最近よくご質問いただくので、記事にしようと思いました。
というわけで、今回は手挽きを中心に初心者にオススメしたいコーヒーミルを紹介します。
手挽きミルでチェックしたいポイント7選
手挽きミルは、あなたが目指すスタイルに合わせて選ぶのがとても大事です。
値段が1〜2万円するコーヒーミルでも、思った用途に合わなければ不満の原因になります。
②刃の材質
③ミルの構造
④掃除のしやすさ
⑤挽き目の範囲
⑥挽き心地
①刃の形状
家庭用として使われるコーヒーミルの刃には以下3種の形状が存在します。
▪︎フラット刃
▪︎コニカル刃
この中で、手挽きミルの大半はコニカル刃と呼ばれる刃です。
②刃の材質
コーヒーミルの刃には、大きく分けて2種の材質があります。
◾︎セラミック
金属刃はステンレス鋼・特殊鋼・鋳鉄など様々ですが、現在はステンレス鋼が主流です。
逆にセラミックは切れ味はありませんが、耐食性が非常に高く水洗い等が可能。
刃の性能はステンレス刃が有利ですが、コストが高いという難点があります。
③ミルの構造
意外と大事なのが、コーヒーミルそのものの構造です。
例えばカリタの手挽きミル等は、軸受けが存在しないため軸がよく動きます。
余程の拘りが無い限り、軸が1つしか無いミルを選択するメリットは薄いでしょう。
④掃除のしやすさ
掃除のしやすさにおいては、以下のポイントをチェックしましょう。
◾︎分解できる範囲
◾︎汚れのとれやすさ
手挽きミルの掃除は、絶対しなければならないわけではありません。
という事もあり、コーヒーミルは定期的に掃除した方が良いとされます。
各々気になる点は異なるので、自身の希望に合う清掃ができる器具を選びましょう。
⑤挽き目の範囲
コーヒーミル選びで最も頭を悩ませるのが、挽き目の範囲です。
例えば「エスプレッソ(極細)挽きできる」と書いているのに、適性がない場合もあります。
他にも「ネクストG」は当サイトの検証・定義上で、最低粒度が中挽き以上に該当します。
しかし細挽きができるという検証情報も実際にあるので、個体によって大差があるのかもしれませんね
⑥挽き心地
挽き心地の良し悪しで、コーヒーを飲む頻度が変わると言っても過言ではありません。
①グリップの有無
②豆を挽き切るまでの回転数
③ハンドルの長さ
④豆投入時のハンドルの固さ
特にグラインド時間は②③④が大きく影響します。
例えばコマンダンテはその代表例です。
初心者にオススメしたい手挽きミル一覧
TIMEMORE「栗子C2」
■挽き目の範囲:○(細~粗挽き)
■微粉量 :○(少ない)
■挽き心地 :○(良い)
■メンテナンス:○(簡単・清潔)
■粉砕速度 :◎(非常に速い)
■持ち歩き :○(良い)
誰にでもオススメできる手挽きミルといえばC2です。
また性能も非常に高く、同価格帯のミルでは太刀打ちできないレベルです。
(ポーレックス)
(C2)
分布だけで言えばコマンダンテにあと一歩で匹敵するレベル粒度です。
このことからも、優れたバランスを誇る万人受け間違いなしのミルと言えます。
詳しい解説・検証
↓↓↓↓↓↓
ちなみに30gタイプのC2MAXもあります。
ポーレックスコーヒーミル2
■挽き目の範囲:◎(極細~粗挽き)
■微粉量 :△(やや多い)
■挽き心地 :△(硬い豆に弱い)
■メンテナンス:◎(非常に簡単)
■粉砕速度 :△(やや遅い)
■持ち歩き :◎(非常に良い)
刃やボディが全て国産のコーヒーミルです。
■軸頭の形状
■部品のサポート対応
大抵のセラミック刃を使用したミルの軸頭は6角形になっています。
ポーレックスの軸頭は僅かに捻れており、ハンドルが外れる事はまずありません。
また、外刃と内刃も簡単に交換できます。
詳しい解説・検証
↓↓↓↓↓↓
ちなみにポーレックスもC2と同じく20g・30gモデルの2通り選べます。
HARIO「スマートG」
■挽き目の範囲:○(細~粗挽き)
■微粉量 :△(やや多い)
■挽き心地 :×(ハンドルが外れやすい)
■メンテナンス:◎(非常に簡単)
■粉砕速度 :×(遅い)
■持ち歩き :◎(非常に良い)
ポーレックスより遥かに安いセラミック刃のコーヒーミル。
透明なためコーヒー豆を粉砕する様子がよく確認できます。
ただ、追加の電動ユニットを使用するとどちらの欠点も解消できます。
詳しい解説・検証
↓↓↓↓↓↓
Oceanrich「G2」
■挽き目の範囲:△(中細~粗挽き)
■微粉量 :○(少ない)
■静音性 :○(高い)
■静電気 :◎(非常に少ない)
■メンテナンス:◎(非常に簡単)
■粉砕速度 :×(遅い)
■持ち歩き :△(やや重い)
手挽きミルではありませんが、手持ち式の電動ミルで値段帯も近いため番外編として紹介します。
外から5段階で挽き目調整できるため、挽き目の設定に苦労しません。
セラミック刃のコーヒーミルの中では優れた粒度分布で、特にドリップに適しています。
また刃ユニットを分離して丸ごと水洗いできるため、電動ミルの中では最もメンテナンスが簡単。
金属刃のC2以外は腕が疲れやすいため、最初からコスパの高い電動で考えるのも良いかもしれません。
詳しい解説・検証
↓↓↓↓↓↓
まとめ
今回はコスト面を考慮したミルを紹介しましたが、最初からハイレベルのミルを持つのも間違いではありません。
初心者でも掃除面を考慮して楽しめる万能ミルを紹介するとしたらコマンダンテです。
コマンダンテをチェックする
↓↓↓↓↓↓
逆にコマンダンテ以外のミルを選択する場合は、各々の特性を理解して自分に合ったミルを選ぶ必要があります。
今後もあなたに合ったミルが見つかるように紹介していくので、よければブックマークよろしくお願いします
コメント