【比較レビュー】ポーレックス「コーヒーミル2」従来品との違いや粒度を数値化した結果‥

手挽きミルと聞くと、何を想像しますか?

オシャレな木製ミルとか

メタリックなもの等々・・・

その中でセラミックコーヒーミルと呼ばれる器具をご存じでしょうか?

その名の通り、セラミックという硬度の高い焼成体をミル刃に使用した器具です。

セラミックは金属より軽く摩耗に強く、錆びないという特性を持っています。

その代わり、精巧な加工は難度が高く技術が必要とされます

今回はセラミックミルを代表する、
ポーレックス「コーヒーミル2」を紹介します。

「2」ってことは何かバーションアップしたん?
従来品のミルは2003年に発売され、2019年に改良型の「2」が出たんです!

「どこが変更されたのか?」
「どんな性能なのか?」

最新のミルと徹底比較して確認していきましょう。

ポーレックスとは?

ポーレックスの正式名称は
「ジャパンポーレックス株式会社」

企画・開発・販売を一貫して行う日本のモノづくり精神を体現したメーカーです。

★ジャパンポーレックスの歴史
私たちジャパンポーレックスは、家庭用品を中心に自社で企画・開発した製品を、日本国内の自社工場で生産をしている会社です。
独自の特殊な成型方法により、精巧なセラミック製品を開発しております。
現在ではすでに広く一般的なものとなりましたが、約25年前より塩、胡椒、胡麻等を挽くセラミック製刃のミル類や、セラミック製おろし、しょうゆ差し等の製品を作っております。
それらを開発・生産するための機械は、全て自社で開発・設計をしております。セラミックの刃は金気が全く無いため、食材の風味をそこなうことがありません。
【引用】http://www.porlex.co.jp
ジャパンってつくから、もしかして海外にも拠点あるん?
実は36カ国も展開するすっごい企業なんですよ!

国産に拘り、独自の開発力で2003年に第一世代のセラミックコーヒーミルが登場しました。

この革新的なコーヒーミルの登場は、当時金属刃が一般的な手挽きミルの流れを覆しました。

その後大手メーカーが続いてセラミックミルを販売し始め、今ではセラミック刃のミルは当たり前になっています。

粗雑な模倣品も増えたためポーレックスは商標と特許を取得し、他社では真似できない技術を守り続けています。

実はこの軸の形もポーレックスだけの特許技術!

緩やかな螺旋を描く軸頭が、ハンドルの脱落を防止しながら摩耗による軸頭の欠損防止の役割を持ちます。

ポーレックス従来品との変更点

外刃が変更

今回の変更点の大きなポイントが、外刃の変更です。

左が旧型、右が新型の刃。刃の数が増え、切削効率を1.3倍に高める事に成功しました。

内刃は大きな変更が無いですが、外刃の変更が他のミルにない差を生み出しています。

調節ネジが変更

調節ネジのデザインを変更し、粉受け無しでも立てて置けるようになりました。

ステンレス刃のミルは粉受け無しで立つものが多いのですが、セラミックミルが粉受け無しで独立するのは珍しいです。

大抵立てられないから横に倒すもんな

粒度調節段階の変更

粒度の調節段階が従来品の80ミクロンから、37ミクロンと微細な調整ができるようになりました。

★ミクロンとは?
ミクロンとは、1メートルの100万分の1(10のマイナス6乗)を表す長さの単位である。
ミクロンと、同じく長さの単位である「マイクロメートル」は、同義語である。ただ、マイクロメートルは国際単位系(SI)に含まれているが、ミクロンの方は国際単位系に含まれていない。
ミクロン単位の物体の例としては、直径が数ミクロンの赤血球や白血球などを挙げることができる。
【引用】
https://www.google.co.jp/amp/s/www.weblio.jp/content/amp/%25E3%2583%259F%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AD%25E3%2583%25B3
要は2倍細かく調整できるようになったと思って頂ければ大丈夫です!

ポーレックス「コーヒーミル2」の特徴

【コーヒーミル2の基本情報】
▪︎容量:最大30g
▪︎重量:296.5g
(※ハンドル・滑り止め込み)
▪︎高さ:19.2cm
▪︎直径:4.9cm
▪︎ミル刃:セラミック製
▪︎挽き目:18段階
▪︎生産国:日本

軽くて容量が多い

ポーレックスコーヒーミル2は軽さと30gの容量が魅力。

スマートなボディは、持ち運びに便利でアウトドア向きと言えます。

アウトドア向きのミルは大抵15g程度が多い中、30gも入るのでコーヒー好きには嬉しいですね!

