どうも!最近VS3マスターになりつつあるこまめです!
とりあえず、 VS3の基本スタイルであるノーマル刃での検証は全て完了しました。
えーと‥現時点で刃はノーマル含めて4つやから、進捗率は25%?
えー!あんなに頑張ったのにそれだけなの~!?
ある意味電動ミル1台で4台分の楽しみ方ができると考えると、コスパは非常に良いかもしれません。
検証員にとっては地獄の始まりですけどね・・・
しかしここでやらなければ、スーパーやらハイパーやらの良さは理解されないまま終わってしまうかもしれない。
それぞれにきっと、まだ誰も知らない凄い特性が隠されてる可能性があります。
そんな可能性に期待し、ノーマル刃の検証をここで完了させたいと思います。
今回は粒度分布・目安を含め、サーモメーター等も用いて VS3(ノーマル)を確認していきましょう。
極細~細挽きの目安
VS3は以下の検証結果から、極細挽きが得意であることがわかります。
エスプレッソ抽出検証を行ったところ、挽き目「30」以下で58mmのフィルターにも対応可能。
無段階調節で微調整に優れるため、エスプレッソグラインダーとしてのポテンシャルが非常に高いです。
取り回しが良いこともあって、個人的にはエスプレッソでの用途が推しなんですよね
中挽きの目安
VS3中挽きの粒度分布は、やや細挽き寄りの傾向があります。
詳細な検証とレビューは以下の記事をご確認下さい
微粉量・コーヒー粉の拡大写真・静音性も上の記事で全て掲載していますよ~
また、推奨粒度における他のミルとの比較も作成しました。
平均より851~1180μmの粒度が少なく、600μm以下の粒量は多い事がわかります。
ドリップでも、細い挽き目で淹れるのがオススメかもな
細かいから悪いわけではなく、粒度分布のバラつきが開く事が望ましくないからですね
SCAのカッピングプロトコルの条件を満たす挽き目「105」~「110」周辺で、細挽き用のドリップレシピを用いるとバランスが取れるかもしれません。
粗挽きの目安
粗挽きの分布を数値化すると、以下の結果が得られました。
- 1181~1700μmの粒量が少ない
- 426~850μmの粒量が多い
- 425μm以下の粒量は平均的
- 最大粒子径の量は「155」が最も近かった
この結果をC350等のミルと比較してみましょう。
1181~1700μmがやっぱり少ないんやな
850μm以下の粉量に関しては、C350と同程度であまり差はありませんでした。
まだ新検証でのデータは少ないので、これから更にデータが集まれば改めて比較していきます
コーヒー粉の摩擦熱検証
細挽きと中挽きにおける、コーヒー粉の温度上昇幅を測定しました。
熱はコーヒーの味を左右する要素になる可能性があるため、現在データを収集しながら味の相関をチェックしてます。
ミルにおける風味変化の要因として、ご参照下さい。
結果として、細い挽き目の方が温度の上昇幅は高くなりました。
極細挽きにすると、長時間粉同士・刃との接触が多くなり温度が上昇しやすいのかもしれません。
逆に、極細挽きで温度の上昇率が低いミルってどんなんやろな
Varia「VS3」検証まとめ
最近はVS3でドリップしていますが、ボディ感が出やすく中煎りや深煎りの香ばしさが引き立ちます。
浅煎りにすると、ミドルボディの赤ワインのように甘みと程よい渋味を感じやすくなりますね
インパクトが強く濃度感のあるコーヒーが好きなら、ノーマル刃のVS3はオススメできるかもな
前述の風味特性や挽き目の範囲から総合して、こまめ家ではエスプレッソとしての用途が最も適正が高いのではないかと考えています。
クレマもきめ細かく、コーヒー豆の旨味をギュッと引き出してくれるんですよね
VS3をお持ちの方は、エスプレッソやドリップで比較して好みの抽出方法を教えてください~
というわけで、今回の総合評価は以上となります。
他にも収集して欲しいデータ・検証リクエスト等承りますので、何かあればコメント欄や各種SNSにご連絡下さい。
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それではまた次回の検証でお会いしましょう。
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