Wilfa「svart aroma」を比較レビュー!svartとの違いやメンテナンス方法を解説

2022年2月

ついに「svart aroma」の販売が再開されました。
再販を待ち侘びた方もいらっしゃったのではないでしょうか

コーヒー店で販売していたり、店員さんにオススメされる事もあるかもしれません。

前モデルの「svart nymalt」が家庭用コーヒーミルとして大成功しましたからね!
って事は、前作を超えるスゴいのが出たって事やんな!

という期待を胸に、今回はWilfa「svart aroma」を徹底的に検証します。

今回も意外な事が判明したので、よくお読み頂いた上で購入の検討をしてみて下さい

wilfa(ウィルファ)とは?

wilfaってどんな企業なん?
海外の公式サイトによると、1948年に設立した電気製品(家電)を販売するノルウェーの企業です。

主力はコーヒー関連の商品で、設立当初はドリップメーカーを開発して人気になりました。

現在はこんな独特なデザインのコーヒーメーカーを作っています。

一時は低迷して忘れられた会社でしたが、突き詰めたデザインと機能性を追求した商品作りが功を奏し市場に復帰しました。

以降、デンマークなど市場を広げて活躍している成長企業でもあります。

svartのような、独特でメカニカルな外観がwilfaのデザイン力を表しています。

Wilfa「svart aroma」

【基本情報】
▪︎名称:svart aroma(スヴァート アロマ)
▪︎容量:250g(粉受け:約120g)
▪︎重量:2kg
▪︎高さ:28.5cm
▪︎幅 :17.2cm
▪︎奥行:12.6cm
▪︎ミル刃:ステンレス製(コニカル刃)
▪︎挽き目:33段階
▪︎生産国:ノルウェー
▪︎特殊機能:オートオフ機能(タイマー式)
▪︎ケーブル長:0.8m

収納に適した構造

多くの電動ミルは縦に長いデザインが多いですが、aromaは幅の広い方が正面になります。

ホッパーを埋め込んだ構造で全体的に凹凸が少ないため、まとまりがありスタイリッシュです。
 
縦でも横でも収納しやすいのがいいですね!
コンセントも本体に収納可能なため、後片付けも持ち運びも低ストレス
 
見た目重視かと思いきや、ユーザーの事を考えた実用面の高いデザインなんやな!

代わりにコンセントは他の電動ミルより圧倒的に短い欠点があります。

 
イベントや台所付近で使用する場合は、延長ケーブルの購入をオススメします。

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直感的な挽き目調整が可能

aromaの挽き目はホッパーを回転させる事で調節できます。

ざっくり目安がついているため、直感的な操作が前提になります。
目盛り通りにとまらないので、クリック数で挽き目を判断するのがベストですね
 
タッチが軽く回しやすい反面、挽き目段階の目安になるクリック音(カチカチ音)がわかりにくいのが悩みやな

しかも今回のaromaは、従来品のnymaltよりも更に分かりにくいです。

 
何というか、感触がマイルドになってます

使い勝手の良い粉受け

aromaの粉受けは、本体と一体になったデザインが特徴。

しっかりと装着できるので、粉が飛び散ることもありません。

樹脂製ですが静電気の弊害も感じにくく、フタの開け閉めも楽。
 
今まで使用したどの樹脂製粉受けより勝手がいいです♪
 
でも角が多いから、引っ掛かった粉がドサっと落ちるのが難点やな

粉受けを叩きながら一点に集めれば、安全に移せます。

コニカル刃を採用

ミル刃の方式に以下4つがあり、aromaはコニカルにあたります。

刃の材質の種類
▪︎鋳鉄
▪︎セラミック
▪︎ステンレス

ステンレスはセラミックに比べて切れ味に優れ、鋳鉄より錆びにくい特性を持ちます。

最近ではステンレス刃は当たり前になりましたね
外刃は簡単に取り外せますが、内刃は固定されているため取り外し不可。
 
構造的にはKG366J(Delonghi)に似てるな
どちらも外刃を簡単に外せるため、簡易的に刃を掃除できるメリットがあります。
 
刃を清掃出来ないミルもザラなので、マメに手入れしたい方には嬉しい仕様!

グラインド速度が早い

aromaは、コニカル刃の電動ミルの中でもグラインド速度はトップクラスの速さです。

あれ?低速回転ちゃうの?
おそらく、一度に噛み込まれる豆量が違うからだと思います

径の小さい刃では、回転速度が速いと豆が弾かれやすく噛み込み量は少なくなります。

 
例えば、大縄跳びをイメージして下さい。

縄を回す速度が速いほど入り辛くなりませんか?

aromaは速度が遅い事で、nymaltより豆が多く噛み込まれているのではないでしょうか。

 
結果的に低速回転ながら、グラインド速度は変わってないんですね!

