲れにくいですね
・使用豆:マイルドカルディ
・使用量:20g

微粉検証と同じ挽き目で
検証した結果がこちら

▪︎Zpro       :1分
▪︎JPpro      :30秒
▪︎ポーレックス:1分37秒
▪︎栗子C2     :44秒
▪︎栗子X      :1分30秒

栗子Xの速さは
ポーレックスに次いで
遅い結果となりました。

 
なぜ?
 
豆が一度に刃に当たらない構造になっているからですね

時間はかかりますが
細かい微粉が発生しにくく
挽き心地が良くなるという
利点があります。

 
浅煎りの豆を細挽きにしたい方は、栗子Xなら楽に挽けます♪

挽き心地

上記と同じルールで
浅煎り豆を20g使用し、
挽き心地を比べてみました。

 
感触は写真や文字だとわかりにくいので、動画にしてみました
YouTube
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栗子Xがどのミルよりも圧倒的に挽きやすい!

浅煎りを細挽きにしても
挽き心地はほぼ変わりません。

中煎り豆を挽くスピードは
ポーレックスと同等ですが、
浅煎り豆を挽く場合は別格。

 
サクサク挽けるので、浅煎りと栗子Xは相性がいいです♪

栗子Xの比較レビューまとめ

メリット

・浅煎り豆でも挽き心地が軽い
・ギミックがカッコいい
・収納に優れている
・微細な粉が出にくい
・受け皿の容量が大きい

栗子Xが他のミルより
優れている点は圧倒的な
挽きやすさです。

浅煎り豆を細挽きにする用途で
特に本領を発揮します。

 
極細の微粉が少ないのもポイント!

例えばエアロプレスや
細挽き高速抽出などは
栗子Xと相性抜群。

 
容量も大きく、3~4杯程度を一度に作れる点も嬉しいですね

デメリット

・グラインドに時間がかかる
・重いので長時間使用に不向き
・本体がツルツルしている

栗子Xの性能は申し分ないですが、
気になるのは本体の持ちやすさ。

手が乾燥気味な方はよく滑るので
十分に保湿するかグローブで
滑り止めするのがベスト。

 
個人的なオススメはサイクリンググローブです!

滑り止めがついているのと、指が出るので細かい作業も楽々。
 
僕が使っているのは↓のLサイズ
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ROCKBROS
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他にもレザーカバー付きの
栗子Xも販売されています。

収納性は少し落ちますが、本体が傷つきにくい点や挽きやすさの向上などメリットも多いです。
 
見た目もオシャレなので、栗子Xを検討する際に合わせて考えたいですね♪

↓レザーカバー付きはコチラ↓

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TIMEMORE
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栗子Xをオススメしたい人

・浅煎りのコーヒーが好き
・エアロプレスを使っている
・マキネッタを使っている
・家でコーヒーを淹れる機会が多い
・栗子C2を持っている

栗子Xはどの粒度も対応可能ですが、
浅煎り細挽き用で2台目に
オススメしたい器具です。

 
オールマイティな器具なら、栗子C2やZproがオススメ!

↓栗子C2をチェックする↓

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↓Zproをチェックする↓

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まとめ・評価

栗子Xは用途を限定した方が
特徴が光るミルだと感じました。

 
収納しやすいし、インテリアとしても最高!自宅で細引き用として使っていこうと思います。
もしあなたも
2台目のミルをお考えであれば、
栗子Xのような特化したミルも
是非オススメしたいです。
↓栗子Xをチェックしてみる↓
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次回はメンテナンスの方法や
レザーカバーについても
検証する予定です。

 
次回の記事でまた会おう!
 
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