【Brewista】温度調整電気ケトル4種比較レビュー!検証で判明したメリット・デメリットとは?

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2万円を超えるケトルって高いと思いますか?安いと思いますか?

たろ

興味はあるけど、手は出しにくいわ

僕も初めて2万円以上のケトルを買う時「後悔しないかな?」と心配しながら購入した記憶があります。

結論から言うと、値段以上に活躍しています。

今回はその中でも、コーヒー店やマニアの間で話題になっている最高級ケトルについて紹介します。

Brewista
「Artisan Gooseneck Variable Kettle」

たろ

え?え?何て?

こまめ

ブリューイスタ「アルティザングースネックバリアブルケトル」です!

必殺技みたいな名前ですが、グースネックはガチョウの首のように曲がった形状を指します。

現在作られる多くのドリップケトルは、グースネックが当たり前なのでさほど珍しくありません。

こまめ

しかし、 ブリューイスタのグースネックケトルは他社製品と比較しても明らかに違いがあるんですよね

今回はBrewistaグースネックケトルの性能を、他社の温調電気ケトルと比較していこうと思います。

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Brewista
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目次

Brewistaとは?

公式サイトによると、Brewistaは2014年にアメリカで結成されたそうです。

Brewistaについて

エンジニア、ロースター、バリスタの協力を得て、最高の一杯を抽出するためのツールを作っています。
多くのバリスタから支持され、お店のチームメイトとして、さらには競技会でのバディとして世界中から選ばれています。


何十年にもわたって培ってきた経験を生かした最高水準の技術と、世界中の賞を受賞したバリスタやロースターのノウハウを組み合わせた革新的な製品でみなさんを驚かせてきました。


アメリカを始め北米だけでなく、ヨーロッパ、アジア、オセアニア。今では世界中にファンが広がっています。


Brewistaは皆さんにコーヒー生産者やロースターの情熱を体験していただきたいと考えています。
その情熱を、最大限に楽しんでいただくためにBrewistaは存在するのです。

https://brewista.jp/pages/about-brewista
たろ

いきなりあんなケトル生み出したんか!?スゴイ技術力やな!

実はBrewista発足前にbonavitaというブランドがあり、そのフィードバックを元に作ったそうです。

Brewistaの誕生秘話

bonaVITAというケトルのデビューは、世界中のバリスタを驚かせました。


そして、バリスタから寄せられた沢山のフィードバックと、ロースター、エンジニアの協力を得て進化し、Brewistaが誕生しました。

https://brewista.jp/blogs/選ばれる理由/ratio-scale-1

ちなみにbonavitaはこんなケトル

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bonaVITA
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たろ

1Lを1000Wかぁ…ちょっと昔の規格のケトルって感じやなぁ

これだと値段的にも1250Wのオクソーのケトルが上位互換と言えます。

そのbonavitaの進化型がBrewistaという事で、見比べるとケトルの見た目がそっくり。

こまめ

デザイン面がよりカジュアルになりましたね!

Brewista「グースネックケトル」の特徴

【基本性能】
▪︎容量:600ml
▪︎重量:632g(本体のみ)
▪︎消費電力:950W
▪︎コード長:1.2m
▪︎保温機能:有(1時間/手動式)
▪︎温度設定範囲:40℃~100℃
▪︎タイマー機能:有
▪︎リアルタイム水温表示:有

注湯精度が非常に高い

ブリューイスタの注湯コントロールの精度は、他のケトルよりも圧倒的に優れています。

その秘密がグースネックスパウトとグーステイルです。

たろ

なんじゃそりゃ?

とりあえずコチラのグースネックをご覧ください。

他のグースネックと比較しても細く長い形状をしています。

この形状によりドリッパー内のコーヒー粉に接近しやすく、過剰な攪拌を抑えられます。

また、グーステイルという取手は人間工学に基づいており、まるで手の延長であるかのように馴染みます。

この2つの特徴から生まれる抽出精度については後ほど検証で確認しましょう。

容量によってデザインが異なる

ブリューイスタのケトルの独特な点は、容量によって形状が大きく変わることです。

現在展開しているサイズは600mlか1Lの2つ。

↓1L用をチェックする↓

600mlは特徴的なグースネックなのに対し、1Lはbonavitaに近いデザインとなっています。

こまめ

僕はデザインの好みと沸騰時間の関係で600mlを選びましたね

保温ボタンは都度押す必要がある

ブリューイスタに保温ボタンがありますが、台から離すと保温が切れる仕様のため都度押し直す必要があります。

こまめ

個人的には台に戻した時にも保温継続して欲しいですが・・・

たろ

いい意味でいえば、保温点けっぱなし防止にはなるかもな

急速沸騰ボタンがついている

Brewistaのグースネックケトルにはファストボイル機能が付いています。

たろ

100℃まで急速沸騰って書いてるけど、消費電力を上げて早く沸騰させる機能でもあるん?

