【コスパvs最強】TIMEMORE「栗子C3」とCOMANDANTE「 C40MK4」を比較してみた

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TIMEMORE「栗子C3」をご存知でしょうか?

2022年にTIMEMOREが発売した新作コーヒーミルの内の1つです。

その外観は、前モデルのC2と同じ。

 
色が黒くなっただけに見えるな

しかし数々の検証で、性能の違いが判明しました。

↓詳しい検証はココ↓

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C3は低コストでありながら、エスプレッソに対応しています。

C2は細挽きが苦手でしたが、その課題をクリアしました。

さらに、中挽き・粗挽きの粒度の質も保ったままです。
 
これで1万円以下は安いですよね
 
そんな高性能なら、高級ミル必要無いやん

というわけで、栗子C3がどこまで通用するかC40と比較します。

C40は世界最高峰のブランド「COMANDANTE」の主力。

高い精度、滑らかな挽き心地、メンテナンス性。

どれをとっても非の打ち所がない素晴らしいミルです。

値段は栗子C3の約4倍程度。

今回はコマンダンテと比較し、C3がコストに見合う製品かチェックして下さい。

 
或いは、コマンダンテの素晴らしさを実感するかも‥

検証には、コマンダンテ最新モデルの「C40 MK4」を使用します。

 
粒度分布とかは同じやから、一括りにC40として扱うで!
目次

挽き目の範囲

C40と栗子C3の挽き目は、どちらも極細挽きから対応しています。

▪︎C40:極細~粗挽き
▪︎栗子C3:極細~粗挽き

一応どちらも万能ですが、強いて言えばドリップ向きです。

極細挽きできますが、エスプレッソ専用ミルのような微調整はできません。

どちらも、58mmのポルタフィルターでは2~3段階程度が限界。

また、グラインドにも時間がかかります。

 
20g分を挽くだけでも結構疲れるで

どちらも約1分30秒~2分程度になります。

また、1クリック毎の粒度差はC3が大きいです。

 
ある程度微調整が利く点は、C40が有利ですね

 
逆に微調整が不要なら、C3で良いかもな

粒度分布比較

中挽きで比較すると、実はC40と栗子C3の分布が近いことがわかります。

栗子C3

C40

 
違いがあるとすれば「501~800μm」の粒度やな

全体量で約3%の違いがあり、理論上はC3の方が成分が出やすいかもしれません。

 
粗挽きは?

栗子C3

C40

C40、栗子C3共に同じ性能です。
 
どちらも数値は平均的ですね

分布だけで見れば、大きく差が出ていない事がわかります。

微粉量比較

微粉量は、成分の出やすさや抽出速度などに影響を与える重要な指標になります。

当サイトでは400μm以下を微分としています。
 
小麦粉より少しだけ粗い程度で、湯に溶けるレベルやで
それぞれ中挽きで、この微分量を測定しました!

