先日「コーヒーミル2」の記事で微粉や粒度などを徹底的に検証しました。
↓見れば納得!ポーレックスの性能検証↓

今回はそんなポーレックスと比較したいミルがあるので紹介します。
キャプテンスタッグ
ステンレスハンディーコーヒーミルS
ポーレックスより安く買いやすい価格なので、どの程度の性能か気になりました。
今回も微粉量や速さなど比較するので、ご購入の参考にして下さい。
キャプテンスタッグとは?
キャプテンスタッグは、パール金属株式会社の1部門からスタートして会社設立に至ったブランドです。
- ★キャプテンスタッグの誕生
- 1976年、家庭用品を扱うパール金属株式会社のアウトドア部門としてスタートした。
大地を悠々と移動して生活するたくましい牡鹿の群れ。そのリーダーとなるものは、群れの統率をとり、仲間を安全な場所へと導く大切な役割を果す。そして仲間からの信頼も厚い。そんな牡鹿(STAG)のリーダーというイメージに、『大自然の中で頼りになる存在』となりたいという思いを込め、アウトドア総合ブランド『CAPTAIN STAG』を立ち上げた。2012年には、『キャプテンスタッグ株式会社』を設立。
【引用】https://www.captainstag.net/about/
そのパール金属は、1967年からモノづくりの町である新潟県でスタートしています。

キャプテンスタッグコーヒーミルの特徴
・正式名称:18-8ステンレスハンディーコーヒーミルS
・型番:UW-3501
・容量:最大17g
・重量:231.5g(※ハンドル・滑り止め込み)
・高さ:13.5cm
・直径:4.5cm
・ミル刃:セラミック製
・挽き目:12段階(検証値)
・生産国:日本
凹凸のないフォルム
ボディに段差ができないよう、接続部が加工されている点が特徴的。
ポーレックスなどは、写真のように凹凸が発生して引っ掛かるポイントなります。
カラーバリエーションが豊富
キャプテンスタッグのミルは、他社のミルに比べてカラー展開が豊富。
▪︎グリーン
▪︎レッド(Amazon限定)
▪︎カーキ(Amazon限定)
しかもAmazon限定品はメッシュケースまで付いてきます。
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コンパクトで軽い
キャプテンスタッグのミルは、滑り止め込みで優れた軽さを実現しています。
その代わりスペック容量は17gと、一度に作れる量はコーヒー1.5杯分程度。
外刃が固定されている
キャプテンスタッグのミルは外刃が固定されているため、ポーレックスやHARIOのようにガタつきがありません。
代わりに洗浄ができない点と外刃が交換できないデメリットもあるので、ご自身の求めるスタイルを考慮して検討して下さい。
ハンドルが軽く挽きやすい
キャプテンスタッグのミルはハリオやポーレックスと比較しても、挽き心地が非常に良いと言えます。
その代わりに、挽き切るまでに時間がかかり回す回数も多いです。
分解組み立てが簡単
外刃が外れないので、各パーツに分解してもこれだけで済みます。
また、調節ネジも取り付けやすく締め付けに力が必要ありません。
内刃が水洗い可能
外刃は固定されているので洗えませんが、内刃は洗浄できます。
セラミックにコーヒーの油分が付着するのが嫌な場合は、ポーレックスがオススメです。
キャプテンスタッグコーヒーミルの口コミ
▪︎ハンドルが軽い
▪︎軸ブレが気になる
▪︎アウトドアに向いている
ポーレックスと同じく、日本製であることの安心感が購入理由に多く見られました。
もし軸ブレを気にされる場合は、1Zpresso社のミルが手堅いです。
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より正確な挽き目を求める場合は、海外の製品もご検討ください。
キャプテンスタッグコーヒーミル検証
挽き目の検証
キャプテンスタッグのコーヒーミルは、挽き目に関する目安や説明がありません。
②中挽きはどのあたり?
③エスプレッソは作れる?
④粗挽きはどのあたりまで実用的?
①0点(原点)はどこ?
今回の検証では、一切ハンドルが回らないところから辛うじて回せる段階を最小の挽き目(0点)とします。
②中挽きはどのあたり?
中挽きの定義は様々ですが、当サイトはカルディの挽き目「8」を基準にします。

