どうも!Qグレーダーのこまめです!
皆さんはQグレーダーと聞くとどういうイメージがありますか?
昔働いていたカフェの店長が神のように崇めていたから「コーヒー業界のトップ」みたいなイメージを持ってたな
正直な話、情報が少なく所持者も少ないため「得体が知れないけどスゴイ」という印象が独り歩きしている気がします。
逆に「Qグレーダーなんて取らなくてもいい!」と上司から言われたりする話も度々耳にするけどね~
また、Qグレーダーを取得する目的も様々。
- 会社の待遇が良くなるから
- コーヒーの味がわかるようになりたい
- 大会の審査員がしたい
- 資格で信頼を得たい
僕は「器具の検証のためにも、コーヒーの味がわかるようになりたい!」という気持ちがあり受講を決めましたね
最初はQグレーダーを受けたらどうなるかわからなかったのですが、知り合いが受講した事で別人に生まれ変わっていた事が決め手になりました。
どれくらい変わったん?
挽いたコーヒーの香りを嗅いで、具体的なフレーバーを3種類以上即座に挙げられるようになっていた時はびっくりしましたね
恐らく、身近な人が衝撃的な進化を遂げていなければ今も取得しないままでした。
よくわからんし、大変そうやから受けなくてもいいかって思うわな
Qグレーダーじゃなくてもコーヒー屋はできるし、有名人が全員持っているものでもないもんね~
逆を言えば「え?Qグレーダーってこの程度なの?」という資格が神格化される事によるデメリットも出るわけです。
これらの問題を解消するためには、Qグレーダーについて多くの方に認知して頂く必要があると僕は思います。
- Qグレーダーとは何か?
- どのようにして取得するのか?
- どこで受けられるのか?
- 何故合格率が低いのか?
- 仕事は何なのか?
- 収入はどれくらい?
- Qグレーダーを取得するメリットは?
上記の内容を明らかにしつつ「Qグレーダーを取得する必要性はあるのか?」という疑問についても言及します。
Qグレーダーとは何か?
Qグレーダーと世間ではよく呼ばれていますが、そもそも具体的に何をする資格か認知されていません。
コーヒー系の資格で最上位みたいなイメージはあるんやけどな
ではまずQグレーダーが何をする資格なのか、資格認定を行うCQI(Coffee Quality Institute)が記載しているのでチェックしてみましょう。
Certified Q Graders are professionals skilled in sensory evaluation of green coffee, and are employed throughout the industry.
引用:https://www.coffeeinstitute.org/certification/people/q-graders
認定Qグレーダーは、グリーンコーヒーの感覚評価に熟練した専門家であり、業界全体で雇用されています。
記載されている通り、グリーンコーヒー(生豆)の感覚評価に特化した資格である事がわかります。
って事は、焙煎とか抽出とかは関係なくてコーヒー豆本来の品質をチェックできる鑑定士の資格って事なんやな
業界全体と記載されている通り、この資格は国際的に通用する数少ない資格である事も大きな強みですね
Qグレーダーには下記2種のライセンスが存在しています。
- Q arabica grader
- Q robusta grader
arabica(アラビカ)・robusta(ロブスタ)の違いってなに~?
簡単に言うと同じコーヒーノキ属ですが、染色体数の違い等で性質が異なる種族です。
例えば人間はヒト属のサピエンス種ですが、歴史の授業で習ったネアンデルタール人はヒト属ネアンデルタール種という別種になります。
つまり、同じサピエンス種の中で肌の色や目の色が違うのと、種そのものが違うのとでは大きな違いがあるという事です。
その中で世界的に栽培品種として親しまれているアラビカ種・ロブスタ種の2種に分けて資格が分かれています。
アラビカ・ロブスタの生豆を評価できるのが、それぞれの資格を持つQグレーダーって事やな
Qグレーダーの役割とは?
「生豆の評価ができる」というだけでは、具体的に何の仕事に生きるのかイマイチわからないと思います。
確かに、コーヒーを美味しく淹れる技術とは直接的な関係は無さそうやな
というわけで、CQIが提唱する取得メリットもチェックしてみましょう。
Many workplaces require that their quality control personnel, roasters, green buyers, and exporters be Q Graders. Certified Q Graders share a common language of quality used by producers and buyers alike, facilitating communication and access to markets. After one is certified as a Q Grader, opportunities in the coffee industry expand because the Q Program is globally recognized by coffee professionals.