まぁこちらをご覧ください

急速沸騰で100℃になる時間を計測すると、素で100℃設定したのと同じ時間になりました。

つまり、急速沸騰を押したところで沸騰時間が短くなるわけではありません。

たろ

ただのお手軽沸騰ボタンってことな

タッチパネルが使いやすい

ブリューイスタは台座が大きいので、タッチパネルが触りやすく確認も容易です。

こまめ

タッチの感度が非常に良いので、ストレスもありませんね

電源コードがケトル中最長

▪︎オクソー:0.8m
▪︎ビタントニオ:1.2m
▪︎ブリューイスタ:1.2m
▪︎山善(NEKM-C1280):0.7m

ブリューイスタのコードは温調ケトルの中で最長。

山善のコードなどは非常に短いため、コンセントから近い距離に配置しないと事故につながる可能性があります。

こまめ

その分、元々長いブリューイスタのケトルは配置調整もしやすく引っ掛かり事故のリスクも下げられますね!

Brewista 「グースネックケトル」の口コミ

ブリューイスタのケトルは口コミが少ないですが、いくつか拾い上げてみました。

▪︎デザインがオシャレ
▪︎安定感がある
▪︎機能性がいい
▪︎細口で注ぎやすい
▪︎カフェで使われるのも納得

僕も使い続けた印象は口コミとほぼ同意見です。

たろ

そんなカフェで見かけるん?

こまめ

僕が好きなコーヒー店5店舗のうち3店舗は、ブリューイスタのケトルを使ってますよ

イベントでも最近はブリューイスタのケトルを見かけることも頻繁に増えてきました。

それほどブリューイスタのケトルは一目置かれる存在ということなります。

Brewista「グースネックケトル」サイズ比較

【ケトル本体のサイズ】
▪︎幅:31cm
▪︎奥行14cm
▪︎高さ18cm

【電源ベースのサイズ(左から2番目)】
▪︎幅 :23cm
▪︎奥行:19.5cm
▪︎高さ:5.5cm

ケトル本体、ベース共に横幅が大きい印象です。

注ぎ口の特徴からも無理な詰め込みによる変形が心配なので、持ち運ぶ用途よりも据え置きで使う方が安心です。

イベントやアウトドアで使うというよりは、お店や自宅での使用を強くお勧めします。

Brewista「グースネックケトル」重量比較

【本体重量(容量)】
▪︎山善:569g(800ml)
▪︎オクソー:706g(1000ml)
▪︎ビタントニオ:643g(800ml)
▪︎ブリューイスタ:632g(600ml)

