BALMUDA「The Brew」を検証&レビュー!抽出量や性能・他のコーヒーメーカーとの違いは?

あのBALMUDAからコーヒーメーカーが発売されたのをご存知ですか?

その名も・・・

BALMUDA
「TheBrew」

2021年10月に発売が始まったThe Brewは、11月現在でも予約が殺到中。
苦労の末、ようやく入手しました
自分でコーヒー抽出できるのに、今更コーヒーメーカーなんているん?
そりゃ自分で淹れる方が好きですけど、どうしても時間を作れない時ってあるじゃないですか
では、どうして数あるコーヒーメーカーの中でThe Brewを選んだのでしょうか?
価格は定価59,400円と決して安い価格ではありませんが、他のコーヒーメーカーにない魅力がThe Brewには備わっています。

今回試したい事が山ほどあるので、検証を2回に分けて行います。

▪︎第1回:基本性能検証
▪︎第2回:最適な粒度・粉量検証
まずはバルミューダ「The Brew」の基礎から確認していきましょう!

BALMUDAとは?

皆さんはBALMUDAと聞くとどんな事をイメージしますか?
値段が高い製品が多いので、海外の高級家電メーカーかなと思ってました

実はバルミューダは、2003年に東京で設立した「クリエイティブ・テクノロジー」をテーマにした企業です。

てっきり外国の企業かと思ってたわ
確かにバルミューダの製品デザインって良い意味で日本離れしてますよね

バルミューダ創業者の寺尾社長は17歳の時から海外で旅をしていたそうで、そこで養った感性がデザインに反映されているのかもしれません。

そんなバルミューダの名が最も知られているのはトースターではないでしょうか?

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BALMUDA
¥23,442 (2021/11/27 12:17:11時点 Amazon調べ-詳細)
2015年に発売されたBALMUDA The Toasterは、20万台を売り上げる空前の大ヒットを生み出しました(リンクは最新型のK05A)。
斬新なデザインはもちろん、性能面も伴った誰もが認める一級品やな

更に2020年には東証マザーズに上場、今非常に勢いがあり注目される企業です。

BALMUDA 「The Brew」の特徴

▪︎名称:The Brew(ザ・ブリュー)
▪︎横幅:14cm
▪︎高さ:37.9cm
▪︎奥行:29.7cm
▪︎重量:約3.4kg
▪︎コード長:1m
▪︎抽出時間:3分30秒~6分
 (※杯数・モードにより異なります)
▪︎抽出温度帯:82~92℃(調整不可)
▪︎最大抽出量:約360ml
▪︎保温機能:無し
▪︎操作音 :有(変更・消音不可)
▪︎清掃目安:1ヶ月毎(クエン酸)

コンパクトでスマートなデザイン

The Brewは、コーヒーメーカーの中でもスマートで意匠性に長けています。

最初の印象は「え、思ったより小さい!」でしたね

というのも、横幅も高さもカリタの電動グラインダー「ネクストG」とほぼ同じだからです。
コーヒーメーカーってごっつい印象が強いもんな

↑こんなイメージありません?

細長くスマートな形状と近未来的なデザインは現代のコーヒーメーカーに相応しく、インテリアとしても非常にハイレベル
まさにバルミューダらしさを体現したマシンと言えますね

抽出の様子を確認できる

The Brewは「オープンドリップ」という方式を採用しています。

まるで目の前でドリップしてくれてるような感じやな
もちろんライブ感も素晴らしいですが、見た目以外のメリットもあります!

例えば抽出の様子を見ながら挽き目の改善ができたり、視覚的な情報から調整のヒントを得られます。

また、この構造のお陰で汚れも溜まりにくく、こまめにお手入れができるため衛生的。

独自の加水機能を搭載

The Brewが他のコーヒーメーカーと大きく異なる点は「家庭用コーヒーメーカーで初」と言われるバイパス注湯機能です。

バイパス注湯とは?
BALMUDA The Brewで淹れたコーヒーが力強くも飲みやすい理由は、雑味のない後味にあります。
抽出時間の経過に伴って、豆から溶出する雑味成分。このタイミングを見計らい、ドリッパーへの注湯をストップ。そして、サーバーに抽出されたコーヒーの凝縮された成分と温度を調節するため、ドリップ時の注湯口とは異なる第2の注湯口から仕上げの加水を行います。
この新しいアイデアが、力強い味わいとクリアな後味の両立を実現しました。
【引用】https://www.balmuda.com/jp/brew/technology

つまりドリッパーを通さず、直接お湯をサーバーに入れる機能です。

それって薄くなるだけちゃうん?
コーヒーは抽出前半に成分がほぼ溶け出すので、どちらかというと雑味がなくスッキリするイメージです
なのでバイパス注湯は、抽出後半の成分が好ましくない豆の場合に有効な方法と言えます。
例えばオレンジを絞る時、皮ごと絞るか果肉だけ絞るかによって味が変わります。
皮まで絞ると、確かに苦くなるイメージあるわ

