【比較レビュー】EPEIOS「humming bird drip kettle」は何がスゴい?検証してみた

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「最初で最後の電気ケトル」

そんな強烈なフレーズを押し出すケトルをご存知でしょうか?

Epeios
hummingbird
 drip kettle

エペイオスというブランドが2022年に発売した温調ケトルです。
10,000円台前半と、温調ケトルの中では嬉しいコスト帯ですね
この価格帯は見た目や機能面で納得感があるケトルが少ないからな

その上「究極のケトル」を目指したというのは、非常に気になります。

そんな事言われたら、BrewistaやFELLOWが黙っていませんよ

というわけで、今回は温調ケトル5台と比較しながらエペイオスの魅力を確認します。

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エペイオス(Epeios)
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目次

「humming bird drip kettle」の基本情報 

1200Wなので、単純な湯沸かし性能は高いと言えます。

 
ケトルの消費電力は平均1000~1200Wなので、充分な性能ですね

 
使い勝手とコストを両立したケトルは少ないから、非常に期待できるスペックやで
ただし「電力が高ければ良い」ではない事に注意が必要

消費電力が高いと、一度に使用できる電力の枠が減るという事です。

同じ壁のコンセントから電気を得る場合、電動ミルや照明に影響を及ぼします。
 
ケトル1台でコンセント枠を圧迫する可能性がある事も考慮せんとな

湯沸時間検証

下記条件で目標温度到達までの時間を計測しました。

▪︎水量:600ml
▪︎温度:90℃と100℃の2通り
 
なんで2通りにしたん?
 
単純な沸騰と、温調時は速度が異なる場合があるからですね

温度を正確に上昇させるには、精密なセンサーと微調整が可能なヒーターが必要です。

そのため、微調整のために目標温度に近付くと速度が急激に落ちる事があります。

 
というわけで、上記条件を踏まえた検証結果がコチラ 

温度調整に関しては非常に早い事がわかります。

 
沸騰に関しては同じ1200Wのケトルと同等やな

エペイオスは目標温度のアプローチが早く、素早く理想の温度に到達できます。

温度誤差検証

目標温度に素早く到達しても、大きな誤差があると本末転倒です。

山善の場合、90℃に設定したのに何故か92℃になることがあります・・・。
でも大抵の温調ケトルは目標温度到達地点で±1℃の誤差があるんよな

エペイオスはどの程度の誤差があるのか、下記方法で検証します。

検証方法
◾︎設定温度:87℃
◾︎温度計を2種用いて測定

測定した結果、エペイオスは+1℃の88℃になりました。

温度計の使用がメインだった方は、誤差を考慮した温度調整が必要ですね

保温検証

最近の電気ケトルは沸かすだけでなく、温度を一定に保つ機能があります。

しかし、ケトルによって保温可能な温度には限度があることも・・・
 
100℃表記にも関わらず96℃前後で保温されるケトルもありますね

 
水の継ぎ足しをした時に、都度ボタンを押すのは面倒やな

というわけで、100℃到達後に5分放置した際の温度を測定しました。 

結果、エペイオスは100℃付近で保温されていました。
 
紅茶など高温抽出が必要な場合、100℃で保温できる方がありがたいですね

フタ開閉検証

エペイオスのフタは非常に軽い力で開閉できます。

指先で開閉できるくらい軽いタッチで十分。

かといって緩いわけではなく、しっかり固定されています。

その秘密は、蓋側のシリコンゴムです。

程よい硬さと潤滑性で、動作にストレスがありません。
 
金属が擦れるイヤな音がしないのもポイント高いな

気になる点として、シリコンゴムの摩耗で緩くなる可能性は考えられます。

 
もしそういった事象あれば、コメントよろしくお願いします!

持ちやすさ検証

エペイオスのハンドルは平らな形状が特徴的。

 
山善やOXOに近いですね

大きな違いとしては、親指部分にグリップが付いています。

グリップの面積を要所に絞ることで、汚れの付着を抑える事が可能です。

OXOは全体的にゴム製グリップのため、コーヒー粉や埃がよく付きます。

 
エペイオスは掃除面でも良く考えられているな

ただ個人的な好みでは、円形のハンドルの方が保持しやすいと感じます。

持ちやすさついてはFELLOWやBrewistaが優位。
 
平らなハンドルは手に馴染みにくいんですよね

注湯コントロール・精度検証

以下の点に注目して、エペイオスの注湯精度についてチェックします。

注ぎやすさのポイント
・思った角度に落ちるか
・少量の注湯で液ダレしないか
・円運動で湯量が大きく変化しないか

注湯については動画がわかりやすいので、ご参照ください。

湯が真下に落ち、コントロールしやすい事がわかります。

ただ、点滴ドリップのような繊細な注湯は難しいです。

ケトル内の湯量が少ない場合、一定の傾きを加えないと湯が途切れます。
 
どちらかというと、サクッと注湯する事に長けた印象ですね

検証結果まとめ 

エペイオスはコストに対し、納得感のある性能だと思いました。

湯沸かし速度が早いため、手早くコーヒーを淹れたい方にオススメです。
見た目も使い勝手も良いから、家庭用でもイベントでもいけるな!

ただ、点滴ドリップなど拘りがある抽出の場合は不向きかもしれません。

拘りがある方はFELLOWやBrewistaがオススメ

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一方でエペイオスは、汎用性の高さが強みのケトルと言えます。

 操作性に優れるため、初心者でも安心して使える点が魅力です。

忙しいご家庭でも取り入れやすいので、ケトル選びの候補としていかがでしょうか?

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また、ケトルの比較については動画でも詳しく解説しています。

記事では解説しきれない細かいポイントは動画で確認するとわかりやすいかもしれません。
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