引用:https://www.coffeeinstitute.org/certification/people/q-graders
多くの職場では、品質管理担当者、ロースター、グリーンバイヤー、輸出業者がQグレーダーである必要があります。認定Qグレーダーは、生産者とバイヤーが同様に使用する品質の共通言語を共有し、コミュニケーションと市場へのアクセスを促進します。Qグレーダーとして認定された後、Qプログラムがコーヒーの専門家によって世界的に認められているため、コーヒー業界の機会が拡大します。
コーヒーの生豆を扱う業者をはじめ、Qグレーダーが居る事でコーヒー豆の品質について共通言語でコミュニケーションが取れると書かれています。
つまり、情報を伝達する人が変わっても共通言語があるから伝えられる情報にブレが生じにくいって事やな
確かに仕事でも、教える先輩によって言ってる事が違うとか持ってる感覚が全然違うとかだと困るよね~
それらの基準を一定規格で言語化できるのがQグレーダーの重要な役割と言えます。
生豆を売る方も買う方も、同じQグレーダーなら売買がスムーズに進むのは容易に想像できますね
カッピングで生豆のクオリティがわかるため、高値で変なものを掴まされないという点でコーヒー店側としても大きなメリットがあります。
上記の点からも、Qグレーダーが活躍できる場は多岐に渡り存在します。
逆を言えば、その価値提示をQグレーダー側ができないと見合う扱いを受けられなさそう〜
例えば「Qグレーダーだからコーヒーを美味しく抽出できる」とかは、直接的な因果関係にならんから本来の価値提示とズレるって事やな
特に日本では取得者が400人以下と少なく認知も進んでいないため、折角の資格を生かせない可能性が高いです。
だからこそ、現役のQグレーダーもこれから取得を目指す方も「なぜQグレーダーなのか?」を明確に言語化して主張できる必要性がありますね
Qグレーダーの仕事とは?
役割はわかったけど、Qグレーダーだからできる専門的な仕事はあるんか?
一応あります
それがQ認証鑑定という業務です。
Q認証鑑定は依頼されたコーヒー豆がCQIが定めるQ認証基準を満たすかチェックするQグレーダーならではの業務となります。
Q認証ってなに~?
引用:https://database.coffeeinstitute.org/faqs
- What is the value of a Q coffee Certificate?
The Q Certificate signifies that this coffee is among some of the best in the world and can be deemed “specialty” following the standards of SCA. The certificate provides feedback, such as cupper notes and information about specific attributes of the coffee. It also signifies an independent, third party evaluation of quality that clients can trust.
Q証明書は、このコーヒーが世界で最高のものの1つであり、SCAの基準に従って「スペシャルティー」と見なすことができることを意味します。証明書は、カッパーノートやコーヒーの特定の属性に関する情報などのフィードバックを提供します。また、クライアントが信頼できる品質の独立した第三者評価も意味します。
非常にややこしいのですが、Q認証豆というのはCQIという組織が定めたスペシャルティーグレードのコーヒーを指しています。
え?スペシャルティーコーヒーって組織ごとに違うとかあるん?
実は一部定義の違いで、CQIとSCA(Specialty Coffee Association)が定めるスペシャルティーの認識が異なるんです
ですが「SCAの基準に従って」と記載されている通り、CQIが定めるスペシャルティーの判定はSCAの定める方法を用いて行われる事が示唆されています。
では実際にどんな違いがあるのかチェックしてみましょう。
- 風味評価:80点以上
- 生豆350g中の欠点数:1次欠点0点・2次欠点5点以下
- 焙煎豆100g中のクエーカー数:0
- 風味評価:80点以上
- 生豆350g中の欠点数:1次欠点0点・2次欠点5点以下
- 焙煎豆100g中のクエーカー数:3以下
あれ?ほぼ同じちゃう?
でもクエーカーの数だけ違うね~
引用:https://www.baristahustle.com/the-end-of-quakers/
- What is Quakers?
Quakers are immature seeds, after all: seeds that don’t have the right kind of sugar for the Maillard reactions , so they don’t brown properly during roasting.
結局のところ、クエーカーは未熟な種子です。メイラード反応に適した種類の糖を持っていない種子なので、焙煎時に茶色になりません。
クエーカーは焙煎しても色が大豆みたいに明るい豆の事だよね~
なんとこのクエーカーが100g中に1つでも入っていると、スペシャルティーコーヒーとは呼べなくなります。
めっちゃ厳格な基準やな!
