こんにちは!コーヒー粉とはお友達、こまめです!
今回は2023年4月以降の、こまめ家の検証方法変更についてお知らせします。
変更点は3つ。
- 検証に用いるサンプル豆変更
- 粒度分布表・グラフの変更
- コンテンツの差別化
去年一年を通して読者の皆様から頂いた要望を、4~5月の大型アップデートを機に反映します。
様々な反応を頂き、本当にありがとうございました!
一体どんな内容になるんや?
それぞれのアップデート内容について詳しく解説します。
検証に用いるサンプル豆変更
2023年4月以降の検証では、検証に用いる豆をブラジルNO2に固定します。
今までは、下記の案内でも紹介している通り検証にはマイルドカルディを使用していました。
理由はリンクページ記載の通り、カルディが使ってるDitting「KR-804」が優秀で、みんなが買いやすい豆やったからやな
しかし、実際のところ検証においては以下の不安要素がありました。
- 店舗毎にミルを校正しているか不明
- 焙煎度がコントロールできない
- ブレンド豆のためランダム性が高い
こまめ家では抜き打ちでカルディの挽き豆を買っていますが、実際にあるロットで粒度分布が異なるケースがありました。
ミルによっては多少個体差もあるから、そういった差分が出るのはリスクあるな
また「SCAカッピングプロトコルの規定に沿った豆の方が良いのではないか?」という提案があった事も変更理由の一つです。
SCAA(SCA)が定めるカッピングにおける規約の事。使用する豆の焙煎度や挽き目について細かく基準が設けられている。
コーヒーという曖昧なものに対する数値的な規定が多い事から、可能な限り当サイトでも基準として取り入れています。
その中でも焙煎豆の規定はシビアで、通常販売されている焙煎豆で条件を満たすことは困難です。
- アグトロン値:63(±1まで許容)
- 焙煎時間:8~12分以内
- 測定時期:焙煎後30~40分以内
アグトロン値は2種の測定規格があるのですが、こまめ家ではGourmetスケールという規格を用いています。
もちろんアグトロン値は、焙煎後に毎回規定通りチェックしてるで!
ちなみにマシンにも使用の推奨規定があり、こまめ家は測定方法も遵守しています。
上記の規格通りにブラジルNo2の豆を焼いて、検証に使ってるよ〜
- スクリーンサイズ差が少ない
- 品質が安定している
ブラジルは精選方法がパルプドナチュラル及びナチュラルが主流のため、欠点数とスクリーンサイズで規格が決定します。
こまめ家では、スクリーンサイズ17/18の豆を使っていますね
以上から、今後こまめ家で使用する豆はブラジルの単一豆を使用します。
粒度分布表・グラフ表記の変更
使用豆変更に伴い、粒度分布やグラフの表記を大幅に変更します。
- 粒度分布表の0表記を右側→左側に変更
- グラフの0表記を右側→左側に変更
- 粒度分布表に0~300μmを追加
- 粒量毎の比率を追加
- グラフの参照値を粒量→粒量比率に変更
- グラフ線を直線→曲線に変更
- 赤外線による粒度分布比率を追加
- 使用した豆情報を追加
- 使用した豆のアグトロン値を追加
- こまめ家基準の粒度中央値を追加
変更した項目が多いため、特にお伝えしたい内容を中心に紹介します。
中でも要望が多かったのは、グラフの表記の左右逆転ですね
確かに数値が出せる順から書いてたからグラフが0から出発してなかったよな
また今まで0~425μmからのスタートでしたが、0~300μmの項目を増やしました。
当サイトでは300μm以下を微粉として扱っていたので、今後は全ての挽き目で微粉量がわかるようになっています。
コンテンツの差別化
こまめ家では「後悔しない買い物をして欲しい」という想いで、数多くの検証をしました。
実用面や見た目も含め、あなたが満足できるコーヒー空間を実現するお手伝いをします!
その検証も認知が広がるに伴い、更に精度の高い情報が必要という事も感じていました。
そこで、これからこまめ家が提供するコンテンツには2種の形態を設けます。
- 一般コンテンツ
- Pro・マニア向けコンテンツ
一般コンテンツは従来通り、記事にて通常閲覧できる情報です。
この通常閲覧できる情報は、今後下記のような内容となります。
- 適正粒度の範囲
- 微粉量の割合
- 基準値に揃えた際のグラインド速度
〇〇~〇〇が中挽きの適正範囲みたいな情報はわかるって事やな
そして微粉量については、適正範囲における割合がどの程度なのかをお伝えします。
「全体量に対し10%~12%程度」という感じになるのね~
逆にProコンテンツは、有料な代わりに下記の情報を得る事ができます。
- 表による具体的な数値データ
- SCAプロトコルに適した粒度
- こまめ家基準の粒度
- 赤外線による粒量比率
- 具体的な微粉量の情報
- 電子顕微鏡による粉の拡大写真
- 特定の粒度で挽く際にかかる負荷値
Proコンテンツは一般コンテンツ同様、随時内容が更新される仕様です。
マニアックな部類になる具体的数値についてをPro用にしたって事やな
電子顕微鏡による粒の拡大写真についても、コーヒーの味に影響する内容という事でPro向けコンテンツに加えさせて頂きました。
Pro向けコンテンツは特に長い解説等は入れず、シンプルにデータを収集できる内容にします。
検索やチェックを簡単にできる方がいいよね~
また有料コンテンツについては、購入だけでなく「紹介」として販売する事も可能です。
詳しくは、下記のリンクをチェックしてや!
粒度検証に関する変更まとめ
今回の変更に伴い、現行で公開しているデータは全て差し替えの予定です。
というのも、検証内容を大幅に変更した事で結果にも大きな変化が出たからですね
つまり、今数字が出てるデータは全部古い情報になるわけやな
初心者からすると数字が羅列されてるのは見辛いので、そういった面からもわかりやすい内容に変えようと思います。
一部有料化という内容にはなりますが、より質の高い情報を提供するため、何卒ご理解とご協力の程よろしくお願いします。
詳しいProコンテンツの閲覧方法については後日公開するので、都度お知らせを確認してくださいね!
また、コーヒーミルには多少なり個体差があるため、個別検証が必要な場合はお声掛け下さい。
お店毎の挽き目のキャリブレーションやコーヒーミルの新規販売における性能検証など、お力添えできると思います。
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今後とも、こまめ家をよろしくお願いします。
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