つまりThe Brewはコーヒーの成分を出し切らず、美味しい成分だけ抽出する事を念頭に置いています。

 ちなみに、バイパス注湯の湯量を測定したのでまとめます
▪︎1杯用:36.2ml(全体量:131.7ml)
▪︎2杯用:73.2ml(全体量:254.0ml)
▪︎3杯用:103.9ml(全体量:390.1ml)

コーヒー豆に湯が10%吸収されるとして、抽出結果量の約30%がバイパス注湯です。

詳しい濃度については後ほど検証で確認しましょう!

抽出モードは3種から選択可能

The Brewは次の3つのモードから、抽出方法を選択できます。

▪︎REGULAR(レギュラー)
▪︎STRONG(ストロング)
▪︎ICE(アイス)

レギュラーは先ほどお伝えしたバイパス注湯を行うモード。

ストロングとアイスはバイパス注湯を行わず、ドリッパーで抽出を完結します。

ストロングはどういう時に使ったらええの?

例えばスペシャルティーグレードのように品質が高く、成分を多く抽出しても雑味が少ないコーヒーがベストです。

アイスの場合は注湯を減らし、より濃いコーヒーに仕上がるようになっています。

これなら氷で薄まっても楽しめますね!

特許出願中の抽出メソッド

The Brewの武器は「クリアブリューイングメソッド」と呼ばれる抽出方法です。

独自の精密な温度制御機能により、力強くクリアな抽出を実現したとのこと。

温度制御テクノロジーについて
従来のコーヒーメーカーにはないテクノロジーで注湯温度をコントロール。蒸らし・抽出・仕上げと、過程ごとに最適な温度のお湯を瞬間的に沸かします。この徹底的な温度制御*1・管理を行うことで、理想的な味わいを実現しました。
(*1…特許出願中)
【引用】https://www.balmuda.com/jp/brew/technology

一例として、レギュラーモードの湯温の推移は以下のようになっています。

Regularモード/3杯抽出
・サーバー温め:100℃(スチーム)
・蒸らし:93℃
・抽出①:91~92℃
・抽出②:90~91℃
・抽出③:82~89℃
・バイパス注湯:86℃

上記の温度帯で、適切なタイミングに注湯できるようプログラムが組まれています。

お湯を均一に注ぐだけでなく、独自のメソッドでバルミューダにしか出せない味を実現しているんですね!

パーツ交換が可能

2021年11月現在はまだ実装されていませんが、別売品として下記の部品の購入ができることが説明書に明記されています。

▪︎ドリッパー
▪︎水タンク
▪︎サーバー
▪︎サーバー用蓋
▪︎ドリッパースタンド
▪︎計量スプーン
取り外し可能なパーツは破損の危険性も高いし、もし何かあっても交換できるのは嬉しいな!

真空二重構造のサーバー

The Brewには保温機能が無い代わりに、真空二重構造のステンレス製サーバーを採用しています。

加熱式の保温機能はコーヒーの劣化を早めるからな
劣化の進行を抑えつつ、コーヒーの温度を下げない方法がこのサーバーだったんですね!
抽出後にサーバーに触れても全然熱くならず、1時間放置しても暖かさを保持しています。
しっかり断熱されてるし、サーバーとしての品質も高いで

事故・破損防止用センサーを搭載

The Brewは事故・破損を防ぐために下記の異常を検知することができます。

▪︎タンク内の水量不足
▪︎ドリッパー取付不備
▪︎サーバー取付不備
水量不足時は自動停止して空焚きを防ぐ仕組みやな

また、サーバーとドリッパーは専用品以外は受け付けず、抽出不可になります。

ドリッパーを変えて遊べないのは残念ですが、事故防止の観点では非常に優秀な機能ですね

BALMUDA「The Brew」の口コミ・評判

▪︎特別感がある
▪︎今までの製品と比較して味の違いを感じた
▪︎高いけど買ってよかった
▪︎朝の楽しみが増えた

2021年11月の時点で口コミは少ないですが、満足度の高いコメントが殆どでした。

発売間もなくで詳しいレビューはこれからやな
口コミでわからない点はこちらで紹介するので、お気軽にご質問ください!

