FELLOWという企業をご存知でしょうか?
サンフランシスコで2013年に創業を開始したコーヒープロダクトを扱う会社です。
デザインはもちろん、前衛的なコンセプトの器具を次々と開発するイケイケカンパニーやで
そんなFELLOWを代表するマシンが「Ode(オード)」。
センサーによる回転速度調整や、扱いやすい粉受けが特徴の最新型電動ミルです。
家庭用のミルの中でも破格の性能で、中挽きにおいてはトップクラスの精度!
そんな最強のミルを作るFELLOWが、日本向けにケトルを販売しています。
その名も「STAGG EKG」!
最近はInstagramや他社のプロモーションに多く登場していますね!
スマートなデザインが、流行りの器具と相性が良いのね〜
また、あの有名なブルーボトルとも提携しています。
それだけモテモテのケトルですから、どんな性能か気になりますよね
今回はSTAGG EKGの性能を検証し、その魅力に迫りましょう。
FELLOW「STAGG EKG」のスペック
▪︎名称:STAGG EKG
▪︎容量:900ml
▪︎重量:814.7g(本体のみ)
▪︎本体寸法:(最大直径)14.5cm(高さ)17.5cm(最大幅)29.2cm
▪︎台座寸法:(横)17.1cm(高さ)2.3cm(奥行き)17.1cm
▪︎消費電力:900~1200W
▪︎対応電源:100~120V
▪︎コード長:0.76m
▪︎保温機能:有(1時間/ON・OFF可)
▪︎保温可能温度:100℃まで可
▪︎温度設定範囲:57℃~100℃
▪︎タイマー機能:無し
▪︎ブザー音 :無し
▪︎現在温度表示:有
消費電力に差があるのがめっちゃ気になるな
おそらく、日本・海外両対応だからですね
一般的に日本の家庭用電源は100V対応のため、STAGGを使う場合900Wで使う事になります。
現在日本で流通しているケトルの消費電力は1000~1200Wなので、少し物足りなく感じるかもしれません。
実際にバリスタの間で有名なBrewista(ブリューイスタ)も950Wと低めで、他のケトルよりも煮沸時間は遅いです。
この事も踏まえて、STAGG EKGの性能をチェックしていきましょう。
煮沸時間検証
90℃・100℃に設定した場合の2通りで目標温度到達までの時間を計測しました。
↓検証動画はコチラ↓
STAGG EKGはブザー音が無いため、稼働音と目視で開始・終了を判断しています。
検証方法は以下2通りやで
【沸騰検証】
▪︎水量 :600ml
▪︎設定温度:100℃
【設定温度検証】
▪︎水量 :600ml
▪︎設定温度:90℃
温度を設定した際の微調整でかかる時間を加味した検証も同時に行った結果、以下の結果となりました。
検証した結果、5分55秒で目標温度に到達しました。
比較してみるとかなり遅い方だね〜
950WのBrewistaと比べて2分近く離されていますね
他と比べると、特に99℃から100℃になるまでが長い気がします。
温度を適切に調整するために、目標温度周辺で自動的に出力が下がるせいかもしれませんね
最初の見立て通り、100Vの電源では本来の性能を発揮し辛いのかもしれません。
でもたった50Wしか変わらないBrewistaがなんでこんなに早いんや?
Brewistaは適正温度に合わせる工程が早く精度が高いので、そこで更に差が生まれたのかもしれません。
保温検証
最近の電気ケトルは沸かすだけでなく、温度を一定に保つ機能があります。
ケトルによって保温可能な温度には限度があり、100℃表記にも関わらず96℃前後で保温されるものもあります。
STAGG EKGは、確認したところ100℃あたりで保温されていました。
- OXO:96℃~97℃(表記は100℃)
- Brewista:100℃
- Vitantonio:96℃(表記は100℃)
- NEKM-C1280(山善):96℃
- STAGG EKG(FELLOW):100℃
紅茶など高温での抽出が必要な場合には、100℃で保温できるケトルがありがたいですね
フタ開閉検証
各ケトルで蓋の固さを比較してみました。
個人的には片手で開けられへんとちょっとストレスやわ
↓動画で開け心地をチェック↓
FELLOWのフタは軽い力で開閉でき、片手間の作業が多い方でもストレスなく扱えます。
かと言って緩いわけでもないので、絶妙な加減で嵌め込める構造なんですよね
今までのケトルの中で、最もフタの開閉がしやすいと感じました。
個人的な順位をつけるとしたらこんな感じやな
- FELLOW
- Brewista
- 山善
- OXO
注湯コントロール・精度検証
STAGG EKGの注湯精度を動画で確認してみましょう。
湯が真下に落ちやすく、コントロールしやすい方だと感じました。
ブレも少ないし、点滴ドリップのようなテクニックも使えるで!
ただ、本体の重量が重い事から長時間同じ姿勢で注湯するのは大変です。
両手でコントロールするのが無難かなと思います。
検証結果まとめ
- 煮沸速度 :×(遅い)
- 温調性能 :◎(正確)
- 注湯精度 :○(高い)
- 保温性能 :◎(非常に高い)
- 取り回し :○(良好)
- 耐久性 :◎(非常に高い)
- イベント用:×(不向き)
湯沸かしの性能だけ除けば、扱いやすくバランスのいいケトルです。
重量と速度の問題・コンセントの短さから、持ち出し等には向いていません。
どちらかというと、家庭向けでゆったりコーヒーを楽しみたい方にオススメ。
また、堅牢でユーザビリティに優れた構造のため、安心して扱えます。
コーヒー空間を彩るカッコいいケトルなので、うちカフェを充実させるアイテムとしてご検討ください。
というわけで今回の検証は以上で〜す
他にも収集して欲しいデータ・検証リクエスト等承りますので、何かあればコメント欄や各種SNSにご連絡下さい。
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