2022年にTIMEMOREから登場した新作の数々‥
あなたはもう試しましたか?
タイムモアといえば「C2」が有名やんな
粒度分布の話だけで言えば、コマンダンテにすら匹敵する性能です。
↓詳細の記事はコチラ↓
そしてその後継モデルとして2022年に登場したのが「C3」
C2の発展モデルとして、見た目はそのままに刃が変更されました。
この変更により、コストは抑えつつ高性能化を実現しています。
マイナーチェンジ品みたいな感じか
そんな事ありません!ちゃんと明確な違いがあります!
というわけで、今回はそんなC3の検証を踏まえた上でC2との違いや特徴について紹介します。
TIMEMORE(タイムモア)とは?
タイムモアは2012年に設立した中国のコーヒー器具メーカーです。
中国製と聞くと身構えそうですが、最近は様々な企業が製造委託してるのは中国です。
やっぱ日本の商品は品質が良い!
と思っているその商品は、中国で製造・組み立てた商品かもしれません。
さらに中国はコーヒー需要が加速し、様々な企業が器具販売に注力し始めました。
そんな国から生まれたタイムモアの製品は、上海のスタバで取り扱われるほど高品質。
ユーザーの声を反映したアップデートも都度行っており、現在も躍進中ですね!
「栗子C3」の基本情報
- 名称:chestnut C3
- 容量:20g程度
- 重量:475.1g(ハンドル込/実測)
- 寸法:(高さ)14.7cm(直径)5.2cm
- ミル刃:コニカル刃(S2C660)
- 挽き目:30段階程度
外観上はC2と大差ありません。
ただ黒さが増しただけみたいな
一応ハンドルの接続部の長さが変わったり、微妙な変化はあります。
粉受けのネジ切りも微妙に変化してますね
そのため、C2のパーツを流用することはできません。
C3はC3で専用のパーツになってるのね〜
「栗子C3」の特徴
独自の刃を使用
栗子C3に搭載されている刃は、S2Cと呼ばれます。
S2Cは「Spike to Cut(突き刺して切る)」という考え方をコンセプトにした刃です。
このコンセプトは栗子Xと栗子C3等の刃が該当するで
更に材質と直径、および形状により3種の分類に分かれます。
- 栗子X:S2C 860(SUS440/42mm)
- 栗子lite:S2C 880(SUS440/42mm)
- 栗子C3:S2C 660(SUS420/38mm)
C3のS2C刃は全体的にXより小さく、刃の長さに違いが見られます。
とは言うものの、各々の粒度分布は全く異なります。
どちらかと言うとC3はXに近いですね
一方でX liteは今までのミルにはない粒度分布を実現し、唯一無二の性能を持ちます。
X liteの性能をチェックする
↓↓↓↓↓↓
X liteは別次元として、C3はX相当の分布と挽き目の範囲を得たわけやな
1クリック毎の粒度差が大きいですが、そうとも言えますね!
挽きやすい構造
C3はC2同様、数あるコーヒーミルの中でトップクラスの挽きやすさが魅力です。
その秘密はボディの凹凸。
凸凹が手にフィットし、本体そのものが強力なグリップの役割を果たします。
これはダイヤモンドパターン加工って言うんやで
ボディがC2やC3の重要なポイントと言っても過言ではないですね
もしも本体がツルツルだったら、きっとC2は有名にならなかったでしょう。
他社の類似品がC2に勝てない理由は、精度以上に挽き心地にあるんやろな
そしてC3はS2C刃のおかげでC2よりも挽き心地が更に良くなりました。
実質2段挽きのような挽き方になるため、噛み込み量がC2よりも少なくなっています。
比較してみると、回転数が少し増えていることがわかります。
代わりにハンドルが軽く、硬い豆や細挽きが挽きやすくなりましたね!
極細~粗挽きまで対応
C3の特徴として、エスプレッソ挽きまで対応できるようになりました。
C2は細挽きが苦手だったからな
挽けるんですけど、グラインドに時間がかかるんですよね
C3ではその難点を解決するどころか、極細挽きもできるレベルに進化しています。
58mmのポルタフィルターなら、7~8あたりがベストですね
エスプレッソを抽出するのに必要なクオリティは備えてるな
代わりに、1クリック毎の粒度差がC2より広いです。
ドリップ用の微調整はC2の方が優秀だったりします。
つまりC3は幅広く抽出を試したい方にオススメできますね!
優れた粒度分布・微粉量
C2・C3共に粒度分布は高級ミルと遜色ありません。
分布で見るとややC3はC2よりも601〜850μmの粉量が多く、粗い粉が少なくなっています。
つまり均一性が上がってるってことね〜
豆のポテンシャルをちゃんと引き出せるって事やな
また中挽きの微粉量はC2が11〜14%、C3が10〜14%と平均値よりやや少なめな点も優秀。
手挽きミルでは十分過ぎるくらい均一性が高いと言えますね!