BALMUDA「The  Brew」検証

The Brewの温度・湯量は固定ですが、調整の余地が多く残っています。

そのヒントとして、今回は基本情報を検証して数値化していきましょう。

あくまでも目安なので、検証結果を元にご自身が美味しいと思うポイントを探してください♪
今回はレギュラーとストロングの違いについて検証するで

抽出時間検証

レギュラーとストロングの抽出時間を検証すると下記の通りになりました。

抽出時間は蒸らし開始~バイパス注湯開始までの時間を測定してます。
レギュラー
▪︎1杯用:1分49秒(全体:3分42秒)
▪︎2杯用:2分44秒(全体:4分48秒)
▪︎3杯用:3分50秒(全体:6分8秒)
ストロング
▪︎1杯用:2分14秒(全体:3分30秒)
▪︎2杯用:3分23秒(全体:4分55秒)
▪︎3杯用:4分18秒(全体:5分49秒)
抽出の全体時間は変わらんけど、抽出時間はストロングの方が長いな
濃度を調整するなら、ストロングの場合は挽き目をレギュラーより粗くした方がいいかもしれませんね。

抽出量検証

同じ挽き目、同じ豆量でそれぞれのモードの抽出量に違いが出るのか検証しました。

今回使用するのはマイルドカルディの挽き目「8」
挽き目の精度が高く、当サイトでは中挽きの目安として使用しています!
ストロング
▪︎10g(1杯用):111.7g
▪︎20g(2杯用):223.2g
▪︎30g(3杯用):342.9g
レギュラー
▪︎10g(1杯用):111.7g
▪︎20g(2杯用):225.7g
▪︎30g(3杯用):345.8g

バイパス注湯がある分レギュラーの方が量は多いですが、大きな差はありません。

濃度検証

抽出量検証と同様の条件で、抽出したコーヒーの濃度と収率にどの程度の差が出るかを検証しました。

収率はコーヒー豆から出た成分量のことです
ストロング
▪︎10g(1杯用):(濃度)1.5%(収率)16.8%
▪︎20g(2杯用):(濃度)1.62%(収率)18.1%
▪︎30g(3杯用):(濃度)1.66%(収率)19.0%
レギュラー
▪︎10g(1杯用):(濃度)1.41%(収率)15.7%
▪︎20g(2杯用):(濃度)1.55%(収率)17.5%
▪︎30g(3杯用):(濃度)1.55%(収率)17.9%
バイパス注湯の有無で濃度が異なることは証明できましたね!

コーヒーの成分は0.1%単位でも味変化が大きく、好ましくない成分が出過ぎている場合は収率を下げる必要があります。

具体的な方法については、次回検証していくで!

BALMUDA「The  Brew」の評価

メリット

▪︎デザイン性が高くスマート
▪︎抽出改善がしやすい
▪︎衛生面に優れる
▪︎クリアなコーヒーを楽しめる
▪︎出来たての風味を長時間保持できる

個人的にポイントが高いのは、保温機能の高いサーバーとバイパス注湯です。

どんなコーヒーでもクリアに仕上がりやすく、お任せしても十分楽しめるクオリティになります。
挽き目やペーパーを変更したり、ある程度自由度が高いのも嬉しいですね!

デメリット

▪︎置き場所に気を遣う
▪︎抽出量が少ない
▪︎抽出条件の影響を受けやすい

The Brewはスマートで場所を取りませんが、マシンの高さギリギリの場所で使用しないでください。

ポットや炊飯器同様、上に蒸気が立ち上るため水滴が発生します。
腐食やカビの原因になるで

また、The Brewは自由度が高い代わりに抽出条件の影響を受けやすいです。

バイパス注湯のおかげで極端なブレは発生しませんが、挽き目やミルの性能が反映されやすい性質があります。
このあたりも次回検証します!

The  Brewをオススメしたい人

▪︎デザイン性の高いマシンが欲しい
▪︎ハンドドリップが好き
▪︎色々なコーヒーを試したい

The  Brewはコーヒーを普段淹れない方でも楽しめる素晴らしいマシンです。

それだけでなく、コーヒーを淹れているからこそ感じる面白さも兼ね備えています。

もちろん自分で淹れる方が美味しいけどな

それでも一手間を代行してくれる「The Brew」は、間違いなく今までに無いコーヒーメーカーといえます。

BALMUDA「The  Brew」レビューまとめ

The  Brewは時間をかけて丁寧な一杯をドリップしてくれます。

一度に素早く5杯以上作る用途には向きませんが、日常にゆとりを取り入れるには最適

手間のかかる抽出を自動で行うため、よりコーヒーを手軽に美味しく楽しめます。

The Brewを取り入れてから、コーヒーを飲む機会が増えて豆の回転も早くなりました

自動ドリップメーカーを使う日が来るとは夢にも思いませんでしたが、The  Brewは買って正解です。

これからの検証でも活躍の場が多数あるので、判った事があればお知らせしていきます。
2021年11月現在は、公式サイトやECサイトでも予約待ちの状況です。

随時Amazonや楽天の動向を確認しておく事をオススメします。

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Amazonは値段が釣り上がっているので、出回るまでは楽天の方が安心です。

「どうしても、今すぐ欲しい!」という方はAmazonならゲットできるかもしれません。

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