タイムモア「C2MAX」が同じ容量30gなのですが、重量が510gと200gもの差があります。

1gでも荷物を軽くしたい方にとっては大きな差なので、ポーレックスを採用するメリットは十分あります♪

自社生産のミル刃

ポーレックスは鹿児島の自社工場でミル刃を生産しており、その精巧な作りはセラミックミルの中でもトップクラス。

模倣品対策のための刻印などメイドインジャパンの魂を感じる芸の細かさも素晴らしいです。

外刃が外れる

セラミックミルは、外刃を本体に固定して外せないものと外せるタイプがあります。

外せる場合は交換や水洗いもできますが、本体に固定されないのでこのようになります。
めっちゃカタカタ動くやん!

これが原因で、外れるタイプのミルは中挽き以降の粒度が安定しません。

パラパラと大きなカケラが入ったりするので、ハンドドリップを中心に考える場合は中細挽きでの使用をオススメします。
粒度については、後程検証で確認していきましょう

外刃に留め具が存在しない

ポーレックスには外刃を留める部品がありません。

HARIOのスマートGには、このように外刃を受ける部品があります

ポーレックスの場合はネジを緩めると外刃の動く範囲が広がり、粗挽きはできますが粒度が揃いません。

つまりポーレックスは細引きになるほど粒度が均一で、中~粗挽きは不得意です
この傾向は新型も同じなので、極細~中細挽きでの使用をお勧めします!

極細挽きが可能

上記で記載したように、ポーレックスは外刃が動きにくい極細や細挽きが向いています。

また、セラミック刃は凹凸が緩やかなため豆をすり潰す用途に強いです

時間はかかりますが、片栗粉のようなパウダー状になるまですり潰せます。

腕が疲れるので、日常でエスプレッソを淹れたい方は専用の電動グラインダーがオススメです。

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アウトドアでエスプレッソを淹れたい場合は、ポーレックスが便利です

分解・組み立てが簡単

ポーレックス製品は軒並みメンテナンスが簡単です。

分解・組み立てに細かいパーツが不要で部品も上下を間違えるようなものはありません。

逆にタイムモアのミルは堅牢な反面、組み立てにテクニックを求める部分があります。

総合的に見ると、ポーレックスの方が初心者でも扱いやすいです♪

外刃も内刃も洗える

ポーレックスはセラミック製なので、内刃も外刃も水洗いできます。

コーヒーの油分などが刃に残ると酸化して嫌な臭いを放つので、洗えるのは非常に嬉しいですね♪

他社のセラミックミルは外刃が固定される代わりに、隙間にコーヒー粉が入って取り出せない事もあります。

衛生面で考えると、セラミック製ならポーレックスが優れていると感じました!

刃の交換が可能

ポーレックスのミルは外刃と内刃の交換が可能です。

もしもパーツが摩耗しても、交換すればすぐに使用できます。

タイムモアも同様ですが、刃の交換ができるだけで安心感が段違いですよね♪

ポーレックス「コーヒーミル2」の口コミ

▪︎日本製ならではの安心感がある
▪︎分解組み立て簡単
▪︎挽き心地がいい
▪︎携帯性が高くて便利
▪︎エスプレッソに使える

やはり日本製・国産という点が評価によく出てきました。

全て一貫して作られている点が製品の信頼に繋がっているんですね。
挽き心地やメンテナンス面の評価も高いので、セラミックミルの中でも扱いやすい製品といえます。

ポーレックス「コーヒーミル2」検証

挽き目検証

公式の説明書を参考に、以下の挽き目が目安になっています。

▪︎0~4:細挽き
▪︎5~8:中細挽き
▪︎9~12:中挽き
▪︎13~16:中粗挽き
▪︎17以降:粗挽き
そもそも、どこが0かわからへんな・・・
実用性を確かめるためにも以下の内容を検証しましょう
①0点(原点)はどこ?
②中挽きはどのあたり?
③エスプレッソ挽きは可能?

①原点はどこ?

ポーレックスの難しいところは、どこが0点(原点)かわかりにくいという点です。

今回の検証では、一切回らないところから辛うじて回せる段階を「0」と設定します
検証してみると、一番閉めた状態から反時計回りに3クリックが「0」になりました。

歯の接触音がしますが引っかかるほどではないので、これで良しとします。

公式でも指で軸を回せたらOKとのこと

②中挽きはどのあたり?

中挽きの定義は様々ですが、当サイトではカルディが推奨する挽き目「8」を基準にしています。

入手しやすくチェーン系列の中で一番粒度が均一なため、中挽きの基準として参考にしやすいです♪
ポーレックスコーヒーミル2の場合は「8」が最も近い挽き目になりました。
「9」になると粗いカケラが増えるから扱いが難しくなるな‥

この基準を元に、ご自身のスタイルに合わせて挽き目を調整してみてください。

③エスプレッソ(極細)挽きは可能?