しかしながら、それらの基準を満たす満たさないに関わらずスペシャルティーコーヒーと呼ばれているコーヒーは多数存在します。
そもそも、どんな技能を持った人が・どこで・いつ・どんな方法で鑑定したか証明しようがないですし‥
逆にQ認証は、CQIの公式サイトにて上記の情報を世界共通認識として全て下記サイトで公開しています。
非常に申し訳ないんやけど、検索方法とか確認項目とかチェックできるところ多過ぎるから需要あれば別個動画で解説するわ・・・
英語読める人は多分使いこなせるはずだからチェックしてみてね〜
つまるところ、品質証明が唯一明確にできるコーヒー豆がQ認証豆ということです。
その鑑定については、Qグレーダーだからこそできる業務ということになりますね
じゃあQグレーダーに頼めばすぐ鑑定してくれるん?
それが、下記のような手続きを踏まないと鑑定業務をした事にはなりません。
Identify the In-Country Partner (ICP) in your region for evaluating a coffee sample. ICP’s are
organizations authorized to conduct Q grading services on behalf of CQI. ICP’s oversee the entire coffee
sample evaluation process including review of registration forms submitted, sample payment, label and
code samples to assure a credible and impartial process, assign Q Graders to evaluate coffee samples,
and review final sample evaluations submitted by Q graders. The evaluation results in Q Coffee
Certificate or Q Technical report.
引用:https://database.coffeeinstitute.org/api/s3proxy/get/coffee/files/f05qp1bqg3/Process for Evaluating Coffees in the Q Coffee System March 2022.pdf
コーヒーサンプルを評価するためのあなたの地域の国内パートナー (ICP) を特定します。 ICP は、CQI に代わって Q グレーディング サービスを実施する権限を与えられた組織です。 ICP は、信頼できる公平なプロセスを 保証するために、提出された登録フォーム、サンプルの支払い、ラベルとコードのサンプルのレビューを含む、コーヒー サンプルの評価プロセス全体を監督し、コーヒーサンプルを評価する Q グレーダーを割り当て、Q グレーダーによって提出された最終サンプル評価をレビューします。評価結果は、Q Coffee Certificate または Q Technical Report に記載されます。
正規のQ認証鑑定を行うには、ICPという組織に鑑定依頼する必要があるんですよね
更に「Qグレーダーを割り当て」と記載されている通り、Qグレーダーとしての鑑定業務に携われるかどうかは選出されるまでわからないという事になります。
確か選出人数も3人って決まってるんだよね~
なんか生業としては安定しなさそうな仕事やな
正直な話、データベース上でも国内でQ鑑定を通過したQ認証豆は2023年で30検体以下と決して多い数ではありません。
仮に依頼量が3倍あったとしても、鑑定だけでは厳しそう~
そもそも鑑定業務をした事で支払われる具体的な報酬額自体が不明なため、もし報酬関係に詳しい方が居ればコッソリ教えてください。
情報を閉鎖的に扱うから、進歩もしないし知られもせず価値も見えづらいっていう悪循環になってる気がするしな!
「闇深い」とか嘆いている場合じゃないですね
Qグレーダー取得にかかる期間
Qグレーダーの取得にあたっては、下記の工程を経る必要があります。
This course consists of two corresponding parts over six days. In the first part, over 3 days, learners review assumed knowledge and theoretical principles, including practice of all activities. The second part is a 3-day series of exams regarding the material presented.
引用:https://www.coffeeinstitute.org/education/quality-evaluation/courses
このコースは、6日間にわたって2つの対応する部分で構成されています。最初の部分では、3日間にわたって、学習者はすべての活動の実践を含む、仮定された知識と理論的原則をレビューします。第2部は、提示された資料に関する3日間の一連の試験です。
となると、大体1週間缶詰になるイメージやな
しかも大抵は1発合格が難しいため、リテイク(再受験)も視野に入れないといけません。
どれくらい1発合格って難しいの〜?
1人も現れないのが普通ですね
そもそも3日間で初めての事を体験しながら練習するため、一夜漬けの究極形のような状態になります。
寧ろ1発合格すると以降の自主学習の機会が減るため、ある意味不運と言えるかもしれません。
ペーパードライバー化しやすいって事か
一度落ちてから再度学習して挑戦する事で知識の整理と定着化が望めるため、落ちる事が前提と言っても過言ではないでしょう。
下記の取得期限もあるから勉強を先延ばしにしてしまったり無闇に受け続けてしまう心配もないね~
引用:https://database.coffeeinstitute.org/faqs
- How many chances (retakes) do I have to pass all Q Grader exams?
