コーヒー沼の底からこんにちは!こまめです。
みなさんはコーヒーミルに何を求めるでしょうか。
独創性・使いやすさ・性能、それぞれ人によって必要なものが異なるのは当然です。
昨今のコーヒーミルは性能が良いことが大前提と言える程に進歩を遂げていますね
少し前までレトロ感満載のミルが使われてたなんて信じられんくらい変わったよな
それほど凄まじい革命が起きたコーヒーミル界隈ですが、最近は少々落ち着き気味。
OPUSみたいな家庭用で必要な機能を全部載せしたコーヒーミルが登場したり「これ以上ないんじゃない?」って思うよね~
そんなコーヒーミル界隈を見つめ返した時、結局何が大事なのか考えさせられます。
個人的な意見ですが、今1番求めるのはメンテナンス性や長く使えるという安心感ですね
自分しか持っていない高級品は自己肯定感が上がる反面「壊れたらどうしよう」という不安感が付きまといます。
奮発して買ったマシンがある日突然動かなくなったら焦るよな
毎日コーヒーに脳を侵されているカフェイン中毒者にとって、それらは重大なインシデントと言えます。
修理に出しても、本体を買い替えるのと変わらない修理費が発生する事もあるよね〜
もう買い換えるしかないよな
しかし、モノとはいっても苦楽を共にしてきた器具を容赦なく捨てるのは気が重いのではないでしょうか。
例えば人からプレゼントだったり、初めて買った器具だったり、それを手に入れた時の気持ちを思い返してみて下さい
所有者の想いがある事で、あなたの持つコーヒー器具は商品棚に並べられているモノ以上の価値になっています。
そりゃ一生使える方がいいけど、そんなグラインダーあるんか?
実は、あります。
レンコーポレーション
「電動コーヒーグラインダー」
名称自体がコーヒーグラインダーという非常にシンプルなネーミング。
時々品名を聞いただけで何の商品かわからないものが多いので、良い意味で潔さを感じますね
小型で軽量・更に外部電源の取り外しが可能と、電動ミルの中でも特に持ち運びに優れた構造をしているのが特徴的。
また、モーターユニットを含めて全てのパーツを分解・交換できるので、何か破損してもパーツさえ交換すれば復活するという、ある意味一生使える器具と言えます。
刃はアウトドア系コーヒーミルではお馴染み、セラミック製。
セラミック刃と聞くと家庭用でも安価な電動ミルのイメージがありますが、こちらのミルは金額的にも一歩上のグレードです。
そりゃエスプレッソ挽きできるって話やもんな
このミル実は2つバージョンがあり、ドリップ用の黒モデルとエスプレッソ挽きもできる白モデルの2種に分かれています。
この値段帯でエスプレッソ挽きができると豪語できるミルは少なく、更にセラミック刃で挽けるのは驚愕の一言。
僕が所持しているのは白の万能タイプですね
今回はそんな万能かつ一生涯使える可能性のある電動コーヒーグラインダーについて、以下の疑問を検証していきたいと思います。
- 本当にエスプレッソ挽きできるのか?
- ドリップの粒度はどうなのか?
- 微粉量はどの程度なのか?
- 粗挽きはできるのか?
上記について粒度分布の検証とエスプレッソ抽出検証の2つを行い、電動ミルの性能を詳しくチェックしていきましょう。
極細挽き・エスプレッソ検証
今回は下記の条件にて、それぞれの挽き目でどの程度エスプレッソ抽出に対応できるか確認していきましょう。
- 総抽出時間が35~45秒
- 圧力6~9の間で20秒以上圧力を維持できる
条件を均一にするため、専用のディストリビューションツールとスケール、検証用のポルタフィルターを用意しました。
従来のFlair「58」の純正フィルターと違ってシビアな検証やから、正直これで抽出できたら他のマシンでも問題なく抽出できるで
そして検証した結果がコチラ。
マシンによっては挽き目「2」でもいけますが、17段階かつ調整幅が広いミルなのでこの結果は妥当と言えます。
それでも屋外や旅行先で難なくエスプレッソが作れる性能には正直驚きましたね
電源のないアウトドアの環境下では高性能なポータブルミルが登場するなどライバルは増えていますが、やはりメンテナンス性の高さを含めると唯一のミルと言えます。
中挽き目安・微粉量検証
中挽きにおける粒度分布を検証した結果、このようなグラフになりました。
黄色・赤線はコマンダンテを用いた挽き目の基準値を示しており、緑の線が電動グラインダーの分布です。
当然の事ながら細かい粉は多いですが、非常に健闘しており正直同価格帯の金属刃を使用した電動ミルとは大差ありません。
メーカー名は伏せますが、値段が倍近くあるミルと比較しても分布的な差は少ないですね
「セラミック刃=微粉が多い」ってイメージは格安ミルの構造の問題もあるよな
本製品のように可能な限り軸ブレを抑えたものであれば金属刃に比肩する性能を実現できるということがわかりました。
粗挽き目安・粒度分布検証
粗挽きの基準を設けるのは難しいですが、当サイトでは明確に挽き目を調整できるJPproの目安を基準としています。
JPproの挽き目「125」がフレンチプレスの適正限度で設定されてるから、これより粗くなるか、その時の微粉量・分布に違いがあるか確認するで
結果はコチラ。
事実だけを述べると、最も粗い粉の量は電動グラインダーの方が多く、一方で細かい粉も多いという結果となりました。
つまり、粗挽きの適正自体はありますがフレンチプレスではやや粉っぽさは気になるかもしれませんね
それでも電動のコニカルグラインダーと考えると精度については平均的であり、むしろ範囲の広さについては文字通り万能と言えるでしょう。
電動コーヒーグラインダーまとめ
セラミック刃と聞いて少し心配な部分もありましたが、想像以上の機能性を誇るグラインダーでした。
時代は進化しているんだね~
しかし現代では「あーセラミックかぁ」というお客様の声はよく聞くので、リテラシーが向上してきたユーザー層のイメージをどう払拭できるかが重要になってきそうです。
一方でセラミック刃ならではのメンテナンス性の良さを好むユーザーもいるので、この辺りに振り切った当製品と相性が良さそうですね
割と出張や旅行多めな人には向いてるかもな
折角エスプレッソ挽きもできるので、旅行に向いた擬似エスプレッソツールと一緒に持っていくと幸せになれます。
個人的なおすすめはエアロプレスにFellow「Prismo」を装着したお手軽セットかな〜
電動グラインダー同様壊れる要素が少なく、楽しめる幅が非常に多いのでオススメです。
電動グラインダー購入ページは下記のリンクより確認できるので、是非これを機に購入の検討をしてみてはいかがでしょうか。
他にも当グラインダーに関する感想や疑問、検証の要望があればコメントやSNSにお願いします。
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