逆に「6」は見比べると明らかに粒が細かいため、候補から外れました。
③エスプレッソは作れる?
キャプテンスタッグコーヒーミルの最小の挽き目「3」でエスプレッソが作れるか実験しました。
下記の条件で45秒以上抽出できれば合格ラインとします。
▪︎圧力:9気圧

④粗挽きはどのあたりまで実用的?
粗挽きの目安としてJPpro「125」と比較し、どのあたりまで実用的か検証しました。
結果、12段階までが実用的な範囲で使用できることがわかりました。
微粉量検証
キャプテンスタッグコーヒーミルの挽き目「6」~「8」で微粉量を計測します。
▪︎マイルドカルディ30gをグラインド
▪︎「#30・#40・#50」のふるいにかける
「#30」は1インチ(2.54cm)四方に30個の穴があるという意味です。
この作業を以下のセラミックミルでも行い、キャプテンスタッグと比較していきます。
▪︎ボンマック「8」
▪︎スマートG「8」
▪︎ポーレックス「11」
ふるいにかける過程でロスが出るので、あくまで目安としてお考えください。
挽き目「7」の結果は下記の通り。
#30~39:3.4g
#40~49:3.7g
#50以下:4.5g
他のミルの結果も写真掲載するのでご覧ください。
ちなみに挽き目「6」「8」のデータは写真の通り。
グラインド速度検証
キャプテンスタッグコーヒーミルを挽き目「7」で挽いた結果、下記のデータが得られました。
・回転数:約300回転
他のミルと比べるとこのようになります。
▪︎Zpro:50秒
▪︎JPpro:30秒
▪︎Grinder Go:38秒
▪︎スマートG:2分30秒
▪︎オーシャンリッチ:1分26秒
▪︎ポーレックス(新型):1分15秒
▪︎ポーレックス(旧ミニ):1分37秒
キャプテンスタッグコーヒーミルの評価
メリット
▪︎エスプレッソ挽きができる
▪︎メンテナンスが簡単
▪︎国産でありながら安価で優秀
「安いから性能が心配」と思っていましたが、大変失礼しました。

初めての手挽きコーヒーミルとして試しやすく、1人用なら十分満足できる性能といえます。
気になる点
▪︎外刃が外せない
▪︎容量が少ない
また、キャプテンスタッグは安い代わりに外刃は交換できないので、外刃が摩耗した場合は買い換える必要があります。
キャプテンスタッグをオススメしたい人
▪︎エスプレッソ挽きができるミルが欲しい
▪︎安くて性能のいいミルが欲しい
▪︎初めての手挽きミルを考えている
手挽きミルはピンからキリまであり、特に3000円代のミルは失敗も多い値段帯です。
カラーバリエーションも多いので、ゆっくりご覧になって探してみてください。
キャプテンスタッグ
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次回はポーレックスとの違いの比較や、リバーズのミルもレビューする予定です。
コメント
コメント一覧 (3件)
これ、外刃はずれますよ。
私もはじめは外せないと思っていましたが、切り欠きがあるのでもしやと思い、下に布巾を敷いてちょっと強めに打ちつけたらあっさり外れました(^_^;
なので毎回取り外して洗っています。
え!?ほんとですか!
数年越しの衝撃‥
無理に外すと割れるかもと思い躊躇してましたが、ドライバーで外してみましょうかね
ドライバーだと難しいかもしれません....試してないですが(^^;
しっかりした台の上に布巾など(衝撃吸収用)を敷き、ガンと打ちつけると外れます。
ただ、軸にはよくないかもしれません....
しかし、匂いが気になる方なので、洗えるメリットは捨てがたいです(^^;