Once you start a Q Grader Course, you typically have chances to re-take some exams within the same course, pending time and instructor discretion.
After your initial course, you may participate in a maximum of two (2) additional Q Grader courses or retake courses in order to complete your retake exam(s). You may begin organizing your retakes as soon as you would like after your initial course. ALL retake exams must be completed within eighteen (18) months of the original course date. Students who have not successfully passed all exams within that time period must retake the entire course at a future date.
Qグレーダーコースを開始すると、通常、保留時間とインストラクターの裁量で、同じコース内でいくつかの試験を再受験する機会があります。特定の試験は、元のコースで最大2回再受験できます。
最初のコースの後、再受験試験を完了するために、最大2つの追加のQグレーダーコースまたは再受講コースに参加できます。最初のコースが終わったらすぐに再受験の整理を開始できます。すべての再受験試験は、元のコース日から18ヶ月以内に完了する必要があります。その期間内にすべての試験に合格しなかった学生は、将来の日にコース全体を再受講する必要があります。
要約すると、落ちた試験については受講日から18ヶ月以内であれば最大2回まで再受験できるという事です。
ちなみに後半3日間の試験期間内で再受験できる科目が一部あるけど、カッピングの再試験は基本的に無いから日を改めて受けるしかないね~
18ヶ月過ぎたり2回の再試験で落ちたら最初からやり直しってプレッシャーヤバいな
しかも現在の日本において再受験の開催は、講師を海外から呼んでいる都合上1年のうち多くて2~3回程度しかありません。
一応海外で再受験するという手段もありますが、現実的ではないですね‥
という緊張感のある中で再試験に臨むため、その間で身に付けた知識の方が価値が高く一生の資産になるはずです。
結論としてQグレーダーを取得するためには、少なくとも半年~1年程度かかるとお考え下さい。
Qグレーダー取得にかかる費用
Qグレーダーを取得するには、一体どの程度のお金が必要なのか、CQIのサイトをチェックしてみましょう。
引用:https://database.coffeeinstitute.org/faqs
- How much does a Q Grader course cost?
The amount varies depending on course location and instructor. Please contact the instructor of the course you are interested in directly if you do not see a cost listed.
金額は、コースの場所とインストラクターによって異なります。費用が記載されていない場合は、興味のあるコースのインストラクターに直接お問い合わせください。
わからんのかーい!
という方のために、現在国内で受講可能な2拠点の費用を下記の通り記載します。
- 費用:330,000円
- 会場:〒135-0004 東京都江東区森下5-19-18 UNDER FOREST 1階
- 費用(会員):300,000円
- 費用(非会員):350,000円
- 会場:兵庫県神戸市中央区港島中町7-7-7 UCC上島珈琲(株)本社ビル 2階
これはあくまで受講費用なので、他にも1週間程度の宿泊代や食事代は自費で賄う必要があります。
リテイク(再試験)にも別途費用が必要やし、投資額はざっと40~50万か
金額は凄まじいですが、よくよく考えれば自動車運転免許と同じくらいの金額ですね
Qグレーダー受講経験・感想一覧
Qグレーダーの体験記を動画検索するとかなり数は少ないですが、参考になると思うので是非チェックしてみて下さい。
SCAJ神戸
WAKO COFFEEさんは焙煎等コーヒーのYoutuberとしても有名ですね!
若くして難度の高い資格取得しようと思ったきっかけとか気になるよな!
Qグレーダーを取得するメリット
実際に取得して以降、こまめが活動している中で「役に立った!」と感じたことを共有します。
- ある程度の自信がつく
- フレーバーへの理解が深まる
- Qグレーダー以外の学習に有利
- 共通言語で会話がスムーズになる
それぞれについてもう少し詳しく深掘りしましょう!
