今回はタイムモア栗子Xを
お持ちの方向けに
メンテナンス方法について
解説していきたいと思います。
▪︎栗子Xの分解方法がわからない
▪︎栗子Xの組み立てのコツを知りたい
▪︎パーツの向きがわからない
▪︎メンテナンス性を確認したい
▪︎メンテの注意点を知りたい
栗子Xの詳細な性能検証については
コチラをご覧下さい↓
栗子Xのメンテナンス性の評価
結論から言うと、
栗子Xはメンテナンスが
少し難しい部類に入ります。
▪︎外刃の脱着に星ネジドライバーが必要
▪︎粉受けにくびれがある
▪︎ダイヤル合わせに慣れが必要
特に今回の難所はダイヤル調整。
外刃はタイムモア製共通で
基本外さない事が前提です。
栗子Xメンテナンス方法解説
メンテナンス解説動画
写真では解説が難しいので、
動画と併用して確認してください。
詳細を確認していきましょう。
分解の手順
①調整ダイヤルを外す
粉受けを外し、調節ダイヤルを
反時計回りに回して外します。
②ダイヤル盤を外す
内刃にくっついている
ダイヤルが刻まれた円盤を外します。
③内刃を外す
落とさないように注意して、
内刃を外します。
④バネ・軸・ワッシャーを外す
内刃の奥にバネがあるので外します。
その後、軸を外すとワッシャーが
外れて落ちてきます。
これで分解は完了です。
▪︎バネの太い部分→ハンドル側
こんな感じになります。
これさえ覚えれば、
パーツに関しては心配ありません。
清掃の手順
必要な掃除道具
▪︎360°ブラシ
▪︎ミルブラシ
▪︎ブロワー
上記があれば、
ピカピカに掃除できます。
360°ブラシは
小型犬用の歯ブラシが役立ちます。
ミル本体の奥を清掃したり
細かい溝部分にも有効なので
ミル掃除の心強い相棒です。
最後にブロワーで
残った粉を吹き飛ばせば
綺麗に仕上がります。
小型のブロワーは
他社製品の付属品を使っていますが
以下のようなピンポイントで
清掃できるものもオススメです。
①内刃の掃除
内刃はミルブラシで清掃します。
②その他パーツの掃除
・ワッシャー
・軸
・調節ネジ
上記はミルブラシで軽く
掃除するだけで汚れが落ちます。
③ダイヤル盤の掃除
ダイヤル盤には細い溝があり
普通のブラシでは掃除が困難です。
こんな時に、
歯ブラシが役立ちます。
④本体・外刃の掃除
外刃と本体は360°ブラシで
簡単に掃除することができます。
動画を見るとわかりやすいので
是非ご確認ください。
⑤粉受けの掃除
粉受けは内側に
くびれが存在します。
歯ブラシとミルブラシで
入念に取り除いた結果がコチラ!
また、ネジ状の溝があるので
ここもしっかり取り除きます。
ネジ部分に微粉が詰まると、
ギギギっと不快な音がしたり
メッキが剥げる可能性もあります。
清掃は以上です。
組み立て方法
分解の逆の工程なのですが、
間違えやすい箇所があるので
詳しく解説していきます。
①軸の取り付け
軸は工夫不要です。
そのまましっかり差し込みます。
②ワッシャー・バネ取り付け
▪︎スプリングの太い部分が上向き
間違えないようご注意下さい。
③内刃・ダイヤル盤取り付け
内刃とダイヤル盤は
取付け前に合わせておくと
軸の嵌め込みが楽になります。
必ずダイヤル番号「11」が
上になるようにセットします。
④調節ネジを締める
ダイヤル盤が飛び出さないよう
指で押さえ調節ネジをはめ込み
時計回りに締めます。
問題なければ
粉受けを装着して
メンテナンスは終了です。
栗子Xメンテナンスまとめ
大事なポイントを
おさらいすると・・・
・パーツの向きに注意
・ダイヤルの向きに注意
栗子Xはタイムモア製品の中で
最も力の入ったミルです。
そのため、
シリーズの中では
メンテが複雑で繊細。
スペアパーツの存在など、
栗子X独自の恩恵も多いので
持っていない方は是非ご検討ください。
↓栗子Xをチェックしてみる↓
これからも栗子Xについて
わかったことがあれば
都度お知らせしていきます。
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