1Zpresso「K-ultra」の評価は？中挽き目安・微粉量を比較レビュー

どちらも1Zpressoの主力を担うコーヒーミルで、圧倒的な精度の高さを誇ります。

特にX-Proは浅煎りに強く、メンテナンス性の高さも相まってハイレベルなミルです。

今回ご紹介するK-ultraも精度の高さはもちろん、従来のモデルより使い勝手が向上しています。

最近は折り畳み式ハンドルが増え、コーヒーミルのステータスとして重要な役割を担うようになりました。

↓折り畳みハンドルを採用したミル一覧↓

そんな折り畳みハンドルまで手に入れてしまったK-ultraは、一体どんな性能なのでしょうか？

コマンダンテC40やX-Proと粒度や微粉量を比較して、どのような違いがあるかチェックしましょう。

K-ultraの挽き目表記について

K-ultraはダイヤルに1～9の数字が割り振られており、100段階以上の範囲で粒度を設定できます。

数字の間は10段階分の挽き目が設定できるため、1周で100クリック分に相当します。

ちなみにK-ultraはK-proと同系列のシリーズとして、下記の通り挽き目の目安が設定されています。

検証方法

今回行う検証方法は、中挽き・微粉量測定の2通りです。

また下記の検証結果から、常に同じ豆を使用するようにしています。

上記の理由から、見た目でも参照できる目安として採用しています。

中挽き目安・粒度分布検証

K-ultraの粒度分布を検証した結果、以下の数値が得られました。

思っていたよりも細かい粉が多めな印象で、1Zpressoの系列としては少し意外な結果となりました。

分布の結果から、こまめ家におけるドリップ用の推奨値は「80」～「90」程度と考えます。

COMANDANTE「C40」との比較

K-ultraとコマンダンテ「C40 MK4」の分布を比較しました。

ただ、細かい粉に関してはC40よりやや多めでした。

1Zpresso「X-Pro」との比較

同社の主力クラスのミルX-Proとの分布を比較しました。

X-Proは金額的にK-ultraの半分以下で、簡易構造によるメンテナンス性の高さも相まって費用対効果に優れたミルです。

寧ろX-Proの方が分布的には独特で、挽き目に沿った均一性を出す事に優れます。

微粉量検証

今回はK-ultraの挽き目「90」で微粉量をチェックしました。

実際に飲み比べでも、K-ultraは1Zpressoの中で味の強度が高くフレーバーもよく立っています。

ただ、プレスやステンレスフィルターなど微粉の透過しやすい器具では気になるかもしれません。

1Zpresso「K-ultra」検証まとめ

K-ultraは粒度分布上では、平均的な性能である事がわかりました。

粒度分布では、味の強度は予想できるもののコーヒーの味そのものを決定できません。

なので、今後はコマンダンテとの検証だけでなく他のミルとも対決させていきたいと思います。

K-ultraやX-Proを含めた1Zpresso関連の動画コンテンツ一覧は、下記のリンクからチェックできます。

それではまた次回の検証でお会いしましょう。