Kingrinderを知っていますか?
最近Amazonで見かけるようになった手挽きミルのメーカーです。
キングラインダーと読むんですね
ラインナップはK0~K6までの7種あるんやな
その中で、日本で手に入るのはK1・2・4・6のみです。
それぞれエスプレッソ向き・ドリップ向きなどの役割に分かれています。
そして今回ご紹介するのはKingrinder「K6」
ドリップもエスプレッソも対応した万能タイプのミルです。
情報が少ないので「買って大丈夫かな?」と最初は警戒していましたね
そんなK6を手に入れたので、当記事では使用感や特徴についてレビューしていきます。
記事の1番最後に動画解説も掲載しているので、ご興味あればそちらもご覧下さい。
Kingrinder(キングラインダー)とは?
キングラインダーは中国で2020年に創業したメーカーです。
情報を調べても出ないので、直接問い合わせて確認しました〜
Amazonでは、2021年あたりからよく見かけるようになった記憶があります。
いきなりこんなミルを開発するのって難しいんちゃう?
OEM、ODMなら可能かもですね
Original Equipment Manufacturingの略称。商品企画と設計は自社で行い、生産を外部に委託する方法
Original Design manufacturingの略称。商品企画だけ自社で行い、設計~生産まで外部に委託する方法
特にODMは、中国・台湾で多いそうです。
この方法であれば、自社工場や設計技術がなくても商品を作れます。
コーヒーミルも例に漏れず、多数の似た製品が生産されていますね
コピー品ではなく、委託先が同じで似たミルになるというのが現状です。
実際にKingrinderと近い構造のミルもあるから、可能性はあるな
だからといって、性能や使い勝手が同じではありません。
消費者側の選択肢が沢山あると考えれば、良いことですね〜
Kingrinder「K6」の基本情報
- 名称:K6
- 容量:30~35g程度
- 重量:647g(ハンドル込/実測)
- 高さ:(本体)17.1cm (最大)19.8cm
- 直径:(最小)5.2cm(最大)5.4cm
- ミル刃:コニカル刃(ステンレス製)
- 挽き目:150段階程度
刃の直径が48mmと、手挽きミルの中では大型の部類です。
その大きさを感じさせないくらいスマートな見た目やな
ムダが少ないので、堅牢かつスリムに見えます。
容量も多い方なので、他杯抽出が中心の場合は嬉しいですね
Kingrinder「K6」の特徴
画期的な外ダイヤル方式
K6の大きな特徴は、外側に配置された挽き目ダイヤルです。
一般的な手挽きミルは、ダイヤルが粉受けの内側にあるよな
挽き目を変更する場合、都度都度粉受けを外す必要があります。
数字が書かれているため挽き目を間違える事もありません。
豆によって頻繁に挽き目を変えるなら、採用する価値が高いですね!
ハンドルカバーが分離可能
K6のハンドルカバーは独立しており、単体でフタとして使えます。
- グラインド中の豆の飛散を抑える
- ホコリからミルを守る
ポーレックスなどのセラミックミルと似たような構造ですね
ステンレス刃のミルは、大抵ハンドルと一体化してるもんな
その中でも、K6には更に独特な点があります。
なんと、ハンドルにカバーを取り付けられるんですよ!
付属のシリコンリングを使い、フタとハンドルを固定できます。
着脱の選択自由って、今までのミルにはなかった斬新な発想やな
150段階の挽き目
K6は150段階と非常に細かい調整が可能なミルです。
- 極細挽き:15~25
- 細挽き :25~60
- 中細挽き:60~90
- 中挽き :90~120
- 粗挽き :150
1週が60段階あり、数字が振られているため調整がとても簡単です。
1段階毎に16μm粗くなるらしいで
特に細挽きが主軸な場合、微調整ができる点はとても魅力的。
エスプレッソ挽きもできるとの事なので、次回検証しますね!
粒度分布や微粉量は検証記事にて解説するので、更新次第報告します。
挽き心地が軽い
K6は他のミルと比べて、挽き心地が軽い実感がありました。
最小の挽き目15でも、無理な力を必要としません。
ザクザクというよりはシャリシャリした挽き心地ですね
特に細挽きで恩恵を感じやすいかもな
Kingrinder「K6」レビューまとめ
個人の感想ですが、K6はコスパに優れたミルだと思います。
外側にダイヤルを採用したミルは、基本的にコストが高いです。
それこそ2~ 3万円は当たり前の世界やもんな
そんな中、K6は高性能ながら2万円以内と比較的低コスト。
実際に使用している中で、使い勝手も遜色ないと感じました。
もし外ダイヤル式でお探しなら、候補に入れるのもいいかもしれませんね!
気になる分解方法や検証については、別の記事で紹介予定です。
更新したら追記するから、チェックしてな!
また、分解方法を含めたレビューはYouTubeでも解説しています。
動画の方が視覚的にわかりやすいので、是非チェックしてみて下さい。
【2023年2月】K6の中挽き・微粉量の検証結果を更新!
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コメント
コメント一覧 (3件)
初めましてこんにちは。
K6は使い勝手も良く私も愛用しています。
最初不安でしたがちゃんとした商品で安心しました。
フタを本体に取り付けた状態で使用する時は、フタについている黒い大きなOリングを取り外すように(Oリング保護のため)説明書にあったように思います。
ほとんど詳しいものが無くあちこち海外のサイトを見ていたら、某有名メーカーの兄弟会社だとか創立者の関連会社だとかいろんなものがありました。某有名商品と規格も同じだとか・・・本当のところはどうなんでしょう?
情報ありがとうございます!
確かにもう一度説明を見ると、黒いリング外してる絵がありました!∑(゚Д゚)
何故か見逃していたので、該当部分修正します(T . T)
一応Kingrinderの広報と連絡は取れるので事実確認はできるんですが、ちょっと聞きづらくて‥^^;
実際、某会社のミルとは規格が同じです。
軸径・粉受けのネジ切りまで同一で互換性がある故、部品の製造元が同一なのは間違いないかと思います。
度々すみません。
「フタをハンドルに取り付けた場合に黒いOリングは外す」訂正です。
ハンドルを本体と書き間違えてしまいました、ごめんなさい。