どうも!持ってるミルが大体中国産のこまめです!
現在、出回っている手挽きミルの多くが台湾・中国などのアジア圏に集中しています。
有名な企業としては、
- 1Zpresso(イージープレッソ)
- TIMEMORE(タイムモア)
の二台巨頭ですが、新たに名乗りを挙げる企業も後を断ちません。
ミルの製造ってそう簡単に作れなさそうやけど、そんなポンポンできるもんなんか?
理由としては、製造委託が日本より活発な点が挙げられますね
似たような刃、ボディを作る企業があるのはそのためです。
その中でも、現在注目され始めているのがKINGrinder。
Amazonでの販売を主体とし、販促活動が活発な企業です。
2020年に創業し、驚異的な速度で認知を広げていますね
マーケティング担当が優秀なのかな~
KINGrinderが販売するミルは「K0」~「K6」までの7種。
そのうち、日本で購入できる機種は‥
- K0
- K1
- K2
- K4
- K6
上記5種になります。
単純に数字が大きいほど価格が高く、更に用途別に分かれています。
今回検証するK6は万能型で、浅煎り向きって公式から聞いてるで
そんなK6がどんな性能なのか、中挽きの粒度分布と微粉量を確認していきましょう。
K6の挽き目表記について
K6は0~5までの数字が割り振られ、数字の間で10段回挽き目を設定できます。
つまり数字の「1」のとこは10クリックって事やな
1段階ごとにカチカチと音が鳴る事をクリック音と呼び、これを挽き目の段階に当て嵌めて単位として呼称しています。
K6は一周60クリック、最大150クリック程度まで設定が可能です。
K6には以下の通り目安が設定されているため、今回の検証の参考にどうぞ!
- 極細挽き:15~25
- 細挽き :25~60
- 中細挽き:60~90
- 中挽き :90~120
- 粗挽き :150
検証方法
今回行う検証方法は、中挽き・微粉量測定の2通りです。
中挽きの目安については下記の記事で定義化してるので、ご参照下さい!
こんな感じで分布の右欄に目安を書いてるから参考にしてね~
また下記の検証結果から、常に同じ豆を使用するようにしています。
何でこまめ家はマイルドカルディ使ってるん?
- 誰でも買いやすい
- 中挽特化型の業務用ミルを指標にできる
- カルディの推奨挽き目の粒度分布が優秀
上記の理由から、見た目でも参照できる目安として採用しています。
中挽き目安・粒度分布検証
K6の粒度分布を検証した結果、以下の数値が得られました。
全体的な分布としては、揃っている方だと思います。
426~600μmの粒度が平均よりやや少ないので、そこがK6の特徴と言えそうですね
分布の結果から、こまめ家におけるドリップ用の推奨値は「80」~「95」あたりとなりました。
COMANDANTE「C40」との比較
K6とコマンダンテ「C40 MK4」と分布を比較した結果がコチラ。
比べてみると、コマンダンテよりも全体的に425μm以下の粉が多めな印象です。
逆に、426~600μmの粒度は少ないな
この違いがコーヒーの風味にどのように影響するか、下記の飲み比べで解説しています。
今回は鮮明な違いがあるので、チェックしてみて下さいね!
微粉量検証
今回はK6の挽き目「90」で微粉量をチェックしました。
やはり、粒度分布の結果通り微粉は少し多めです。
分布ではC2に近いけど、微粉量にそこそこ違いがあるな
大きい粒子量が多い反面、細かい粉も多いという点が少し独特ですね
KINGrinder「K6」検証まとめ
K6は粒度の範囲が広く、中挽きにおいても十分通用する精度を持ちます。
やや微粉量は気になるため、用途としてはペーパードリップがオススメです。
また、飲み比べにおいてはフレーバーの強い豆や中煎り以降の豆が向いているように感じました。
詳しくは先程載せたLIVE動画の解説をご確認ください!
良ければ、チャンネル登録・高評価もお忘れなく~
というわけで、今回の検証は以上です。
また次回の検証で会おうな〜
コメント
コメント一覧 (2件)
いつも、楽しく拝見させて頂いております。
一つお聞きしたいのですが、折れ線グラフの横軸が値の大きい方が左なのはなぜですか?
左から0〜の棒グラフのほうが理解しやすいように思います。
ご質問とご意見ありがとうございます!
左から0の方が良いというのは、確かにそうなんですが、今一斉に変えるのが難しいので、4月まで据え置きにしていますm(_ _)m
また棒グラフは考えたんですが、複数の挽き目に対応させると非常に見難いグラフとなり断念しました。
グラフ自体は、引き続き線グラフで表現させて頂きます(^^)