栗子C3

C40

実際に比較すると、中挽きはC3の方が多くなっています。
 
0.3gでも、これくらいあるんやな

逆に粗挽きはC3も微粉が少なく、同程度のレベルということがわかります。

 
フレンチプレスや粗挽きを使うドリップであれば差は感じないかもしれませんね

挽き心地の比較

栗子C3の優れた点

C3の弾き心地は、数多くのミルの中でもトップクラスです。

その秘密はボディの凹凸。

 
これはダイヤモンドパターン加工って言うんやで

凸凹が手にフィットし、本体そのものが強力なグリップの役割を果たします。

 
栗子C3はC40より挽き心地は固めですが、強引なグラインドができますよ♪

C40 MK4の優れた点

C40は数ある手挽きミルでも屈指の挽き心地の良さが特徴です。

噛み込み量が少ない上で切れ味が良く、浅煎り豆も軽くカットできます。

でもそのままやと、ボディがツルツルで挽き辛いよな

なので、グリップバンドが必須なんですよ

MK3にはありませんが、MK4には標準で付属しています。

これのある無しで、評価は段違い。

そのため、挽き心地はMK4を基準に考えます。

そしてC40のグラインド音や感触は、他のミルでは決して味わえません。

非金属をベースとしたミルって少ないもんな

栗子C3より挽き心地が軽く、グラインドにかかるストレスが最小限で済みます

やはりC40は圧倒的ですね

グラインド速度の比較

忙しい人にとって、コーヒー豆をいかに早く挽けるかはとても重要です。

栗子C3はC40よりも噛み込み量が多く、10秒程度早く挽けます。

栗子C3

C40

 
回転数も20~30回程度少ないな

挽き心地はC40より固いですが、強力なグリップがカバーしています。

 
挽き心地の軽さを取るか、速さを取るかで評価が分かれますね

重量の比較

重量が重いと、グラインド時の手の疲れや持ち運びに影響します。

例えば栗子Xは760gと500mlペットボトル1.5本分の重さで、長時間の手持ちは疲れます。

重さで比較した場合、栗子C3はC40よりも150g程度軽いです。

 
MK4で実装された樹脂製の粉受けなら、100g程度の違いになるな

 
そもそも容量が倍近く違うので、当然といえば当然ですね

ただ、外出用に持って行くならコンパクトで軽いC3の方が有利かもしれません。

容量の比較

一度に多くの豆を必要とする場面では、大容量であるほど良いです。

例えばコーヒーを水筒に入れて持ち歩いたり、水出しとかな
ちょっとだけ容量が足りなくて2度挽きする事ありますよね

豆の体積で多少前後しますが、今回は中煎りのブレンドで測定します。

・栗子C3:25g
・C40(樹脂):35g
・C40(ガラス):40g

C40は倍の量を挽けるため、3~4杯抽出も難なく対応できます。

手持ちできるミルの中では最大の容量ですね
C3は半分程度しかないんかぁ

と、お考えのあなたにはC3MAXがいいかもしれません。

容量が30gに増量され、比重の軽い深煎り豆の多杯抽出にも最適。
重さも30g程度しか変わらず、C40より軽いままです。
普段の抽出量に応じて最適なミルを選びたいですね

メンテナンス性の比較

メンテナンスはどちらも簡単ですが、組立の方法に違いがあります。

 
それぞれについて簡単に解説しますね!

コマンダンテC40

分解パーツリスト
▪︎軸
▪︎ワッシャー×2
▪︎バネ
▪︎内刃
▪︎調節ネジ

C40はパーツ構成がシンプルで、簡単に分解・組立できます。

 
気をつけるべき点は、ワッシャーの向きくらいですね

2枚のワッシャーにはそれぞれ凸部分があり、正しい方向に向ける必要があります。

それ以外は何もテクニックを求めません。

栗子C3よりも手軽に組み立てられるので、初心者に優しい設計です。

栗子C3

分解パーツリスト
▪︎軸
▪︎ワッシャー
▪︎バネ
▪︎内刃
▪︎ダイヤル盤
▪︎調節ネジ

栗子C3はC40と同じパーツ数で、非常にシンプルな構造です。

全パーツに上下がなく、組み立てに迷うこともありません。
 
順番さえ覚えたら余裕やな!

しかし、組立でコツが必要な場面があります。

ダイヤル・ミル刃・軸を同時に合わせなければいけません。

慣れれば簡単ですが、総合的な組立時間はC40より長いです。

また、内部フレームに粉が引っ掛かる点は気になります。

栗子C3は本体がスリムかつ出口が狭いため、完璧に粉を除去できません。

可能な限り除去するために、ブロワーの使用をオススメします。

 
総合的に見ると、メンテナンス面はC40が有利かもな

豆の入れやすさ

豆の入れやすさは、コーヒー抽出のストレスに影響します。

 
入れるのが簡単なら、気兼ねなくザッと投入できるもんな!

この点については、C40 MK4が圧倒的に有利です。

 
横幅の広さが段違いですからね

栗子C3に豆を投入する場合は、漏斗がオススメです。

このような器具は「じょうご」「ファンネル」とも言います。
 
僕がよく使うのは、アメリカンプレスのファンネルですね
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大抵のミルのサイズに合致し、格段に投入を楽にします。

コーヒーミル評価まとめ

COMANDANTE「C40 MK4」

手挽きミル評価軸(★・◎・○・△・×)
▪︎挽き目の範囲:◎(極細~粗挽き)
▪︎微粉量   :◎(少ない)
▪︎挽き心地  :★(非常に良い)
▪︎メンテナンス:◎(簡単/若干の粉残り
▪︎粉砕速度  :○(平均的)

C40 MK4全体的に優れたバランスを持ち、使い勝手も最高レベルです。

一言で言うと、軽い挽き心地の万能ミル。
 
人気の秘密は、性能以上に使い勝手の良さが関係してるかもな

栗子C3と比較すると、使い心地の良さを改めて実感します。

 
毎日使うならやっぱりC40かも

そう思える楽しさがC40にはあります。

値段相応の価値を求めるなら、C40で間違いありません。

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TIMEMORE「栗子C3」

手挽きミル評価軸(●・◎・○・△・×)
▪︎挽き目の範囲:◎(極細~粗挽き)
▪︎微粉量   :○(やや少ない)
▪︎挽き心地  :◎(良い)
▪︎メンテナンス:○(簡単/コツが必要)
▪︎粉砕速度  :◎(早い)

優れた挽き目の範囲と挽き心地は、C3の強力な武器です。

 
総合的にC40が優れるけど、低コストのミルとは思えないスペックやで
 
この価格帯なら最強かもですね

C40相手に大健闘した栗子C3は、間違いなく価値に見合うミルです。
 
中途半端に2万のミルを買うなら、C3のがええかもな

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