【全９種類】ドリッパーの抽出速度を比較検証したら、意外な結果に・・・

【2021年6月追記】ドリッパーの比較記事を更新。より詳しく専門的な視点から比較検証しました！

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みなさんはコーヒーをどのように抽出していますか？

こまめ家では、HARIO製品は陶器・磁器・樹脂・ガラス・ステンレス・金属フィルターなど一通り揃えました。

でも世の中には、知らないドリッパーがまだ何十種もあります。

見た目もさることながら、ドリッパーによって味の特性も変化すると言われているから不思議。

そして、その理由を検証したくて買いまくった結果・・・

今回はこの中から9種のドリッパーについての抽出時間を比較して、オススメの抽出方法について紹介していこうと思います。

抽出検証方法

下記のルールを決め、抽出時間を計りました。

• 抽出量：150mlで終了
• 注湯量：計220～230ml
• 豆量　：12g
• 湯温　：92度
• 挽き目：中挽き（後述参照）
• 投数　：蒸らし含め2投
• 蒸らし時間：20秒
• 回す回数：1回（7周回す）

今回使用した豆はエチオピアベレカG1中煎り。

ちなみに11クリックの粒度はこんな感じ。

早い抽出を目指すため、「2投・落としきり無し」で抽出します。

速度検証結果一覧

正直、コレス・メリタ・HARIOの金属フィルター以外は同じスピードでした。

以下に検証結果をまとめていきます。

円錐形ドリッパーの抽出速度

円錐形のドリッパーは、穴の大きさ・リブの形状が異なっても1分20秒で規定量に達します。

紙フィルターの形状は根本的に同じなので、速度は誤差の範囲に収束する結果になりました。

メリタ「アロマフィルター」の抽出速度

メリタは1分30秒程度と、設計の思想通りゆっくり抽出されています。

コーヒーの粉が長く静かに浸かるので、まろやかで落ち着いた味に仕上がります。

カリタ「ウェーブドリッパー」の抽出速度

カリタ「ウェーブドリッパー」も円錐形とほぼ同じ速度。

粉が浸かる面積が多く抽出も速いので、コク・旨味を出しやすいのもカリタの特徴です。

HARIO「DMD-01-HSV」の抽出速度

最も低速抽出だったのはHARIO「DMD-01-HSV」という金属フィルター。

コーヒーオイルを出しつつ抽出に2分かかるので、コクとまろやかさが強調されます。

フィルターが二重構造で、同じ金属フィルターでも微粉が非常に少なく飲みやすいのも特徴。

コレス「ゴールドフィルター」の抽出速度

数あるドリッパーの中で「ゴールドフィルター」は別格のスピードでした。

明らかに抜けが早く、1分10秒には抽出が終わります。

金属フィルターの中で浅煎りのスペシャルティーに向いた珍しい一品です。

目の粗さがかなり大きいため、他の金属フィルターよりも微粉が通りやすい点には注意してください。

正直「金色なだけじゃ・・・」と侮っていましたが、独特な特徴を持った優秀なフィルターだと思います。

ドリッパー比較実験の振り返り

■円錐形の速度は大体同じ
■メリタは楽チン♪安定型♪
■カリタは抽出早く万能♪
■深煎りならHARIOの金属フィルター！
■「ゴールドフィルター」が想像以上に優秀！

今回の実験では、ドリッパー自体の特徴がハッキリ分かれました。

円錐形のドリッパーは時間差が少ないため、また別の実験で特徴を明らかにします。

他にも収集して欲しいデータ・検証リクエスト等承りますので、何かあればコメント欄や各種SNSにご連絡下さい。