満水時の重量はブリューイスタが最軽量。

こまめ

持ち前のコントロールの良さを損なわない適切な水量なので、女性も片手で扱いやすいですね

Brewista「グースネックケトル」沸騰時間検証

ブリューイスタのケトルと他社の温調ケトルの沸騰時間を比較検証します。

検証方法は以下2通り

【沸騰検証】
▪︎水量  :600ml
▪︎設定温度:100℃

【90℃加熱検証】
▪︎水量  :600ml
▪︎設定温度:90℃

たろ

他のケトルの水量もブリューイスタに合わせて600mlで検証していくで

温度を設定した際の微調整でかかる時間を加味した検証も同時に行った結果、以下の結果となりました。

ブリューイスタのケトルの沸騰時間は比較した中では二番目に遅い結果となりました。

たろ

そりゃ950Wなら遅くなるよな

良く言えば、電力を圧迫しにくいので他の電化製品と同時併用ができる点は逆にメリットかもしれません。

こまめ

ちなみに1L版も消費電力は950Wなので、満水だと相当な時間を要しますね

一方で沸騰時間は遅いものの、設定温度の到達時間はビタントニオより早くなりました。

良く見ると、設定温度の到達時間が沸騰時より明らかに短縮されたのはブリューイスタのみ。

つまり、温度調整の精度が高いということになります。

こまめ

水を追加する場面が多いのであれば、他のケトルに引けを取らない時間で加熱できますね

注湯コントロール・精度検証

ブリューイスタは温調電気ケトルで最も細口なため、繊細なコントロールを求められる場面で大活躍します。

その注湯精度を以下の点に注目して、他社の温調ケトルと比較しました。

▪︎細く注湯した際の湯が落ちる位置
▪︎湯のブレやすさ

動画が非常にわかりやすいので、ご確認ください。

ビタントニオ

▪︎位置:真下と手前に落ちる
▪︎ブレ:非常に大きい

ある程度の湯量なら狙った箇所に落ちますが、細く抽出しようとした途端に手前側に湯が落ちる傾向があります。

こまめ

微妙な傾き加減で手前に落ちる力が働くので、細かいコントロールを求められる場面で苦戦しますね・・・

オクソー

▪︎位置:真下と手前に落ちる
▪︎ブレ:多少のブレがある

ビタントニオ程ではないですが、少し手前側に引っ張られる傾向があります。

1.0Lの温調ケトルの中でも非常に精度が高く、優秀なケトルなのは間違いありません。

ただし、重量のせいで高い精度を長時間保持するには苦戦します。

こまめ

可能であれば2杯以上の抽出で使用したいですね

ブリューイスタ

▪︎位置:終始真下に落ちる
▪︎ブレ:全くない

ブリューイスタが大人気の理由は、この抽出精度の高さです。

湯沸かしの速度では劣りますが、補って有り余るほどの注ぎ心地がマニアの心を惹きつけます。

こまめ

拘りの1杯を提供したい方には、非常に相性がいいですよ

山善「NEKM-C1280」

▪︎位置:真下と奥側に落ちる
▪︎ブレ:あまりブレない

湯量が少ない時は真下へ、それ以外は孤を描くように落ちます。

綺麗な線を保持したまま落ち方が変化するので、揺れるような軌道にはならず注ぎやすいです。

また、奥側に落ちるのでケトルとドリッパーの接触事故も起きにくくなります。

たろ

個人的にはコントロールしやすいし、メリットの方が大きいな

Brewista「グースネックケトル」レビューまとめ

メリット

▪︎誰でも繊細な注湯コントロールができる
▪︎ケトルがドリッパーと接触しにくい
▪︎軽くて持ち心地が良い
▪︎デザインがオシャレ

誰でもプロのような注湯コントロールを実現できる点が、非常に優れています。

こまめ

長い注ぎ口のお陰でドリッパーとも接触しにくいので、抽出が今まで以上に快適に感じますね

デザインもオシャレで、インテリアとしてのレベルも高い点も満足です。

デメリット

▪︎容量が少し物足りない
▪︎持ち運びに不向き
▪︎保温が都度切れる

良くも悪くも、コーヒー抽出に拘りたい人向きに作られたケトルです。

通常のポットとしての用途や多く湯を必要とする場面では、電力の問題でオクソーの方が有利かもしれません。

こまめ

ゆったりコーヒーを愉しむ場面でこそ、活躍する印象ですね

Brewistaをオススメしたい人

▪︎コーヒーの抽出に拘りたい人
▪︎オシャレなケトルが欲しい人
▪︎サブのケトルとして2台目を考える人

ブリューイスタは、純粋な湯沸かし機としての性能は高くありません。

それを補って余りある注湯精度は「こんなケトルが欲しい!」というバリスタの願いを体現した賜物です。

特化した用途を持つため、1台で全て賄うというより2台目にお迎えしたいケトルといえます。

こまめ

主力で使うなら、山善かOXOが汎用性が高くとても使いやすいですよ!

↓山善の性能をチェックする↓

↓OXOの性能をチェックする↓

「既に2台目を考えている」という方であれば、ブリューイスタのケトルを強くお勧めします。

↓ブリューイスタのケトルをチェックする↓

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ブリューイスタのケトルなら、あなたのコーヒーライフに新たな充実感を提供するでしょう。

み〜ま

というわけで今回の検証は以上で〜す

他にも収集して欲しいデータ・検証リクエスト等承りますので、何かあればコメント欄や各種SNSにご連絡下さい。

たろ

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み〜ま

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