細挽きに強い

aromaはマキネッタやエアロプレスなどに使用する細挽きが得意です。

従来品のnymaltよりも範囲は狭くなりましたが、細かく調整ができる点に優れます。
 
逆に、エスプレッソには対応してないから注意が必要やで
 
一応できるかどうか確認しましたが、無理でした

分解・簡易メンテナンスが簡単

nymaltやaromaは分解できるパーツが3つだけなので、分解自体は簡単にできます。

そのため、簡易的なメンテナンスなら手軽な部類です。

5分くらいで軽く掃除できる点はええな
ただし、ガッツリメンテナンスをする場合はそれなりに時間が必要ですね

詳しいメンテナンス方法は後半で解説します。

タイマー式のオートオフ機能

aromaはモーター音が改善され、オートオフの恩恵を感じやすくなりました。

オートオフは「ながら作業」の効率も上がるので、有難い機能です。
nymaltも同様の機能がありますが、モーター音が煩いので止めちゃいますね

nymaltの音は集合住宅だと結構気になるレベルなので、オートオフの良さを活かし辛いです。
 
ode (fellow)みたく、センサーでオフのタイミングを調整できたら1番嬉しいよな

↓odeの詳細検証↓

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家庭用電動ミルで一番欲しい機能を複数備えるodeは、現状の家庭用ミルの中でも理想的と言えます。

Wilfa「svart aroma」の評判・口コミ

▪︎微粉が少ない
▪︎香り立ちが良い気がする
▪︎扱いやすい
▪︎静電気が気になる
評価自体は良いんですが、静電気の言及が多い気がしますね

豆によって違いはありますが、個人的には静電気について評判ほど酷くないと感じます。

検証でコーヒー豆を400g程度連続で挽きますが、極細~粗挽きまで大した付着はありません。

樹脂素材の粉受けを使ったミルの中でも付着の少なさはトップクラス。

こまめ家には現在も10台以上の電動ミルがありますが、静電気がヤバいのは沢山あります。

Wilfa-svart-aroma

svartシリーズは無闇に静電気対策する必要がなく、純正の粉受けでも十分
 
それより掃除面があまり言及されてませんね
静電気よりも大事やと思うから、要チェックやで

svart aroma掃除・分解方法

aromaだけに限らず、Wilfaのミルを本格的に掃除するのは少し手間がかかります。

 
掃除動画を載せるので、ご参考にどうぞ
綺麗に掃除するためには、横に倒して掃除するのがベスト。
デロンギの掃除方法と同じやな
 
この掃除は特にブロアーが必須!
オススメはこまめ屋が愛用するハイパワーブロアー。Hakubaよりも安くて強力。

Wilfa「svart aroma」検証

挽き目の目安検証

aromaは極細挽きはできませんが、粗挽きまでは細かい調整が可能です。

 
どんな分布になるのか気になるので、目安をチェックしてみましょう

①細挽きの分布

コーヒ豆を10g挽いた際のaromaの粒度は以下の通りになりました。

 
あれ?701μm以上の粉量が全体の20%以下やからエスプレッソできるんちゃう?
 
ところがどっこい、何故か厳しいです
極細挽きができるデロンギのKG366Jよりも最大粒径は小さいのに、エスプレッソを抽出することができません。
 
実際に最小の挽き目「1」でも46mmのフィルターで十分な圧力を得られませんでした
 
他のミルには無い傾向やから不思議

今後測定方法を変更するので、改めてaromaの粒度をチェックし直そうと思います。

【2022年2月25日更新】原因を究明するため、更に細かい粒度で測定を行いました。
測定値を更に細かくしましたが、結果は同じくKG366Jよりも細かい挽き目になりました。
じゃあやっぱり抽出できるやろ
ではこちらをご覧ください
最小粒度でも何故かギリギリ。
デロンギKG366Jの挽き目「2」で同じタンピング圧かけたら30秒超えるのにな
もしかすると10g以上挽くと刃が振動で動くなど、他の原因があるかもしれません。
 
圧は掛かっているので、一応抽出はできるかな・・・といった感じ
もちろん豆によって抽出時間は変化するため、下記もご参照ください。

 

豆を変更しても、デロンギの挽いた粉の方が明らかに細かいことがわかります。

ある意味他のミルでは確認できない珍しいパターンなので、七不思議の一つになりそうです。

②粗挽きはどこまで実用的?

粗挽きの目安としてJPpro「125」と比較し、KG366Jがどの程度の粒度かチェックします。

結果、aromaは「27」と「28」が妥当な粒度となりました。
みるっこやナイスカットGと比較して「1401~1600μm」の粒度が少ないな

極細挽きも出来るミルは、総じて粗挽きに弱い傾向があります。

ボンマックも然り、最大粒径を揃えても粒度分布にバラつきが出ます。

粗挽きを好む方は、少し上の価格でナイスカットGがオススメできます。

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逆に同じ価格帯の場合はどれも横並びですね

③中挽きはどのあたり?