メンテナンスが簡単
C3はC2と同様でメンテナンスは簡単な部類に入ります。
- パーツ数が少ない
- パーツの上下が無い
- ボディやパーツの構造がシンプル
分解・清掃において複雑な構造ではないため、初心者でも簡単に掃除できます。
代わりに内部のフレーム部分に粉が溜まりやすいため、基本はブロワーを併用してください。
実際の分解清掃については後程解説します!
TIMEMORE「栗子C3」の評判・口コミ
◾︎高級感がある
◾︎均一な挽き目で挽ける
◾︎持ちやすい
◾︎カッコいい
◾︎重い
◾︎ハンドルが外れにくい
発売されて間もない頃から、多数のレビューが寄せられています。
良い意見が多いですが「重い」「ハンドルが外れにくい」等の意見もありました。
まぁ500mlペットボトル1本分の重さやしな
ハンドルの外れにくさについては、僕も同意見ですね
これはC2よりもハンドルの軸が深く刺さるようになった事が原因です。
逆にハンドルを外し辛いのね〜
別にC2でハンドルが外れる悩みなんて無かったから、そのままで良かったけどな
また、挽き目の範囲について言及している評価はありませんでした。
「C2と比べて範囲が広くなったよ!」と声を大にして言いたいですね
TIMEMORE「栗子C3」分解・清掃方法
C3の分解清掃は超簡単。
動画でチェック
↓↓↓↓
ここで解説しておきたいのは、ダイヤル盤の取り付け方のコツです。
軸が写真のように円形ではありません。
この軸にダイヤル盤を形が合うように嵌め込みます。
これだけなら簡単ですが、実はダイヤル盤と刃にも接続部があります。
この2つが同時に噛み合ってちゃんとロックできる仕組みになっているんですね!
なんか難しそうやな
実は、この2つを楽に合わせる方法があります。
ポイントは刃の穴から軸が出ないようにする事。
これでストレスなく軸を嵌める事ができます。
ポーレックスと比べたら一手間あるけど、慣れたらめちゃ楽やで
以上の事から、C3は初心者でもコツを掴めば簡単に分解・清掃できる良品です。
TIMEMORE「栗子C3」の評価
メリット・良い点
▪︎挽き心地が非常に良い
▪︎幅広い挽き目に対応できる
▪︎メンテナンスが簡単
▪︎高級ミルに匹敵する粒度分布
C3は精度の高い万能ミルとしては破格。
1万円以下という価格が嘘のようなクオリティやな
低価格のミルで、ここまでの幅を楽しめるミルはありません。
ポーレックスも一応極細挽きできますが、途方もない時間がかかりますからね
しかも熱が加わり過ぎて、コーヒー粉がホカホカで出てきます。
折角苦労して挽いたのに、大事な香りが飛ぶなんてシャレにならんで
とは言っても、C3はエスプレッソ向きの挽き心地ではないので過信は禁物。
硬いけど、強力なグリップで半ば強引に挽けるという感じです。
コツとしては、斜めに倒して挽く事ですね
これで豆の噛み込み量を減らし、ハンドルにかかる負荷を軽減します。
勢いに任せて思い切り回すんやで!
デメリット・気になる点
◾︎微調整には不向き
◾︎ハンドルの接続部が固い
C3は優れた範囲を誇りますが、代わりに1段階毎の粒度差が顕著になりました。
エスプレッソ挽きしない方にとっては、単純なコスト増になりますね
ハンドドリップだけならC2で十分って事やな
また、ハンドルの外れにくさに少しストレスを感じます。
C2の時は軽い力でスポッと外れたんですけどね‥
安定感はあるけど、なんか惜しいな
栗子C3をオススメしたい人
◾︎何でもできる万能ミルが欲しい
◾︎挽き心地を重視したい
◾︎粗挽きでコーヒーを淹れたい
◾︎エスプレッソに挑戦したい
コストと万能さを両立したC3は、初めてのミルにピッタリです。
あるいはセラミック刃のミルから乗り換えやな
1クリック毎の粒度差が大きくても、精度が高い事は間違いありません。
抽出の幅が広がれば、コーヒーライフはもっと楽しくなりますよ!
TIMEMORE「栗子C3」レビューまとめ
金属刃で極細挽きができて低価格。
タイムモアはいつも常識を覆すミルを作ってくれます。
もうCシリーズだけで何でもできますね
今後バリエーション、パーツ拡充もあるから期待大やな
C3をチェックしてみる
↓↓↓↓↓
また、C3の性能検証については、詳しくこちらで解説しています。
納得行くまでC2と比較して、どちらが自分に合ったミルか確認して下さい。
というわけで、今回の紹介は以上で~す
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コメント
コメント一覧 (2件)
公式サイトだとespressoは10ー14クリックの写真ですけど、当サイトの現物の写真は7-8ですね。
どっちが正しいんだ(*_*;
説明書の記載でも7-8なので、間違いは無いかと思います(・_・;
C2の挽き目は10〜14となっているので、サイトの記載がそのままC2のコピペ状態になっているのかもしれませんね(´・ω・)