ある程度の自信がつく
おそらくQグレーダーを取得した方であればわかるのですが「Qグレーダー取得したぞ!俺すげぇだろ!」とはならないのが現実です。
逆にQグレーダーを公言していることによるプレッシャーも出てきますよね
「こいつQグレーダーのクセに大したことないな」とか思われたら逆にマイナスポイントになりかねんしな
寧ろ取得がスタートラインで、取得までに努力して培った知識が土台になり他の学習の理解が深まりやすいという点で自信に繋がります。
フレーバーへの理解が深まる
Qグレーダーの取得において学ぶオルファクトリーという香りの訓練は、取得後も非常に役立つ経験の一つです。
試験では36種のアロマを4つのグループに分けて香りの紐付けテストを行いますが、その訓練において何由来の香りなのか学ぶことができます。
その香りが豆由来なのか焙煎由来なのかがわかると、焙煎の知識取得やコーヒー豆の買い付けにおいて大きなアドバンテージを得ることができますね!
Qグレーダー以外の学習に有利
先にも述べている通り、Qグレーダー取得は最終到達点ではありません。
他の学習に役立つ基礎的な内容を踏襲することができるので、取得してから他のコーヒーに関する勉強をすると学習効率が大きく向上します。
例えばQグレーダーになる事とコーヒーの焙煎が上手くなることに直接の関係はありませんが、Qグレーダーで学んだ情報がある状態で焙煎や抽出の勉強をすると学習内容の理解が早くなりますね
以前のドリッパータイプの比較記事にて記載した「甘さ」に関する記述は、Qグレーダー取得者であればわかりやすいかもね〜
共通言語で会話がスムーズになる
コーヒーに関するコミュニケーションで、認識の違いにおける意見の相違は非常に深刻な問題を起こします。
言葉の認識が違うので「美味しい」「美味しくない」など、主観的で具体性のない主張がぶつかり合うと互いに理解が進みません。
感覚的な事柄を理解してもらうには、感じたことを正確に言語化できる能力が必要ってことね~
しかしQグレーダーという一定知識を備えて言語化できるツールを身につけた人間同士であれば、より詳細な言語で意見の相違について議論できます。
喧嘩じゃなくて建設的な議論ができれば、自分も相手も勉強になるしな
Qグレーダーについてまとめ
以上がQグレーダーという存在について自分なりに感じたことです!
取得に長期間を要することや仕事の性質上、家庭のある方は家族の協力が必要不可欠であることは間違いありません。
そこまでして取得するメリットがあるかどうかは、あなたがコーヒー業界にどこまで深く関わりたいかにより変わります。
自動車運転免許と同じように、持っているだけでは身分証明にしか使えませんからね
また生豆を扱う業者やコーヒー店等の雇用主にとってのメリットが大きいので、独立志向の方よりも社員として安定的に企業に貢献したい方のリターンの方が大きいでしょう。
その代わり認知自体は低いから、その価値を理解してもらう努力は必要だよね~
一方でフレーバーの理解やセンサリースキルを向上させたいという自己研鑽を目標にしている方にも、役立つことは間違いありません。
僕も最初はそういうスタートでしたからね
もしもQグレーダーの資格取得に悩んでいたり、当記事の内容以外で気になることがあればコメントや各種SNSのDMにてご連絡ください。
「Qグレーダーってこんなこともできるぜ!」っていう資格を生かした仕事があれば是非実体験も教えてな~
(PR)こまめ家のトレーニングについて
こまめ家ではQグレーダー受講や審査員・セミナー受講等の実体験を通じ、受講者に必要なスキル向上を目指して下記のトレーニングを実施しています。
- 焙煎トレーニング
- 抽出トレーニング
- センサリートレーニング
中でもセンサリートレーニングが1番重要やな
抽出も焙煎のいずれも、センサリーが伴わなければ答えが見つからず迷子になる可能性が高いですからね
- そのコーヒーにどんな症状が出ているのか?
- コーヒーの甘さはどのレベルなのか?
- それが何の成分由来なのか?
- どのようにすれば解決できるのか?
上記の事柄を言語化できて具体的にコーヒーの状態を他者に伝えることができれば、自ずと「何故その抽出なのか?」「なぜその焙煎なのか」を明白にできるはずです。
って事は、センサリーには自信があるんやんな?
皆さんにご納得頂きたいので、様々なトレーニングを受けながら鍛えていますよ!
2024年2月に2023年WBrCのヘッドジャッジを務めたAndrea Tan氏の直接指導が受けられるワークショップに参加したり‥
JSC・JHDCのジャッジを担当したり、センサリーを必要とする環境へ常に飛び込むようにしています。
開業予定の方、スキルを上げたい方、Qグレーダーの資格取得を検討している方は是非予約サイトもチェックしてみてください!
他にも受けたいトレーニングとか気になることがあったら連絡してな〜
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