珈琲沼の底からこんにちは!研究室のこまめです!
皆さんはSCAJ行きましたか?
僕は出店と競技枠で参加しました!
出店側として立つのは夢の1つだったので、実現できて光栄です。
またJCTC、通称カップテイスターズという競技会においては惜しくも6位という結果に終わり「日本6位の男」として認知される事になりました。
来年は絶対優勝するからな!!!
他にも30日開催の東京珈琲道具フェスティバルでもワークショップを開いて、ミル別カップテイスターズというミニゲームをやりました。
何はともあれ、器具の器具という器具に囲まれて至福の一言。
でも出店の手伝いとか競技会の中での撮影やから正直全部は回れんかったな
今回はその中でも、個人的に今後期待したい器具や感じた事をシェアしていこうと思います。
ドリッパーは落ち着き気味?
2023年って爆発的に話題になったドリッパーあんまなかった気がするな
ペガサスドリッパーやDEEP27は記憶に新しいと思いますが、Origamiが登場した時のような衝撃を受けるかというと‥
何ともだね~
ドリッパー自体飛ぶように売れるより認知が広がってジワ売れする製品なので、これからどんなお店或いは人がどんな大会で何を使うのかが鍵を握りそうです。
今後の傾向としては、やや高価で特殊なドリッパーが増え続けていくのかなと
Aprilをはじめ、グレイカノのようにアルミニウムにセラミックコーティングを施したりと、後発組が開発するドリッパーは製品1つ1つが高価な印象。
正直プラスチックの格安系はハリオとかの古参企業が圧倒的に強いからな
そう考えると、今後出るドリッパーは比較的価格帯が高く独自のテーマを掲げた個性的な製品が出てくるかもしれません。
中でも期待しているのが、VariaとKurasuが共同で開発を進めるドリッパー「FLO」
何とドリッパーの底面を分解して入れ替えられます。
アーマードコアとかガンダムが大好きな少年心を持つあなたなら、これを見た瞬間に心が動くはず。
僕は「あ‥これ好き」ってなりましたね
発売は早くて2024年下期あたりかとは思いますが、個人的にドリッパーの中で1番実現してほしいです。
kiguさんの今後の動向に期待しよ~
噂の国産4段刃がヤバい
唯一期待される国産のコーヒーミルをご存知でしょうか?
新家製作所という名前を聞いてピンと来る方もいるかもしれませんね
石川県にてコーヒーミルを製作中で、4段刃という驚愕のミル刃を開発した事で話題になりました。
刃は一本の金属を削り出しており、刃の加工だけでも技術者が舌を巻くレベルとのこと。
また製作における理論や粒度検証も独自に行い、大学教授の見解も踏まえるなど開発過程における様々な声への対応にも余念がありません。
Q&Aに詳しく記載されてるので、興味のある方はチェックしてみて下さいね~
とにかく、何かしらの形で実現してほしいと願うばかりです。
僕にできる事があれば是非協力させていただきますので、ご連絡お待ちしております!
64mmフラット刃戦国時代開幕!
2024年はフラット刃の電動ミルがどんどん発売されそうな予感です。
とりわけ、64mmの刃を採用したシングルドーズグラインダーの数は顕著に増えていますね
来年からはどこ見ても64mmフラットカッター販売してそうやんな
しかし手挽きほど安くないので、消費者としては検討が大変になりそうです。
例えばモーターの寿命・パワーやパーツの精度など何が犠牲になっているのか、それが自分にとって許容できるものなのかとかだね〜
競争が苛烈になることでユーザー側も高度なリテラシーを求められる事になります。
そんな中でも先を行くのがまたしてもVaria。
なんと64mmのフラット刃だけでなく、コニカル刃にも換装できるVS6というグラインダーを2024年リリース予定とのこと。
値段は15~20万円程度、用途も業務用ということでVS3よりも一回り大きい印象です。
もう「男のロマンはVariaに任せろ」って感じでええんちゃうか
その内自作PCみたいにモーターから何までキット化して自分で組み上げるみたいなグラインダーが出るかもしれません。
もしそんなミルを開発予定の企業様がいらっしゃれば、是非宣伝協力させて頂きます!
家庭用電動グラインダーの変化
2023年から家庭用の電動グラインダーの動きが活発になってきました。
コロナ以降、一時期は狂ったかのように手挽きミルが発売されてブーム化してたな
最近では似たような手挽きミルがそこら中に蔓延して頭打ち感があったので、トレンドが電動にシフトするのは必然かもしれません。
特に今までの家庭用電動ミルで対応が困難だったエスプレッソ挽きに対応できる安価なミルが増えそうです。
FlairpressoやROK(ロック)のような簡易に本格的な抽出ができる手動式エスプレッソマシンの登場で、エスプレッソのハードルが下がっているのも追い風になっていますね
特に今回注目したいのはBARATZA(バラッツァ)の「Encore ESP」
BARATZAといえば一時期コーヒーガジェットで注目されたSette(セッテ)シリーズが有名。
ミドルクラスの価格帯かつ時代を先取りし過ぎた結果、エスプレッソに疎い日本市場で見かける機会は少なかったかもしれません。
しかし今回の「Encore ESP」は価格なんと3万円台。
エスプレッソが挽ける上、フレンチプレス用としての挽き目も十分確保されており、まさに万能機としての役割が期待されます。
価格、挽き目の範囲としてはFELLOWから発売された「OPUS」と近く、この辺りの違いがどうなのか気になりますね
そもそも、日本にエスプレッソ文化は定着するんかな?
今後市場の動向次第で評価は変わってくるので、引き続き注目していきたいと思います。
次のトレンドは電動ポータブルミル!?
電動ミルに次いで新商品が出ている電動ポータブルミルも、これから期待できそうです。
電動ポータブルミルといえばOceanrichやCoresのイメージやな
今後VariaやTIMEMOREも新商品を出す予定らしいですよ
個人的にはどちらも魅力的ですが、TIMEMOREは前回のGoの事もあるので慎重になってしまうところ。
一方でVariaはVS3を発売してから開発スピードが素早く、様々なチャレンジと改善を図っている点で勢いが凄いです。
個人的な要望としては、電源ユニットだけ交換できるとかあったらいいなと
どちらも発売してから比較する予定なので、気になるユーザーの皆様は続報をお待ちください。
まとめ
今回はフラットカッターを採用した電動ミルが特に目についた印象でした。
手挽きを採用し始めた企業もありましたが、やはりこれからのトレンドは電動。
とりわけ、小規模事業者向けの高性能マシンが次々出てくるかもしれません。
特に64mm刃は交換できる刃の種類が多いし、マニアにとって対応可能なミルが増えるのは嬉しいな
しかし、製品によっては刃の調整がシビアなものもあり、替刃を前提に購入するのは注意が必要です。
P64を超えるグラインダーは登場するのかが気になりますね
また、家庭用電動グラインダーだと現状FELLOW「OPUS」一強の状態。
家庭においては、何でもできて継続的に使用できる低ストレスな製品が好まれる傾向にあります。
今後登場する万能タイプの家庭用ミルはOPUSと比べられるから、やりにくいやろな
安くてメンテも楽で全挽き目に対応できるとか反則よね~
これから家庭用グラインダーを販売する企業は、OPUSを触ってから導入検討すると差別化しやすいかと思います。
というわけで2023年SCAJの振り返りは以上〜
現状販売されているOPUSはこまめ家からも購入できるので、これを機に検討してみてはいかがでしょうか。
他にも皆さんが感じたSCAJの感想や注目している器具などあればコメントにお願いします。
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