ポーレックスコーヒーミルでエスプレッソが淹れられるのかチェックしました。

挽き目を「0」にし、抽出に9気圧以上必要とした場合を基準にします。

結果、細かすぎて9気圧では足りませんでした。

つまりエスプレッソは余裕で作れる粒度ということになります。

ポーレックスでエスプレッソ挽きができるは本当だった!

微粉量検証

今回はポーレックスコーヒーミル2の挽き目「8」で微粉量を計測します。

【検証の方法】
▪︎マイルドカルディ30gをグラインド
▪︎「#30・#40・#50」のふるいに1回ずつかける

「#30」は1インチ(2.54cm)四方に30個の穴があるという意味です。

つまり#の数値が多いほど細かくなります

この作業を以下のミルでも行い、ポーレックスコーヒーミル2と比較していきます。

▪︎タイムモア「C2」
▪︎名前非公開(発売予定品)
▪︎1Zpresso「JPpro」

ふるいにかける過程でロスが出るので、あくまで目安としてお考えください。

結果は以下の通りでした
#30以上:12.1g
#30~39:6.3g
#40~49:3.1g
#50以下:7.4g

他のミルの結果も写真掲載するのでご覧ください。

#30以上の粒度は他のミルと同じですが、最も微粉が多い結果となりました。

ほぼ同じ値段帯の「C2」は4万円のJPproと渡り合えるバランスで、安価で圧倒的な性能である事がわかります。

なんでこんな差がつくんや?
外刃が動く点と、セラミックがすり潰す事を得意としてるからですね
このように微粉が多いと成分が出やすいので、温度調整や挽き目を粗くするなど工夫が必要です。

グラインド速度検証

ポーレックスコーヒーミル2を挽き目「8」で挽くと、1分15秒かかりました。

他のミルと比べると以下の通り
▪︎C2:44秒
▪︎Zpro:50秒
▪︎JPpro:30秒
▪︎Grinder Go:38秒
▪︎ポーレックス(新型):1分15秒
▪︎ポーレックス(旧ミニ):1分37秒
▪︎オーシャンリッチ:1分26秒
▪︎スマートG(手動):2分30秒
▪︎スマートG(電動):1分15秒
セラミック刃の電動ミルより早く挽けるので、そこそこ健闘していますね!

従来品と比べて回す負担も少なくなり、扱いやすくなった印象でした。

ハンドルの軽さ比較

ハンドルの軽さはコーヒーの挽き心地に大きな影響を及ぼします。

最近のコーヒーミルは軸に高性能のベアリングを使用し、軸ブレを抑えながらスムーズな挽き心地を実現しています。
軸ブレを抑える事で、粒度も均一になるのでいい事ばかり!

今回は以下のミルとポーレックスコーヒーミル2のハンドルの滑らかさを比較します。

▪︎ポーレックス(旧ミニ)
▪︎タイムモア「C2」
▪︎1zpresso「JPpro」
▪︎キャプテンスタッグコーヒーミル
▪︎Riversコーヒーミル
▪︎HARIO「スマートG」

↓検証動画はコチラ↓

この中で最も硬いのがキャプテンスタッグとリバーズ、次にコーヒーミル2でした。

軸がミニよりも長いので、摩擦が発生しやすくハンドルが固めになっています。

硬い豆を挽く時に、苦戦を強いられるな
同じ値段帯の「C2」が滑らかに回るので、どうしても比べてしまいますね

ポーレックス「コーヒーミル2」の評価

メリット

▪︎スリムで軽く30gも挽ける
▪︎水洗いできる
▪︎セラミックミルの中では早い
▪︎外刃も取り外し可能
▪︎パーツが交換できる

検証すればするほど、アウトドアに特化している印象です。

ボディもシンプルで衝撃にも強いので、野外で仮に落としても平気!

得意の挽き目を生かして、マキネッタなど直火式の器具と相性抜群です。

カセットコンロがあれば簡単にコーヒーができちゃいますね♪

デメリット・気になる点

▪︎外刃の溝に粉が溜まりやすい
▪︎挽き目の目安がわからない
▪︎硬い豆との相性が悪い

軸の硬さや得意とする挽き目から、浅煎り豆よりも中~深煎りの豆に向いています。

また、分解は容易ですが本体とミルの間の隙間に粉が入りやすい構造です。

面倒かもしれませんが、時折分解してメンテナンスすることをお勧めします!

ポーレックスをオススメしたい人

▪︎アウトドアでコーヒーを楽しみたい
▪︎エスプレッソが大好き
▪︎国産メーカーで器具を探している
▪︎ミルを買うのが初めて
アウトドアでゆったりとエスプレッソでも楽しもう

そんな時にポーレックスは最高の力を発揮します。

もしハンドドリップをメインでお考えなら、タイムモア「C2」も魅力的ですよ♪

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他のセラミックミルもこれから検証するので、今後もぜひご期待ください。
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