中挽きの定義は様々ですが、当サイトはカルディの挽き目「8」を基準にします。

入手しやすくチェーン系列の中で一番粒度が均一なため、中挽きの基準として参考にしやすいです♪
検証の結果、aromaは「20」が妥当な挽き目になりました。
 
前後の粒度も抽出に適した範囲なので、お好みに合わせて調整してください

微粉量検証

aromaの微粉量を確認するため、以下の方法で検証しました。

▪︎豆を20gをグラインド
▪︎500~1400μmの篩(ふるい)にかける
上記の条件で検証した結果、以下のようになりました!
▪︎1401μm以上:3.2g
▪︎1101~1400μm:5.9g
▪︎801~1101μm:4.3g
▪︎501~800μm:3.9g
▪︎500μm以下 :2.5g

aromaは微分や細かい粉が、比較的多い部類です。

従来品のnymaltと比較しても、バランスに偏りがある事がわかります。

最大粒径だけ増えるため、徐々にバラつきが大きくなる印象でした。

 
実際のところ、中挽き~粗挽きはあまり得意では無さそうやな

グラインド速度比較検証

各電動ミルの中挽きで、豆を30gグラインドした際の速度を比較しました。

前述の通りaromaは17秒で挽けます
グラインド速度比較一覧
▪︎Ode(Fellow) :8秒
▪︎C330(Cores) :22秒
▪︎ネクストG(Kalita):42秒
▪︎svart aroma(Wilfa):17秒
▪︎svart nymalt(Wilfa):17秒
▪︎BM-250N(Bonmac):14秒
▪︎R220 (フジローヤル):8秒
▪︎ナイスカットG(Kalita):22秒
意外にもフラット刃のナイスカットよりも早いんやな

静音性比較検証

各電動ミルで豆を30gグラインドした際の騒音レベルをチェックします。

こちらも動画で検証しているため、ご覧ください
aromaは87~90dbで前後していました。
【比較対象一覧】
▪︎C330(Cores):94~95db
▪︎Ode(FELLOW):85~87db
▪︎ネクストG(Kalita):88~90db
▪︎svart aroma(wilfa):87~90.db
▪︎svart nymalt(wilfa):93~96db
▪︎BM-250N(Bonmac):90~93db
▪︎R220 (フジローヤル):93~94db
▪︎ナイスカットG(Kalita):92~94db
▪︎バリスタブレイン(OXO):93~96db

nymaltと比べると明らかに静かになっていますが、軽い素材のため振動は大きく感じます。

 
集合住宅で深夜に使うとなると‥下の階に配慮せなあかんな
気になる方は緩衝材を、下に敷いた方がいいかと思います

Wilfa「svart aroma」の評価

メリット・良い点

▪︎細挽きに強い
▪︎グラインド速度が速い
▪︎オートオフが便利
▪︎静音性が高い
▪︎操作性が高く扱いやすい
▪︎収納性に優れる

aromaはマキネッタとエアロプレスに向いているミルです。

プレスやハンドドリップで強い拘りがなければ、一通りは対応可能。

操作性の高さと収納面は素晴らしく、家庭用としての用途に優れます。

イベントのお供なら性能面でnymaltが勝るので、そちらがベスト♪

デメリット・気になる点

▪︎正確な挽き目が分かりにくい
▪︎エスプレッソは淹れられない
▪︎本格的な掃除は手間がかかる
▪︎中挽き~粗挽きが苦手
 
nymaltより勝る点は少し静かな所くらいちゃうか?
新型だから優れているわけではないんですね‥

aromaは、どちらかと言うと家庭向きでマイルドな性能という印象が強いです。

svart aromaをオススメしたい人

▪︎マキネッタやエアロプレスが好き
▪︎近未来的なデザインのマシンが欲しい
▪︎集合住宅で電動ミルを使いたい
▪︎あまり場所を取らない電動ミルが欲しい
▪︎初心者でも扱いやすいものがいい

粒度の範囲や直感的な操作性を考えると、初心者向けのミルにはちょうど良いかもしれません。

 
範囲が広いと、基準もわかりにくいしな

拘りが出てきた方や万能なミルが良い方は、nymaltの方がオススメです。

Wilfa「svart aroma」レビューまとめ

aromaは静かでデザイン面が良く、コーヒーを手軽に楽しみたい方には向いています。

 
個人的にはデロンギに勝る細挽きミルであって欲しかったですが‥
 
見た目はカッコいいんやけどな

KG366Jのように特定の役割に強ければいいのですが、現状nymaltと変わりません。

マキネッタなら抽出できる幅も広く、色々と試せて楽しめます。
僕は。個人的な意見としてnymaltの方が好きですね♪

モーター音はうるさいですが、幅の広さは魅力的。
↓nymaltもチェックする↓

また、粗挽きが不要な方は安価で優秀なKG366Jで十分です。

見た目は何とも言えませんが、性能は圧倒的。エスプレッソとハンドドリップを存分に楽しめます。

実はsvartシリーズよりしっかり掃除できる点も

KG366Jがあるだけでも、コーヒーライフは大幅に変わりますよ♪
↓KG366Jをチェックする↓
もちろんコーヒーは性能面だけでは無く、作る空間の雰囲気も大事です。
aromaのデザイン性は唯一無二なので、総合的に見て検討してみてくださいね♪
created by Rinker
Wilfa
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