「最初で最後の電気ケトル」
そんな強烈なフレーズを押し出すケトルをご存知でしょうか?
Epeios
hummingbird
drip kettle
その上「究極のケトル」を目指したというのは、非常に気になります。
というわけで、今回は温調ケトル5台と比較しながらエペイオスの魅力を確認します。
「humming bird drip kettle」の基本情報
1200Wなので、単純な湯沸かし性能は高いと言えます。
消費電力が高いと、一度に使用できる電力の枠が減るという事です。
湯沸時間検証
下記条件で目標温度到達までの時間を計測しました。
▪︎温度:90℃と100℃の2通り
温度を正確に上昇させるには、精密なセンサーと微調整が可能なヒーターが必要です。
そのため、微調整のために目標温度に近付くと速度が急激に落ちる事があります。
温度調整に関しては非常に早い事がわかります。
エペイオスは目標温度のアプローチが早く、素早く理想の温度に到達できます。
温度誤差検証
目標温度に素早く到達しても、大きな誤差があると本末転倒です。
エペイオスはどの程度の誤差があるのか、下記方法で検証します。
◾︎設定温度:87℃
◾︎温度計を2種用いて測定
測定した結果、エペイオスは+1℃の88℃になりました。
保温検証
最近の電気ケトルは沸かすだけでなく、温度を一定に保つ機能があります。
というわけで、100℃到達後に5分放置した際の温度を測定しました。
フタ開閉検証
エペイオスのフタは非常に軽い力で開閉できます。
かといって緩いわけではなく、しっかり固定されています。
その秘密は、蓋側のシリコンゴムです。
気になる点として、シリコンゴムの摩耗で緩くなる可能性は考えられます。
持ちやすさ検証
エペイオスのハンドルは平らな形状が特徴的。
大きな違いとしては、親指部分にグリップが付いています。
OXOは全体的にゴム製グリップのため、コーヒー粉や埃がよく付きます。
ただ個人的な好みでは、円形のハンドルの方が保持しやすいと感じます。
注湯コントロール・精度検証
以下の点に注目して、エペイオスの注湯精度についてチェックします。
・思った角度に落ちるか
・少量の注湯で液ダレしないか
・円運動で湯量が大きく変化しないか
注湯については動画がわかりやすいので、ご参照ください。
ただ、点滴ドリップのような繊細な注湯は難しいです。
検証結果まとめ
エペイオスはコストに対し、納得感のある性能だと思いました。
ただ、点滴ドリップなど拘りがある抽出の場合は不向きかもしれません。
一方でエペイオスは、汎用性の高さが強みのケトルと言えます。
忙しいご家庭でも取り入れやすいので、ケトル選びの候補としていかがでしょうか?
また、ケトルの比較については動画でも詳しく解説しています。
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